4月26日(金)
ご講師の井上見淳先生のお話をお聴聞させていただきました。
ハッとさせられた話が、大谷翔平さんの通訳の水原さんの話でした。
大谷さんの人気とともに有名になった彼の周りにはきっと、たくさんの人がおられたでしょう。
でも今、彼の周りに誰かいるだろうか、たった一人孤独の中にいるんじゃないか、それが世間です、という話でした。
世間はピラミッドの一番上にいる人を崇め、褒め称えるけれども、阿弥陀さまのお慈悲はピラミッドの一番下の人にまず注がれていく、ということを改めて聞かせていただきました。
お釈迦さまはまさに、一国の王子であり、ピラミッドの頂点におられた方だったでしょう。
でも、そのすべてを捨てられて、求められたのは、何一つ持たなくても、一人も味方がいなくなって、たった一人であっても大丈夫という世界でした。
世間をすべてとして生きない、仏さまの話を聞いて歩みましょう。
明日よりご法座です。
どうぞお参りください。