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●目加田説子さん「「今」に潜む危機を執拗なまでに伝え続けること…戦争と平和に関わる報道の重要な使命」

2018年09月12日 00時00分55秒 | Weblog


今日の東京新聞』(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/)から、再びすいません、コピペ・マゴビキさせて頂きました。【「戦争と平和」報道の使命 目加田説子】(http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/08/26/115230)。

 《戦前に映画監督として活躍した伊丹万作は「戦争責任者の問題」というエッセーで、多くの人が戦争でだまされていたとの言説について「だましていた人間の数は、一般に考えられているよりもはるかに多かったにちがいない…つまり日本人全体が夢中になって互いにだましたり、だまされたりしていたのだろうと思う」と書いている。「『だまされていたと平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろういや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである」とも記している…見ないふり知らないふりをする私たちに、「今」に潜む危機を執拗(しつよう)なまでに伝え続けることそれが、戦争と平和に関わる報道の重要な使命である》。

   『●『だまされることの責任』読了(1/3)
   『●『だまされることの責任』読了(2/3)
   『●騙されることの責任
   『●戦争と原発: 伊丹万作さん
       「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」

   『●騙されること・騙されたフリの責任: 何度でも騙される
   『●予算編成から見えてくるもの: 投票者の責任
   『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、騙す阿呆に、騙される阿呆
   『●騙されることの責任、再び: 特定秘密保護法案を
          仲良く協議する翼賛与党・翼賛野党議員に投票した人々

   『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
          「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ

   『●無関心の責任: 自公は「原子力に依存しなくてもよい経済・
             社会構造の確立」、「原発ゼロ」を公約

   『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」
   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

   『●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、
         高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点

   『●選挙を何度やっても、「騙されることの責任」 
        「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?
   『●「学費“無償化詐欺”…選挙の公約が早くも骨抜きで「詐欺的」」…
                     アベノサギに何度も騙される方の大問題
   『●そういうことで騙される人はたくさんいる: 
     内閣支持率49.4%、アベ様による消費増税賛成46・5%
   『●新潟《県民の多数は再稼働を拒絶》なので、
       再稼働反対派の少なからずの方々が…「騙されることの責任」
    「何度騙されれば分かってもらえるのでしょうか? 公約だろうが
     なんだろうが、彼らは平気でウソをつくのです。 アベノサギ
     「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」 投票してしまった
     新潟県民の皆さんや、同じ構図の名護市長選で自公候補者に投票して
     しまった名護市民の皆さんには、これまでの頑張りに対して敬意を
     表しますが…「騙されることの責任」を思わざるを得ません。眠り猫
     ままでは、積極的に自公候補者を落選させる選挙行動をとらなければ、
     ニッポンの政治は悪くなる一方。「眠り猫」の皆さん、「考えないことの罪
     (ハンナ・アーレント)を犯してはいないでしょうか? 」

 《だまされるということ自体がすでに一つの悪である》。
 伊丹万作監督の言葉。「多くの人が戦争でだまされていたというが、だまされるということ自体がすでに一つの悪である/だますものだけでは戦争は起こらない/だまされていた、といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう」。

   『●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・  
      自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!
   『●日本会議系バリタカ派知事など絶対にダメ!…
      「死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった」
   『●《 #ケチって火炎瓶 》…「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様が
                       国会議員、自民党総裁、ましてや首相?

 記事の最後に、目加田説子さんは《見ないふり知らないふりをする私たちに、「今」に潜む危機を執拗なまでに伝え続けること。それが、戦争と平和に関わる報道の重要な使命である》と言います。《執拗なまでに伝え続けること》…是非、実践しましょう。

   『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
                 …《あなたの政治的ポジションを見つけて…》
    《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
     「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
     それ、常識。》《党派性をもたずに政治参加は無理である。》

   『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
      《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》

    《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
     …専門的には「番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム」理論という》
    《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
     一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
     成長し、民主主義社会に貢献できる
のではないか》

   『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
                    …《今、ジャーナリズムと野党の…》

    《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す

   『●「公平・公正な報道」を求める文書の「こと細かな注文に従うのか」? 
                            「報道の自由」を行使するのか」?
    「さて、こちらの「注文」主は、血判状を集めて回る「ヤクザまがい」
     瓶三親分「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」。選挙妨害という
     「不公平・不公正」な選挙をし、公職選挙法違反なアベ瓶三親分が、
     公平・公正な報道」を求める文書の「注文」主
    「「店主」メディアは、「ヤクザまがい」アベ瓶三親分の「公平・公正な報道」を
     求める文書の「驚くほど具体的で細かい注文」に従うのか? それとも、
     メディアの矜持を見せて「報道の自由」を行使するのか? 《権力の監視
     《権力のチェック機能》《番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム》が失わる行く
     なかで、さて…」

   『●浅野健一さん、「口先で…批判…トランプ大統領よりも、
            メディアを手なずけている安倍首相のほうが悪質」
    「日刊ゲンダイの記事【巨悪に甘い日本の大メディア 米紙トランプ一斉批判で
     露呈】…《とうとう米国内のメディアから集中砲火を浴びたのだが、
     日本の大メディアはこの“ケンカの作法”を学ぶ気はないらしい
     ■マスコミを懐柔する安倍首相は野放しに》」

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http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/08/26/115230

              今日の東京新聞
    購読している東京新聞の記事を紹介します。読者の応援ブログです。

2018-08-26
「戦争と平和」報道の使命 目加田説子

新聞を読んで/「戦争と平和」報道の使命 目加田説子/5面

 8月の東京新聞は広島、長崎、終戦記念日を丁寧に、カを込めて報じた。

 権力者の公式発言はむしろ脇役で、主役は被爆・戦争体験者の言葉、戦争を語り継ぐ若者の取り組み、そして顧みられないままの人々の現在、例えば「北朝鮮被爆者 置き去り」(4日朝刊24面)など、民草の過去と現在を報じる記事だった。戦争体験を風化させないためにどう伝えたらいいのか。多くの記者が現場で悩みながらも多様な視点で取材を試み、奔走する日々が目に浮かぶようだった。

 社説にも気迫を感じた。「『韓国のヒロシマ』から」(6日朝刊5面)をはじめ、14日から3日連続で「国家は国民を守るのか」「平和をつくるために」「不戦の思いを次世代に」(いずれも朝刊5面)と、戦争を繰り返さない決意が伝わる力作だった。

 民草の視点で多くの主張、報道を展開した本紙を読んでいるうちに、戦争を停められなかったのはなぜだったのか、その責任はどこまで広がるのだろうかと、ふと考えた。

 ナチスで最も冷酷と恐れられた宣伝大臣、ゲッペルスの秘書が69年の沈黙を破って告白したドキュメンタリー映画『ゲッペルスと私』(今年公開)。秘書はホロコーストについて「自分は何も知らなかった。私に罪はない」と語った。若き一秘書にすぎなかった彼女が、ナチスの戦争に加担したと言えるのか、責任があるのか。

 戦前に映画監督として活躍した伊丹万作は「戦争責任者の問題」というエッセーで、多くの人が戦争でだまされていたとの言説について「だましていた人間の数は、 一般に考えられているよりもはるかに多かったにちがいない…つまり日本人全体が夢中になって互いにだましたり、だまされたりしていたのだろうと思う」と書いている。

 「『だまされていたと平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろういや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである」とも記している(『伊丹万作エツセイ集』ちくま学芸文庫)。つづられたのは昭和21年8月だった。

 平和は願うものではなく、反戦・非戦の運動によって闘いとられるものである。平和を「祈る」だけでは十分ではない。安保法制秘密保護法、そして、今秋にも始まるともされる憲法改正論議の本格化が、どこに向かおうとしているのか。「国家を平和へと向けさせるのは私たちの判断と意思である」(15日朝刊社説)。その通りだ。

 見ないふり知らないふりをする私たちに、「今」に潜む危機を執拗(しつよう)なまでに伝え続けることそれが、戦争と平和に関わる報道の重要な使命である

 (めかた・もとこ/中央大総合政策学部教授)※この批評は最終版を基にしています。
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●新潟《県民の多数は再稼働を拒絶》なので、再稼働反対派の少なからずの方々が…「騙されることの責任」

2018年06月20日 00時00分18秒 | Weblog


リテラの記事【新潟県知事選で当選した花角英世が一週間で豹変し「原発再稼働は当然ありうる」! 背後に官邸と経産省の意向】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4072.html)。

 《最大の争点は、県民の65%が反対(地元紙・新潟日報の世論調査)している柏崎刈羽原発の再稼働の是非だった…ところが、いや、やっぱりと言うべきか。その花角新知事が、はやくも馬脚を現したらしい。選挙戦中の発言から一転、原発再稼働を「当然ありうる」と言い出したというのだ》。

   『●発言に人格が現れ、呼ばれ方に
          人間性が表れる: 「石原元「ト」知事」と「栄佐久さん」
   『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の 
      佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?
   『●よりによって自民党から出馬…「反東電ですが、
       反原発ではありません」な泉田裕彦前新潟県知事…
   『●米山隆一新潟県知事は「県に運転停止の権限」、
           「私は、根拠のない“ケンカ”はしません」と…
   『●「新潟の野党勢力は今こそ、踏ん張り時」! 
       東京電力に柏崎刈羽核発電所を再稼働させるなんて狂気な凶器
   『●新潟県知事選: 「中央の紐付き忖度官僚候補
       VS再稼働反対の民意に寄り添う県議候補」という与野党激突
   『●花角英世新潟県新知事…「柳瀬氏同様、
       安倍政権下で出世してきた元官僚」…女性差別発言隠蔽は体質の体現
    「池田千賀子さんや支持者の皆さんの大変な頑張りは報われませんでした。
     本当に、折角の良い候補者であり、野党の統一候補者でしたのに…。
       大変に残念な結果となってしまいました。あの東京電力の核発電所
     再稼働が大きな争点だったはずなのに、再稼働反対派の少なからずの方が
     自公候補者に投票されたようです。構図としては、辺野古破壊の際の
     名護市長選に近く、与党自公の争点隠しが功を奏してしまいました。
     投票率ももう少し高いものを期待していました。眠り猫のままでは、
     政治は悪くなる一方」
    「アノ東京電力に核発電所を再稼働させてしまうリスクは確実に上昇した
     と言わざるを得ません。再稼働反対派新潟県知事だった際にも、
     与党・自公は核発電「寄生」委員会を使い、着々と柏崎刈羽核発電所の
     再稼働に向けて歩を進めていたのに、【検証2~3年と新知事、新潟 
     菅氏は県民理解を重視】…なんていうことが、今後、守られる訳がない
     再稼働に反対であるにもかかわらず、自公・花角氏に投票した方は、
     名護市で何が起きているかを見た方が良い

   『●「事実無根のデマ」…「もしこれが立件されれば、
       長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう」


 新潟《県民の多数は再稼働を拒絶している》はずなので、再稼働反対派の少なからずの方々が、自公候補者だった花角英世氏に投票してしまった訳だ。その結果が、《ところが、いや、やっぱりと言うべきか。その花角新知事が、はやくも馬脚を現したらしい。選挙戦中の発言から一転、原発再稼働を「当然ありうる」と言い出した》…。
 何度騙されれば分かってもらえるのでしょうか? 公約だろうがなんだろうが、彼らは平気でウソをつくのです。 アベノサギ。「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」 投票してしまった新潟県民の皆さんや、同じ構図の名護市長選で自公候補者に投票してしまった名護市民の皆さんには、これまでの頑張りに対して敬意を表しますが…「騙されることの責任」を思わざるを得ません。眠り猫のままでは、積極的に自公候補者を落選させる選挙行動をとらなければ、ニッポンの政治は悪くなる一方。「眠り猫」の皆さん、「考えないことの罪」(ハンナ・アーレント氏)を犯してはいないでしょうか? 

   『●『だまされることの責任』読了(1/3)
   『●『だまされることの責任』読了(2/3)
   『●騙されることの責任
   『●戦争と原発: 伊丹万作さん
       「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」

   『●騙されること・騙されたフリの責任: 何度でも騙される
   『●予算編成から見えてくるもの: 投票者の責任
   『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、騙す阿呆に、騙される阿呆
   『●騙されることの責任、再び: 特定秘密保護法案を
          仲良く協議する翼賛与党・翼賛野党議員に投票した人々

   『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
          「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ

   『●無関心の責任: 自公は「原子力に依存しなくてもよい経済・
             社会構造の確立」、「原発ゼロ」を公約

   『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」
   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

   『●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、
         高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点

   『●選挙を何度やっても、「騙されることの責任」 
        「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?
   『●「学費“無償化詐欺”…選挙の公約が早くも骨抜きで「詐欺的」」…
                     アベノサギに何度も騙される方の大問題
   『●そういうことで騙される人はたくさんいる: 
     内閣支持率49.4%、アベ様による消費増税賛成46・5%

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http://lite-ra.com/2018/06/post-4072.html

新潟県知事選で当選した花角英世が一週間で豹変し「原発再稼働は当然ありうる」! 背後に官邸と経産省の意向
2018.06.16

     (花角英世公式サイトより)

 6月10日投開票の新潟県知事選挙で、「原発ゼロ」を掲げる池田千賀子氏らを破り当選した花角英世氏。最大の争点は、県民の65%が反対(地元紙・新潟日報の世論調査)している柏崎刈羽原発の再稼働の是非だった

 花角氏は、再稼働政策を進める自民・公明両政権与党の支持を受けつつも、公約では原発再稼働に慎重姿勢を見せていた。選挙戦でも「原発は怖い」「県民が納得しない限り、原発を動かさない」などと繰り返し、再稼働反対派の票を取り込むことで接戦を制した。

 ところが、いや、やっぱりと言うべきか。その花角新知事が、はやくも馬脚を現したらしい。選挙戦中の発言から一転、原発再稼働を「当然ありうる」と言い出したというのだ。朝日新聞が16日付新潟版朝刊でスクープした。

 記事によれば、花角知事は15日、東京で行われた新潟県選出の国会議員への説明会に出席。冒頭を除き非公開だったというが、朝日新聞新潟版は「出席者によると」としてこのように報じている。

   〈出席者によると、無所属の会黒岩宇洋衆院議員(3区)が
    「条件付きで再稼働を認める可能性はあるのか」と質問したのに対し、
    花角知事は「当然ありうる。ゼロか1かの予断を持っていない」と答えたという。〉

 花角氏は12日の就任会見でも、再稼働について「私自身への信任を県民に問いかけるのがはっきりさせる方法」としたうえで、記者から在任中は再稼働を認めないのかと問われ、「結果的に私が在任している間は、原発は動かないということと明言していた。それからわずか3日後に「(再稼働は当然ありうる翻したとは……


選挙では裏で東電が支援、当選後は安倍首相と面会した途端の豹変

 もっとも、花角氏が当選後一転して原発再稼働を容認するだろうとの見方は極めて強かった。本サイトでも紹介したが、花角氏は毎日新聞によるアンケートでは「将来的には原発に依存しない社会の実現を」などとしながら、同時に「(原発が)ベースロード電源との、国の位置づけは承知」などと含みをもたせていた。また、朝日新聞のアンケートでも、柏崎刈羽原発の賛否を問う質問に「どちらとも言えない」と濁していた

 さらに、選挙戦中には「創価学会だけでなく、原発ムラも裏で相当に動いている。表立った動きは控えていますが、東京電力が社員や関係企業を通じて強力に組織票を固めている」(地元紙記者)と言われていた。11日のNHK報道によれば、〈今回の知事選挙の結果を受けて、東京電力は、引き続き新潟県に柏崎刈羽原発の再稼働への理解を求めていくことにしています〉というが、あまりに白々しい

 そうしたことから、花角氏が知事になれば原発再稼働に踏みきることはほとんど決定的ではあったが、それにしても、当選からわずか1週間たらずで“正体”を剥き出しにするとは、さすがに予想外だろう。

 実は、このあまりに早期の再稼働容認発言は、官邸・経産省の要望に応じたものではないかとの見方がある。

 周知の通り、花角知事は、国会議員への説明会で「当然ありうる」と発言した同じ15日に、経産省内で世耕弘成経産相と面談。花角知事は再稼働問題について具体的な議論はしなかったとしているが、会談後には記者団に対し「まったく動かさないから、100%動かすまですべてあり得る」と述べたという(16日付毎日新聞)。

 また、上京した13日には官邸で安倍首相、菅義偉官房長官らと会っている。そこで、安倍首相から柏崎刈羽の再稼働について何らかの発言があった可能性は高いだろう。

 言うまでもなく、東電が福島第二原発の廃炉を表明したことも大きく影響している。東電から見ると、柏崎刈羽原発の再稼働ができれば問題が山積みの福島第二原発に固執しなくてすむ。また、自民党としては、今年10月に行われる福島県知事選で支援するとみられる現職・内堀雅雄知事の援護射撃にもなる。見方を変えれば、今回の花角新潟県知事のあまりに早い再稼働容認発言は、政府与党、東電とのトライアングルのなかでの“玉突き”と捉えることもできるだろう。

 いずれにしても、県民の多数は再稼働を拒絶している。選挙では花角氏が勝ったとはいえ、これで争点隠しと裏切りが明白になった。新潟だけの問題ではない。こんな卑劣を許してしまえば、今後も各地で同じことが繰り返されてしまうだろう。再稼働を阻止するためには、やはり私たちが反対の声を大きくしていくほかなく、その根っこである安倍政権にNOを突きつけるしかないのだ。

(編集部)
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●実行されない「丁寧に説明」…実行するべきは「私や妻が関係…総理大臣も国会議員も辞める」という啖呵

2017年05月25日 00時00分33秒 | Weblog


日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/実行されない「丁寧に説明」】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1820966.html)。

 《★「丁寧に説明していくことが必要」は首相の大好きな言葉だ。安保法制の時も共謀罪も、憲法議論でも絶えずこの一言を付け加える。ただ、それを実行したことはない森友学園疑惑にしても自身の潔白を証明したいのならば、森友学園と極めてじっこんな昭恵夫人に記者会見なり、国会招致なりをやらせればいい。この“ズブズブ”感がある限り、疑惑は晴れないだろう》。


   『●争点は「壊憲」: アベ様「マニフェストのなかに書いてあります」!
                          …「いちばん最後、たったの10行」
     《これがこの国の総理大臣なのか……そう深い溜息をつかずには
      いられなかった。…あれだけ「国民に丁寧に説明をする
      と言っていたのに、この有り様見苦しいにも程があるが、…。
       …憲法改正こそが参院選における最大の争点

   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

     「3日の衆議院予算委員会。安倍首相は、集団的自衛権の行使を
      どうするかの判断基準になる「新3要件」のうち「国民の生命、
      自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」の
      「明白な危険の範囲に関し、
          「明白な危険とは、まさに明白だ
      と答えた。このことについて、民主党の枝野幹事長が頑張って
      質問していたが、堂々と、
          「曖昧ではない」(首相)
      だって。いや、だから、それが曖昧だっていうんだよ。ひょっとして、
      ウケ狙いかとさえ思ってしまう……。
       安倍さんはなにか質問されると、いっつも「国民には丁寧に
      説明をしていく」という。明白な危険とは、「まさに明白な危険」で、
      疑問に対しては、国民に丁寧に説明をしていくで終わり
       頭をバリバリ掻きむしりたくなる。会話とはどういうものか
      そっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、と思う。」

   『●この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁: 
         「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」
    「この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁
     「君はどう考えてんの?」「談話を受け継ぐ、って言ってるよ!」…
     では会話になっていない。どこが、「国民には丁寧に説明をしていく
     なのか?? 室井佑月さん曰く、「頭をバリバリ掻きむしりたくなる」、
     「会話とはどういうものかそっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ
     と思う」。まったく同感」

   『●アベ様の「森友」質問ブチ切れに「忖度」して強行採決
         …「質問権の侵害…言論封殺…国会の自殺行為」
    「《自民党は委員長職権を濫用して森友問題への追及を完全に
     シャットアウト》《安倍首相はこうしたやり方で森友問題を
     潰す腹づもり》。そのくせ、
     「国民の理解を得られるように丁寧に説明する」…それを国会で
     実行したことがないということを再び実証。
     消えゆく森友「教育破壊」問題。《官邸はメディアに“森友報道の
     報復”をちらつかせていると言われ、一気に疑惑に蓋をする方針
     だそうで、寒気がします。《世論無視議会無視、そしてメディア圧力に
     よってすべてを握り潰そうとする安倍政権》」

   『●「米国の戦争に巻き込まれ息子が殺したり殺されたりするのは
                  嫌だと思い、いても立ってもいられ」なかった

    《安倍首相は安全保障関連法案を『丁寧に説明する』と言っていましたが、
     実際には丁寧な説明はありませんでした米国の戦争に巻き込まれ
     息子が殺したり殺されたりするのは嫌だと思い、
     いても立ってもいられませんでした


 「《アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく》、でも、そうしたタメシ」は、これまで、一度もない
 そして、今、アベ様のやるべきことは、あの大見得・啖呵の有言実行…《私や妻が関係…総理大臣も国会議員も辞める》。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私も妻も一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

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http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1820966.html

政界地獄耳
2017年5月10日9時4分
実行されない「丁寧に説明」

 ★9日の参院予算委員会では一連の20年憲法改正発言の首相・安倍晋三の真意を民進党代表・蓮舫が問いただした。首相は「そう角突き合わせず、冷静な議論を」というが、挑発したのは首相自身だ。ただ「党総裁としての発言なのでここでは答えない」は筋論のようで、読売新聞のインタビューは官邸で行ったなど、けじめのない“ズブズブ”感は否めない。少なくとも官邸の外、党本部で行えばいいことだ。これで各党が議論を深めろというのならば、自民党が今までの議論にない提起を突然党総裁が言い始めたことを整理して各党と国民に丁寧に説明すべきだろう。

 ★「丁寧に説明していくことが必要」は首相の大好きな言葉だ。安保法制の時も共謀罪も、憲法議論でも絶えずこの一言を付け加える。ただ、それを実行したことはない森友学園疑惑にしても自身の潔白を証明したいのならば、森友学園と極めてじっこんな昭恵夫人に記者会見なり、国会招致なりをやらせればいい。この“ズブズブ”感がある限り、疑惑は晴れないだろう。

 ★韓国の大統領選直前の8日、官房長官・菅義偉は会見で「川崎フロンターレ・サポーターが韓国での試合の際に応援で旭日旗を掲げ処分された受け止めを」と読売に問われた。菅は「コメントは控えるべき」と適切な答弁だったが、続けて同紙は「旭日旗の位置づけ」を聞いた。菅は「自衛隊旗や自衛艦旗だけでなくて、大漁旗あるいは出産、節句の祝い旗など日本国内で現在も広く使用されていると考えている」と答えた。国旗が祝日に掲揚されることも少ないのに旭日旗がそれほど広く使われているとは知らなかった。それよりも中国や韓国から見れば日本の軍国主義の象徴だし、今までの日本社会や、政府答弁ではもう少しデリケートな扱いをしたと思う。これに韓国から反発が…。ニュースが作られていく様を見るようだが読売は何が目的なのか。(K)※敬称略
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●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない

2017年03月15日 00時00分02秒 | Weblog


日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/私学への異常肩入れ 安倍神経問われる】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1783807.html)。
リテラの記事【安倍首相が小池晃に証拠を突きつけられ逆ギレ! 森友学園理事長が口利き依頼したのは麻生財務相の側近だった】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2955.html)。

 《志位和夫は「異常で奇怪な取引であり、政治家の関与なしにこういうことは起こり得ない」と政界の関与なくして、ここまで役人がでたらめな払い下げはしないとの認識を示した…それを認めない首相・安倍晋三の厚顔さにはあきれるばかり。私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として不見識で不適切だとは思わない神経が問われる》。
 《本日おこなわれた参院予算委員会で、驚くべき情報が明らかになった。質問に立った共産党の小池晃議員は、「ある国会議員の事務所の面談記録を入手した」といい、そこには学校法人森友学園側と近畿財務局や大阪航空局とのやりとりが克明に記録されていると明かしたのだ》。

 《それを認めない首相・安倍晋三の厚顔さにはあきれるばかり。私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として不見識で不適切だとは思わない神経が問われる》…問題は、デンデン王国「裸の王様」アベ様夫妻にはその種の「神経」が無いこと! お維にもね!!

 「ト」な幼稚園への感謝状だけでなく、稲田朋美大臣・弁護士センセは、どうももっといろいろ脛に傷があるようですよ、《アッキード事件》絡みで。小池晃さんと、彼我の差やネ!!

   『●稲田朋美氏はアベ様一押しの「未来の総理」だそうです。
           あ~、カンベンシテクダサイ、オネガイデスカラ…
   『●「憲法を言葉遊びに使い」「憲法が分かっていない」
      「法曹界の秩序の矜持もない」稲田朋美弁護士センセ


 一方、東京新聞の記事【安倍首相、犯罪者扱いは不愉快 野党追及にいら立ち】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017030101001944.html)によると、【昭恵夫人に関する質問に「犯罪者扱いは極めて不愉快」と何度も繰り返し反論した。野党から連日追及され、自身や夫人の責任も問われる状況にいら立ちを隠せなかったようだ。共産党の小池晃氏が、夫人と学園の籠池泰典理事長が知り合った時期を質問。首相は知らないとして食ってかかったが、小池氏は「犯罪者扱いはしていない」と首相発言の撤回を求め、審議は度々中断」…したそうです。
 「昭恵さんは、彼といつ頃知り合ったのですか?」「犯罪者扱いするのか!」って。相変わらずのトンチンカンぶりな「裸の王様」。

   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

     「3日の衆議院予算委員会。安倍首相は、集団的自衛権の行使を
      どうするかの判断基準になる「新3要件」のうち「国民の生命、
      自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」の
      「明白な危険の範囲に関し、
          「明白な危険とは、まさに明白だ
      と答えた。このことについて、民主党の枝野幹事長が頑張って
      質問していたが、堂々と、
          「曖昧ではない」(首相)
      だって。いや、だから、それが曖昧だっていうんだよ。ひょっとして、
      ウケ狙いかとさえ思ってしまう……。
       安倍さんはなにか質問されると、いっつも「国民には丁寧に
      説明をしていく
」という。明白な危険とは、「まさに明白な危険」で、
      疑問に対しては、国民に丁寧に説明をしていくで終わり
       頭をバリバリ掻きむしりたくなる。会話とはどういうものか
      そっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、と思う。」

   『●この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁:
         「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」
    「この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁
     「君はどう考えてんの?」「談話を受け継ぐ、って言ってるよ!」…
     では会話になっていない。どこが、「国民には丁寧に説明をしていく
     なのか?? 室井佑月さん曰く、「頭をバリバリ掻きむしりたくなる」、
     「会話とはどういうものかそっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ
     と思う」。まったく同感」

 最後に、もう一匹のムジナ登場。堀りガイがありそうですよ、マスコミの皆さん。
 《ありえない国有地激安取引は、安倍首相と麻生財務相という政権の重鎮コンビが連携して仕掛けた可能性も浮上してきた》。
 こんなことをやっていると、そのうちに足をすくわれすよ、「ダーク」で「ウルトラ差別主義者」の「炭坑王一族の末裔」・麻生太郎殿。《副総理兼財務相・麻生太郎に至っては「何調子のいいこと言ってんだよ」と野党の追及をかわしている。首相夫妻が一私学に肩入れしていることを、今度は副総理が擁護している国会でのやりとり。公人として積極的に守ろうとしているということに気づかないのは既にこの内閣が、口利きや権力を使った商行為を肯定しているからだろう》

 もうそろそろ、アベ様の「大見得」を実行して頂く時期かと。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
          子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳
   『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
        証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?
   『●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、
          そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)
   『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊: 
     ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ
            …「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
   『●デンデン王国「裸の王様」の御妃は「私人」?…
        「少なくとも、森友学園との関係で「私人」は通用しない」
   『●「瑞穂の國記念参院予算委員会」は酷かった…
        「平成の治安維持法」を目指す「裸の王様」の取り巻きの醜さ
   『●ブチ切れるデンデン王国「裸の王様」の墓穴…
      ムジナ全員が過剰に忖度し事実として《影響を与え》たのです

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http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1783807.html

政界地獄耳
私学への異常肩入れ 安倍神経問われる
2017年2月25日9時16分

 ★国有地払い下げに疑惑が持ち上がる森友学園問題だが、衆院予算委員会などで野党の追及が続く。23日、共産党委員長・志位和夫は「異常で奇怪な取引であり、政治家の関与なしにこういうことは起こり得ない」と政界の関与なくして、ここまで役人がでたらめな払い下げはしないとの認識を示した。いずれにせよ、現職の首相の妻が内閣総理大臣夫人の肩書で私立小学校の名誉校長に就任することで募集の広告塔になっていることや、それを認めない首相・安倍晋三の厚顔さにはあきれるばかり。私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として不見識で不適切だとは思わない神経が問われる

 ★副総理兼財務相・麻生太郎に至っては「何調子のいいこと言ってんだよ」と野党の追及をかわしている。首相夫妻が一私学に肩入れしていることを、今度は副総理が擁護している国会でのやりとり。公人として積極的に守ろうとしているということに気づかないのは既にこの内閣が、口利きや権力を使った商行為を肯定しているからだろう。これに疑問を持たない国民やメディアも異常としか言いようがない

 ★元維新の衆院議員・上西小百合は「私が国会議員になった4年前、維新から『塚本幼稚園』を視察してその素晴らしさを広めろと命じられました。行ったら異様だったので“卑怯”な私はブログにアップするのをやめました。森友学園問題は松井一郎・大阪府知事が認可した責任を取って終わるでしょうね。維新はいつもそんなもの。さすが自民党」とツイートしている。確かに上京するたび頻繁に日本維新の会代表・松井一郎・大阪府知事と前大阪市長・橋下徹首相と会食を続ける。橋下は、ツイッターで政権の対応に苦言を呈しているが、この払い下げ時には、維新の共同代表だった
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http://lite-ra.com/2017/03/post-2955.html

安倍首相が小池晃に証拠を突きつけられ逆ギレ! 森友学園理事長が口利き依頼したのは麻生財務相の側近だった
2017.03.01

      (上・自由民主党HPより/下・日本共産党参議院議員
       小池晃公式サイトより)

 本日おこなわれた参院予算委員会で、驚くべき情報が明らかになった。質問に立った共産党の小池晃議員は、「ある国会議員の事務所の面談記録を入手した」といい、そこには学校法人森友学園側と近畿財務局や大阪航空局とのやりとりが克明に記録されていると明かしたのだ。

 この記録は2013年8月5日からはじまるといい、小池議員は面談記録の一部を読み上げた。それは驚愕の内容だ。

   「8月5日、籠池泰典氏が来訪。塚本幼稚園が小学校設立希望の件。
    豊中市の国有地借地を希望。近畿財務局より
    『学校の場合は購入のみ』と回答あり。
    『ついては8年間の借地にてその後購入とできないか』」
   「9月13日。籠池氏から相談あり。『9月12日、大阪府庁に近畿財務局の
    国有財産管理官が来て、小学校設立認可のお墨付きが必要と。
    大阪府は土地貸借の決定が必要と。鶏と卵の話。なんとかしてや』」
   「その日の午後、近畿財務局からの回答。『ある意味、鶏・卵の話ですが、
    前向きにやっていきますから』」

 しかも、10月12日にはこの国会議員事務所に籠池夫妻が来訪したといい、その日の記録にはこう書かれていたという。

   「小学校用地の件。近畿財務局と大阪航空局職員数名とともに現地視察。
    その際、事務方の判断できることではないというニュアンスを感じたので、
    上から政治力で早く結論が得られるようにお願いしたい。土地価格の
    評価額を低くしてもらいた

 政治力でなんとかしてくれ──。つまり、国有地の取引に政治家が絡んでいた、しかも「圧力をかけてくれと要望されていたことがこれによって明確になったのである。

 さらに、籠池理事長はこの政治家に、こう要望している。

   「(2014年1月31日)小学校用地の件。近畿財務局と前向きに交渉中。
    賃料および購入額で予算オーバー。賃料年間3500万円を2500万円に、
    売却予定額15億を7〜8億円に、が希望」
   「(2015年1月9日)国有財産貸借の件。本日、財務省担当者より
    土地評価額10億、10年間の定期借地として賃料年4%、約4000万円の
    提示あり。高すぎる。2〜2.3%を想定。なんとか働きかけしてほしい

 事実、この要望後の2015年5月29日には、籠池理事長の希望通り、貸付料は月額227万5000円、年額2730万円で定期借地契約が締結されているのである。これだけのディスカウントが実際におこなわれている事実を見れば、「上からの政治力によって取引がなされていったことは明白ではないか。

 一方、与党議員の関与の証拠を突きつけられた安倍首相は、あからさまなまでに狼狽。「読まれた文書は本当のことかわからない。立証する責任はそちらにある」と詭弁を弄し、「(面談記録が)私の事務所であるかのような印象を与えていますよ!」「かつては偽メール事件があったじゃないか」などと激昂した。

 さらに、「昭恵夫人は籠池理事長といつから知り合いなのか何度会われているのか」という質問に対して、安倍首相は「私は公人だけど妻は私人だ」と回答。安倍晋三内閣総理大臣夫人という肩書きで名誉校長に就いていたのだから私人と言えるはずがないが、つづけて安倍首相は「妻を犯罪者扱いするのは、私は極めて不愉快ですよ! 本当に不愉快ですよ!またも逆ギレした

 向けられた疑惑に「私は知らない」と頬被りし、籠池理事長との関係にしても答弁を二転三転させているからこそ、何度も質問せざるを得ない状態になっているのだ。なによりこの問題は、昭恵夫人が名誉校長を引き受けていた歴然たる事実がある。それで関係を追及されても、安倍首相は「犯罪者扱いだ!」の繰り返し。挙げ句、「安倍昭恵幼稚園と書いてあれば、理財局が恐れ入りましたと言って安くするんですか? そんなことあり得ないでしょ!」と激怒したのだ。

 だが、安倍首相がいくら逆ギレしても、首相をはじめ政権幹部の関与は隠しきれないだろう。

 きょう、小池議員は質問のなかで明かさなかったが、この面談記録を入手した国会議員とは、参院特別委員会委員長として安保法制の採決を強行した参院大物議員・鴻池祥肇だった。鴻池はさっそく会見を開いて、陳情は認めながら口利きは完全否定したが、これまでの鴻池の二枚舌を見ているとそのまま信じるわけにはいかない。

 そもそも『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)でも常連で極右思想の持ち主として知られる鴻池議員は以前から籠池理事長との関係が取り沙汰されていた。現に、2008年に塚本幼稚園で開かれた「教育再生地方議員百人と市民の会 第10回定期総会」では、鴻池議員が基調講演をおこなっている。

 しかも、である。鴻池氏は麻生太郎財務相の側近中の側近なのだ。

   「麻生氏と鴻池氏とはJC(日本青年会議所)時代からの師弟関係で、
    麻生派にも立ち上げから参加して副会長を務め、麻生内閣では
    官房副長官に就任しています。永田町では『麻生派の筆頭家老
    と呼ばれるくらいの存在です」(全国紙政治部記者)

 そして、鴻池議員の親分である麻生財務相は説明するまでもなく、森友学園が交渉していた近畿財務局を統括する最高責任者だ。そんなところから、子飼いの鴻池議員に頼まれた麻生財務相が近畿財務局を動かしたのではないかという疑惑の声が高まっている。

 2015年9月4日に森友学園関係者が近畿財務局を訪ね、統括管理官と大阪航空局調査係と話し合いをもっていたことが先週明らかになったが、この森友学園と国が面談した日の前日、安倍首相は当時、財務省理財局長だった迫田英典氏(現・国税庁長官)と面会している。既報の通り、迫田前理財局長は2015年に計5回も安倍首相と面会しているのだが、そのうち8月7日と12月15日は麻生財務相も同席、10月14日は麻生財務相と迫田氏が入れ違いで安倍首相と面会しているのだ。

 ありえない国有地激安取引は、安倍首相と麻生財務相という政権の重鎮コンビが連携して仕掛けた可能性も浮上してきた。

 明日午前9時からの参院予算委員会でも小池議員が引き続き問題を追及する予定だというが、鴻池議員の関与が明らかになったいま、はたして安倍首相はどう言い逃れするつもりなのか。野党には徹底追及を望みたい。

(編集部)
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●誰が憲法を「破る者」=「壊憲者」か?: 自公お維支持者、「眠り猫」の皆さんと「考えないことの罪」

2017年01月12日 00時00分10秒 | Weblog


東京新聞の桐山桂一さんによるコラム【【私説・論説室から】憲法と「君たち」の関係】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017011102000142.html)。

 《表向きは憲法に反しないといいつつ、立法府が「へりくつをつけて、実は憲法に反するような法律がつくられている」と述べている。安全保障法制見越しているかのようだ》。

   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
      「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
    《それは、自民党の憲法改正草案とはずばり「国民主権、平和主義、
     基本的人権の尊重」の3つをことごとく否定する中身だからだ
      先日発売された自民党改憲草案の批判本『あたらしい憲法草案のはなし』
     (太郎次郎社エディタス)は、〈憲法草案、すなわちあたらしい憲法の三原則〉
     について、その本質をこう指摘している。
      〈一、国民主権の縮小
       一、戦争放棄の放棄
       一、基本的人権の制限〉》

   『●「憲法九条…戦争放棄はGHQの指示ではなく、
       当時の幣原喜重郎首相の発意だったとの説が有力」
   『●花森安治さんの「「武器を捨てよう」は
      憲法押し付け論を批判し、9条の意義を説く一編」
   『●壊憲派の沈黙、押しつけ憲法論という思考停止: 
       「二項も含めて幣原提案とみるのが正しいのではないか」
   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                  ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●壊憲反対の不断の声を:  
     「戦後の歴史の岐路かもしれません。不断の努力こそ求められます」
   『●「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…
      「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」
   『●「ト」な《党の公式文書》自民党壊憲草案… 
      「言論の府」で議論する価値など全く無し、を自ら認めた?
   『●沖縄差別: 「両論併記は比較すべきものでもないものすら
                  論”に昇格させてしまう危険なロジックだ」
   『●「憲法は…世界のいかなる国も、
     いまだかつて言われなかったところの戦争放棄という重大な宣言をした」
   『●「不戦を誇る国であれ」…2017年も、
      アベ様ら自公お維の議員や支持者の耳には届かず
   『●室井佑月さん、「政府が間違ったことをしていたら、
         間違ってると言えるのが愛国者だと思うけど。」
   『●東京新聞社説「戦争に翻弄されない、
     平穏で豊かな暮らしを未来に引き継ぐことこそ、私たちの責任」
   『●室井佑月さん、「なんで2週間余りの祭りのために、
           大切な人権を蔑ろにされなきゃならないの?」

 誰が憲法を「破る者」=「壊憲者」でしょうか? 自公の与党やお維の「癒(着)」党の支持者の皆さん、「眠り猫」の皆さん、「考えないことの罪」(ハンナ・アーレント氏)を犯してはいないでしょうか? とうに、「騙されることの責任」を自覚する時期は過ぎています。「20XX年、再び戦争が始まった…」、は直ぐ目の前。
 《では、憲法を守るには-。佐藤氏はこう説く、はじめから憲法を破る議員を選んだり、そういう政党を多数党にしない。つまり憲法の番人の番人こそ、「君たち国民なのだ-》。あ~、与党や癒党の支持者の皆さん、「眠り猫」の皆さん…。「壊憲者」ばかりにしてしまったのは誰?

   『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」
   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

   『●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、
         高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点

   『●選挙を何度やっても、「騙されることの責任」
        「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017011102000142.html

【私説・論説室から】
憲法と「君たち」の関係
2017年1月11日

 「憲法と君たち」というタイトルの古い本が昨年、時事通信社から復刻された。筆者は佐藤功という人物だ。一九一五年に生まれ、二〇〇六年に亡くなった。

 この本が書かれたのは五五年。今から六十二年前のことだ。佐藤氏は東京帝大法学部に学び、同学部の助手などをつとめた。新憲法制定に深くかかわった人物でもある。

 四六年四月に憲法改正草案ができて、六月に帝国議会に提案された。憲法担当大臣だったのは金森徳次郎氏だったが、佐藤氏はその下で秘書官として金森氏を支え続けたのである。戦争中は中国戦線で二年間、兵役をつとめた経験もあった。

 さて、この本の真骨頂は第四章の「憲法を守るということ」にあると思う。表向きは憲法に反しないといいつつ、立法府へりくつをつけて、実は憲法に反するような法律がつくられていると述べている。

 安全保障法制見越しているかのようだ。心の中では、この憲法は邪魔だと思いつつ、形のうえでは、いかにも憲法を守っているようなみせかけ」をする者もいると指摘する。こんな人物こそ憲法を破る者なのだ

 では、憲法を守るには-。佐藤氏はこう説く、はじめから憲法を破る議員を選んだり、そういう政党を多数党にしない。つまり憲法の番人の番人こそ、「君たち国民なのだと-。肝に銘じたい。 (桐山桂一
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●アベ様ら自公議員やおおさか維新議員=「責任感の強い人」!? 嗤うしかない論理だ

2016年01月14日 00時00分33秒 | Weblog


asahi.comの記事【安倍首相、参院選は「自公と改憲派で3分の2めざす」】(http://www.asahi.com/articles/ASJ1B5DW2J1BUTFK002.html?iref=comtop_list_pol_n02)。
 

 《自公だけではなく、改憲を考えている責任感の強い人たちと、3分の2を構成していきたい》。

 アベ様ら自公議員やおおさか維新議員=「責任感の強い人!? 嗤うしかない論理だ。原発問題に誰かが、何かの責任をとっただろうか? 「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」とまで言っていたTPPについてはどうか? 《「安倍さんはなにか質問されると、いっつも「国民には丁寧に説明をしていく」という。明白な危険とは、「まさに明白な危険」で、疑問に対しては、「国民に丁寧に説明をしていく」で終わり。頭をバリバリ掻きむしりたくなる》(by 室井佑月さん)……アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、責任をもって、そうしたタメシはなし。自公投票者やおおさか維新投票者はそれでもアベ様らを「責任感の強い人たち」と認識? 何とオメデタイ!

   『●「死の町」にした者が悪いのではないか?
   『●もんじゅ: 責任者に責任を取っていただきましょう
   『●「仏様のおかげ」はもう期待しない方がいい:
      高浜原発、「このゴジラが最後の一匹だとは思えない」
   『●「日本は直ちに原発ゼロでやっていける」:
     小泉氏は自公議員一人一人を訪ねて行って、説得してはどうか?
   『●素晴らしき道徳観:ドリルだろうが、
     パンツ&ストーカーだろうが、「言論弾圧」だろうが、何でも許す!?
   『「自席(自責じゃない)発言」を繰り返して
     「息吐く様に嘘つく」ような人がいちいち「反省」する訳がない

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http://www.asahi.com/articles/ASJ1B5DW2J1BUTFK002.html?iref=comtop_list_pol_n02

安倍首相、参院選は「自公と改憲派で3分の2めざす」
2016年1月10日19時20分

 安倍晋三首相は10日のNHKの報道番組で、夏の参院選について「自公だけではなく、改憲を考えている責任感の強い人たちと、3分の2を構成していきたい」と述べた。自民、公明両党のほか、おおさか維新の会など憲法改正に積極的な政党を合わせて、憲法改正の発議に必要な3分の2の議席確保をめざす考えを示したものだ。

 首相の発言は9日に収録された。自公両党は衆院ではすでに3分の2以上の勢力を確保している。参院選で自公両党の改選議席は59で、3分の2に届くには86議席の獲得が必要だ。ただ、両党に憲法改正に前向きなおおさか維新の会と、日本のこころを大切にする党を加えると、4党で78議席をとれば3分の2に達する。

 首相は番組で「与党だけでは3分の2は大変難しい。おおさか維新など改憲に前向きな党もある」と述べ、改憲勢力の拡大に期待感を示した。ただ、どの条項の改正をめざすかは「これから議論が深まっていくだろう」と述べるにとどめた。衆参同日選を行う可能性については、「まったく考えていない」と、これまでの発言を繰り返した。

 一方、公明党の山口那津男代表は同番組で、憲法改正をにらんだ賛成勢力の結集について「国会の数合わせだけでは済まない問題だ」と指摘。「目指す方向、内容についてもコンセンサスをつくる努力が大切。おおさか維新のみならず、ほかの野党も含めて幅広い合意形成の努力が必要だ」と語り、首相がおおさか維新に軸足を置きすぎないよう牽制(けんせい)した。


 民主党の岡田克也代表は「首相は3分の2を確保すれば必ず憲法改正をすると確信している。3分の2は阻止する。野党が大きな固まりになっていくことは重要で、理念、政策一致を前提に色々な可能性を探りたい」と述べ、参院選に向けた野党共闘を探る考えを強調した。共産党の志位和夫委員長は、首相が現憲法に規定がない緊急事態条項の新設を主張していることに触れ「極めて重大で危険戒厳令、独裁政治への道だ。こういう明文改憲は絶対に許さない」と語った。
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●「政治の堕落」: 上から目線で「力のある者が、自分の意を通すだけの政治なら、民主制など空虚な看板」

2015年04月17日 00時00分03秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015040302000122.html)。
東京新聞の記事【沖縄知事「上から目線の『粛々』 怒り増幅」 初会談、平行線に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015040602000123.html)。

 「▼菅官房長官が明日から沖縄を訪問して、知事とも会うという。この国の民主主義を虚(うつ)ろにせぬために、まず沖縄の声を謙虚に聞いてほしい」。
 残念ながら、「右耳から左耳」でした。沖縄から逃げるように去る、最低の菅官房長官。

   『●アベ様の周りには忠実なシモベばかり・・・辺野古破壊「続行を」、
                                「強硬論次々」だそうです


 上から目線で、「粛々」と、「力のある者が、自分の意を通すだけの政治なら、民主制など空虚な看板だ」。アベ様らは「空虚な看板」をたくさんお持ちだ。

     原子力明るい未来のエネルギー
     「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。
     「国民には丁寧に説明をしていく
     「最高の責任者は私だ。・・・・・・私たちは選挙で国民の審判を受ける

・・・・・・虚しい、空しい。

 「翁長氏は、菅氏が繰り返す「粛々」という発言に対し、米統治下にあった一九六〇年代の沖縄の最高責任者を引き合いに「キャラウェイ高等弁務官の姿と重なる」と指摘。「琉球における自治は神話」と公言して住民の反発を招いた人物で、翁長氏は「粛々という言葉には問答無用という姿勢が感じられる。上から目線の粛々という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れて怒りは増幅される。絶対に建設することができないという確信を持っている」と訴えた」・・・・・・そうです。
 さらに、asahi.comの記事【攻めた翁長氏「政治の堕落ではないか」 菅長官と応酬】(http://www.asahi.com/articles/ASH455DVZH45UTFK003.html?iref=comtop_6_02)によると、「翁長氏は口を極めて反論・・・・・・辺野古移設を「唯一の解決策」とする菅氏に徹底的に反論・・・・・・「普天間も含めて基地は全て強制接収された。普天間は危険だから、危険除去のために沖縄が(辺野古で)負担しろと。こういう話がされること自体が、日本の政治の堕落ではないか」。70年前の沖縄戦で奪われた土地を返してもらうために、なぜ沖縄が基地を提供するのか、と問いかけた」・・・・・・そうです。
 「地域住民ごときが文句を言うのは許されないというのが安倍政権の立場」。翁長さんには何とか辺野古破壊を止める妙手を考え出してもらいたい。「政治の堕落」のなか、以下の記事は、少し救われる気にさせてくれる記事。・・・・・・【沖縄知事と官房長官の会談、元知事2人はどうみたか?】(http://www.asahi.com/articles/ASH446F2GH44TPOB00C.html?iref=comtop_list_pol_n01)の記事によると、「■大田昌秀氏「政府と地方自治体は対等」・・・・・・「どこに基地を置くかは国が決める」という姿勢は、明治政府が琉球王国を解体した琉球処分」の時と何も変わっていない・・・・・・最近、長野や愛知の市村議会が辺野古移設を進める政府に対し「地方自治を侵害しかねない」とする請願や陳情を採択した。れしかった」。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015040302000122.html

【コラム】
筆洗
2015年4月3日

 力のある者が、自分の意を通すだけの政治なら、民主制など空虚な看板だ。だから本当の民主主義の国は、異論を尊重し、権力の乱用から国民を守るよう多様な手だてを講じている▼わが国の「行政不服審査制度」もその一つだ。政府や自治体によって権利が侵された場合、国民が行政を相手に裁判をするのは、時間もカネもかかり、泣き寝入りになりかねない。そうならぬよう無料で素早く国民を救済するためにつくられた制度である▼行政不服審査制度は昨年、半世紀ぶりに刷新されたが、その眼目は「公正性と使いやすさの向上、国民の救済手段充実・拡大」だという。まことに結構なことだが、どうもこの制度は政府にとってすこぶる使いやすい道具らしい▼沖縄県知事は普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、サンゴ礁が傷つけられている恐れがあるから、作業を中断するよう指示を出した。これに対抗して政府が使ったのが、行政不服審査制度。防衛省沖縄防衛局の不服申し立てを受けて農相が作業の継続を認めたのだ▼権力の乱用で国民が泣き寝入りを強いられぬようにするための救済制度を、政府が自らの意を押し通すために使う。それは制度の精神にかなうものなのか▼菅官房長官が明日から沖縄を訪問して、知事とも会うという。この国の民主主義を虚(うつ)ろにせぬために、まず沖縄の声を謙虚に聞いてほしい
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015040602000123.html

沖縄知事「上から目線の『粛々』 怒り増幅」 初会談、平行線に
2015年4月6日 朝刊

     (会談に臨む沖縄県の翁長雄志知事(左)と菅官房長官
       =5日午前、那覇市内のホテルで)

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う名護市辺野古(へのこ)への新基地建設をめぐり、菅義偉(すがよしひで)官房長官と翁長雄志(おながたけし)沖縄県知事は五日、那覇市のホテルで会談した。二人の会談は翁長氏の就任後初。菅氏が基地建設を推進する政府方針を伝えたのに対し、翁長氏は県民の反対で建設は不可能として計画の断念を求め、平行線に終わった。対話の継続では一致した。 

 菅氏は会談で「日米同盟と抑止力の維持や、普天間飛行場の危険性除去を考えたとき、辺野古移設は唯一の解決策だ」と強調。「移設の断念は普天間の固定化につながる。法令に基づき粛々と進める」と工事を継続する考えを示した。

 翁長氏は、新基地賛成の仲井真弘多(なかいまひろかず)前知事を破って初当選した昨年十一月の知事選に関し「辺野古基地に反対という沖縄県民の圧倒的な考えが示された」と反論した。

 翁長氏は、菅氏が繰り返す「粛々」という発言に対し、米統治下にあった一九六〇年代の沖縄の最高責任者を引き合いに「キャラウェイ高等弁務官の姿と重なる」と指摘。「琉球における自治は神話」と公言して住民の反発を招いた人物で、翁長氏は「粛々という言葉には問答無用という姿勢が感じられる。上から目線の粛々という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れて怒りは増幅される。絶対に建設することができないという確信を持っている」と訴えた。

 普天間飛行場の危険性除去をめぐっても「戦争が終わって、強制接収されて普天間飛行場も含めて基地に変わった。普天間は世界一危険だから、除去のために沖縄で負担しろということ自体、政治の堕落」と主張した。

 会談は約一時間行われ、翁長氏は安倍晋三首相との面談を要請。菅氏は検討する考えを示した。終了後、菅氏は記者団に「話し合いを進めていく第一歩になった」と評価。翁長氏は「(新基地反対の)姿勢を貫いていきたい」と述べた。
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●「積極的平和主義」の未来: 「後藤さん・・・が伝えようとした多くの民衆の死を想像してほしい」

2015年02月05日 00時00分30秒 | Weblog


綿井健陽さんのコメント、「後藤さん・・・が伝えようとした多くの民衆の死を想像してほしい」。

 東京新聞の記事【無二の命、人権 言動で伝え続け 後藤さん、全国で講演】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015020290135801.html)によると、「「小さな心と身体(からだ)に、背負いきれないほどの大きな重荷を背負わせてしまう-それが『戦争』」。後藤健二さんは、紛争地域の取材を続け、命や子どもたちの人権の大切さを訴えるメッセージを送ってきた」・・・・・・そんなジャーナリスト。さて、アベ様の目指す「積極的平和主義」なニッポン社会、このままで良いのでしょうか?

   『●いろんな意味で疲れます・・・
       住民基本台帳活用とアイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!


 そのアベ様。自身が種をまいた「最悪の結末」までの事態を踏まえて、「邦人人質事件は最悪の結末・・・・・・アベ様は、「ケンカを売り」「火に油を注」いだ責任について言及せず」に、アベ様が「コレ」を言い得る神経を疑います。アベ様が「積極的平和主義」をまだ言い得る神経に慄きます。東京新聞の記事で【安倍首相、地理的制約必要ない 集団的自衛権行使で表明】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015020201001464.html)し、また、「地理的にどこだからそれが当てはまらない、近くだから当てはまるということではないと思っている」そうだ。ニッポン国の首相の劣化が著しい。さらに、東京新聞のこの記事【「積極的平和主義を推進」 集団的自衛権で首相答弁】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015020202000233.html)には、「日本人人質事件について、安倍晋三首相は二日午前の参院予算委員会で「国民の命、安全を守ることは政府の責任であり、最高責任者は私」と述べた。首相が積極的平和主義と称して、集団的自衛権の行使を含む外交・安保政策を進めることで、日本がテロの標的になると問われたが「テロのない社会をつくるため、積極的平和主義を進める」と強調」したそうだ。「アベ様達は、そんなに「人殺し」をさせたいものでしょうかね」??

 アベ様自身の「無責任」の責任をとることは、決して「日本がテロに屈することではない」。単に自身の落ち度・不明を、まずは、詫びるだけだ。これ以上暴走されると、(大変なときに、ご家族の大変な発言!=)後藤さんのご家族も心配する「憎悪の連鎖」につながるだけだ。・・・・・・東京新聞の記事【首相、テロ対策強化へ決意示す 政府与党が連絡会議】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015020201001337.html)によると、「日本がテロに屈することは決してない。政府与党の総力を挙げ、日本人の安全を確保する」。

   ●憎悪の連鎖を怖れる: イラク侵略と人質事件と自己責任バッシングと
   『●邦人人質事件は最悪の結末:
       アベ様は、「ケンカを売り」「火に油を注」いだ責任について言及せず

 一方、「首相が積極的平和主義と称して、集団的自衛権の行使を含む外交・安保政策を進めることで、日本がテロの標的になると問われたが「テロのない社会をつくるため、積極的平和主義を進める」と強調」・・・・・・先ほどの記事(【「積極的平和主義を推進」 集団的自衛権で首相答弁】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015020202000233.html))で、再びトンチンカン答弁を披露。会話になっていない。「テロの標的になるょ?」の問いに、首相は「テロのない社会をつくるため、積極的平和主義を進める!」と答弁・・・・・・。室井佑月さん曰く、「頭をバリバリ掻きむしりたくなる」、「会話とはどういうものかそっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、と思う」、再度、まったく同感。

   ●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

   『●この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁:
        「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」


 asahi.comの記事のタイトル【(「イスラム国」事件と日本:上)むしろ中東と関係深める時】(http://www.asahi.com/articles/DA3S11583019.html?iref=comtop_pickup_01)から、最近の世界の動きで、フランスでの新聞社襲撃も含めて、内橋克人さんの本のことを思い出した。意識的か、無意識かは知らないが、「イスラム圏の市場化」に手を貸す結果になっていないか? 

  『●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(4/4)
    【内橋克人著、『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』】
     「なぜイラクは侵略されたのか? 「このマネー資本主義と
      唯一違う価値観の文化圏があります。それがイスラム諸国です。・・・
      日本と反対に市場原理主義を布教するアメリカにとって
      最も手ごわい障壁となっているのが、実はイスラム圏なのです。
      /イスラムの世界では、「正当な労働の対価以外は受け取ってはならない
      という戒律があります。市場主義にとって最も脅威になる・・・」(p.170)。
      「・・・一種の道徳性、人間性、倫理性です。それに対する人々の信頼の面です。
      /日本、あるいはアメリカの銀行は違います。こうした国々では
      「お金は貸すよ、だけどそっちが失敗したら、そっちの責任だよ」
      というものです。さらに国家権力と結託して貯金金利をゼロにして、
      自分たちはコスト・ゼロで資金を集めながら、大変な金利で貸す
      こういうことを平気でやります。/イスラム銀行は投機というものには
      乗りません。・・・投機はしない。/・・・/・・・イスラムはやはり
      マネー資本主義に対抗している現実であり、市場経済をより健全な
      ものにしてゆく上で大きな価値を持つ対抗思潮であると考えています」
      (p.173)。「・・・アメリカが今、イラクでやろうとしていることは、
      イスラム世界の市場化だというわけです。・・・イスラム圏の市場化こそが
      イラク戦争の目的であったという意見は、この戦争の本質を突いている
      と私も感じます」(p.177)」

 最後に、本ブログの冒頭の引用。綿井健陽さん、「後藤さん・・・・・・が伝えようとした多くの民衆の死を想像してほしい」・・・・・・東京新聞の記事【後藤さんの志 私たちが】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015020302000120.html)より、「後藤さんと面識があったジャーナリスト綿井健陽(たけはる)さん(43)は一日朝、「殺害」のニュースにぼうぜんとし、しばらくは何も考えられなかった。事件発覚後、アラビア語で声明を出すなど、ジャーナリスト仲間で非暴力の解決を求めてきたが、かなわなかった。「ジャーナリストは、声を出せない人たちの代弁者だ」と言う。後藤さんは近年、シリア北部に精力的に入り、紛争から逃れてきた難民や医療支援活動などをリポートしていた。「どうか、後藤さんを英雄視しないでほしい彼が伝えようとした多くの民衆の死を想像してほしい」と語る」。最後の二文が、ブログ主の胸に刺さった。ハッとさせられた。

   ●「ではなぜ読者や視聴者はシリアが危険だと知っているのか。
                    伝えようとした人が現場にいたからです」


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●この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁: 「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」

2015年02月01日 00時00分33秒 | Weblog


asahi.comの記事【戦後70年談話、首相「字句の論評するつもりない」】(http://www.asahi.com/articles/ASH1Y4TFXH1YUTFK00D.html?iref=comtop_list_pol_n02)。

 昨日の続き。

   『●「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」:
           「ケンカを売り」「火に油を注ぎ」そうな雰囲気


 「長妻氏 我が国がかつて国策を誤ったことがあったかどうかについて、首相はどういう考えを持っているか」?、に対して、「首相 先ほど申し上げたように、談話については全体として受け継いでいくということを明確に申し上げている」・・・・・・。
 この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁。「君はどう考えてんの?」「談話を受け継ぐ、って言ってるよ!」・・・・・では会話になっていない。どこが、「国民には丁寧に説明をしていく」なのか?? 室井佑月さん曰く、「頭をバリバリ掻きむしりたくなる」、「会話とはどういうものかそっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、と思う」。まったく同感。

   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

     「3日の衆議院予算委員会。安倍首相は、集団的自衛権の行使を
      どうするかの判断基準になる「新3要件」のうち「国民の生命、
      自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」の
      「明白な危険の範囲に関し、
          「明白な危険とは、まさに明白だ
      と答えた。このことについて、民主党の枝野幹事長が頑張って
      質問していたが、堂々と、
          「曖昧ではない」(首相)
      だって。いや、だから、それが曖昧だっていうんだよ。ひょっとして、
      ウケ狙いかとさえ思ってしまう・・・・・・。
       安倍さんはなにか質問されると、いっつも「国民には丁寧に
      説明をしていく」という。明白な危険とは、「まさに明白な危険」で、
      疑問に対しては国民に丁寧に説明をしていくで終わり
       頭をバリバリ掻きむしりたくなる。会話とはどういうものか
      そっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、と思う。」

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http://www.asahi.com/articles/ASH1Y4TFXH1YUTFK00D.html?iref=comtop_list_pol_n02

戦後70年談話、首相「字句の論評するつもりない」
2015年1月30日01時52分

 ◆29日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相と民主党の長妻昭氏が行った「戦後70年談話」をめぐる質疑の詳細は次の通り。

     (文言継承、ぼかす首相 村山・小泉談話巡り答弁「全体として受け継ぐ」)

 長妻氏 首相は「こまごました」という表現で、個々の(談話の)記述について言った。私は違和感がある。村山談話のみに「国策を誤り」という昭和の戦争についての記述がある。首相自身も、我が国は国策を誤ったと考えるか

 首相 これは繰り返し答弁している。村山談話についても、その後に出された小泉談話についても、政府の閣議決定された談話を「全体として受け継いでいく」という考え方を表明している通りだ


 長妻氏 我が国がかつて国策を誤ったことがあったかどうかについて、首相はどういう考えを持っているか

 首相 先ほど申し上げたように、談話については全体として受け継いでいくということを明確に申し上げている。過去の大戦の反省の上に立って、戦後の歩み、日本は自由で民主的な国を作り、法を尊び、アジアや世界のために貢献する日本国をつくってきた。さらには今後、21世紀、22世紀に向けて、日本がしっかりと世界の平和と繁栄のために積極的に貢献していく。有識者の方々に様々な見地からご意見を賜りたいと思っている。


 長妻氏 首相は、我が国は国策を誤ったということはない、と考えるか

 首相 私は今ここで、一つひとつの字句について論評するつもりはございません。再々申し上げているように、全体として受け継いでいるということを申し上げている。再三申し上げているから、ここで繰り返す必要はないのだろうと思う。村山談話についても、また小泉談話についても、これは全体として受け継いでいる。これは政府の立場として変わらない、と申し上げている通りだ。その上に立って、戦後の70年の歩みも重要だ。日本はひたすらに平和国家としての道を歩んできた。同時にまた、アジアや世界の平和と安定のためにも貢献してきたところだ。そうした日本の姿勢、今後、日本はどういう国になっていくのか、どういう貢献をしていくかということを明確に発信していきたいと考えている。


 長妻氏 大変重要なところだ。310万人の命と、今のお金にすると210兆円の税金を使った戦争。貴重すぎる教訓を得た。この戦争について、国策を誤っていない、あるいは誤っているのかどうか。まず第1歩の質問として、首相が認めてから質問しようと思っていたが。国策を誤ったという理解はないということか

 首相 再々申し上げている通りだ。(戦後)50年において発出された村山談話、小泉談話については、閣議決定されているものであり、我々は全体として受け継いでいると申し上げている通りだ。その上に立って、我々は先の大戦の反省の上に、戦後70年、どういう国を作ってきたのか、今後、未来に向かってどういう国を作っていくかということについて、発信をしていきたいと考えている


・・・・・・・・・。
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●まだ「積極的平和主義」を言うか!? ダメだこりゃ・・・・・・「薔薇の花束」を理解できないアベ様!

2015年01月14日 00時00分18秒 | Weblog


東京新聞の記事【「積極的平和主義」談話に 首相、戦後70年で方針】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015010602000114.html)と、
二つの社説【年のはじめに考える 平和主義引き継ぐ責任】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015010602000162.html)、
【年のはじめに考える 「戦争しない国」を貫こう】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015010802000168.html)。

 年末年始の東京新聞の社説がすばらしい

 アベ様曰く、「日本は積極的平和主義の旗の下、世界の平和と安定のため一層貢献しなければならない。その明確な意思を、戦後七十年の節目に当たり、世界に向けて発信したい」・・・・・・ま~だ「積極的平和主義」を言うか!? ダメだこりゃ・・・・・・「薔薇の花束」を理解できないアベ様!

   『●「積極的平和主義」という愚:
        『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』

     「人に銃を突きつけて「オレのことを好きになってくれ」と脅しても
      相手は決して好きになってくれない。相手に突きつけるべきは銃ではなく、
      薔薇(ばら)の花束であるべきなのだ▼・・・・・・▼黙々とごみを集める
      日本人の背中。それこそ計算のないソフトパワーであり、
      薔薇の花束なのである」

 「集団的自衛権の行使容認を具体化する安全保障法制の整備に意欲を示した上で、原発再稼働や改憲も含めて「(昨年の衆院選で)公約に掲げたことを実行していく責任を負っている。国会論戦を通じ、国民に丁寧に説明していきたい」と述べた」!? え~っと、大公約である「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」はどこに行ったの? アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし。

   ●TPP交渉: アベ様の「原点」は
       「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」のはずですよね!?
   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし


 「今年は戦後七十年。節目の年に国のかじ取りを担う安倍晋三首相には、先人たちが営々と築いてきた「平和主義」を、後世に引き継ぐ責任があります」。それなのにアベ様ときたら、「積極的平和主義」を言うボケっぷり。

 重ねて、それなのにこの国ときたら・・・・・・「◆主権者にも歴史的役割 その歴史的役割を果たすのは、何も政治家だけではありません。主権者である国民の良識と覚悟こそが政治を動かします。選挙で投票すれば、あとはお任せというわけにはいかないのです」。・・・・・・「眠り猫」達にも起きてもらわないと。

   『●衆院選の酷い結果:  
       本当に、「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」のか?


 それにしても、そんなに人殺しをさせたいものでしょうかね?・・・・・・「安倍晋三政権は自衛隊法など安全保障関連法の改正を目指します。平和を祝う戦後七十年の節目に「戦争のできる国」に戻ってよいはずがありません」。

   『●日米ガイドライン:  
       アベ様達は、そんなに「人殺し」をさせたいものでしょうかね?


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015010602000114.html

「積極的平和主義」談話に 首相、戦後70年で方針
2015年1月6日 朝刊

 安倍晋三首相は五日、三重県伊勢市で伊勢神宮を参拝後、年頭の記者会見を行った。首相は「日本は積極的平和主義の旗の下、世界の平和と安定のため一層貢献しなければならない。その明確な意思を、戦後七十年の節目に当たり、世界に向けて発信したい」と述べた。八月に発表する新たな首相談話に、首相の持論である積極的平和主義の推進を盛り込む考えを明らかにした発言だ。 =社説<5>面

 積極的平和主義について首相は「世界の平和と安定にこれまで以上に貢献していく」と説明しているが、自衛隊の海外での活動範囲が際限なく広がるとの批判がある。

 首相は会見で「世界のためにどのような貢献を果たしていくのか、英知を結集して考え、新たな談話に書き込んでいく」と説明。過去の植民地支配と侵略を謝罪した村山談話など歴史認識に関しては「歴代内閣の立場を全体として引き継いでいく」と強調した。

 首相は「あらゆる改革を大きく前進させる一年にしたい」と目標を示した。今月召集される通常国会については「改革断行国会としたい」と述べた。

 集団的自衛権の行使容認を具体化する安全保障法制の整備に意欲を示した上で、原発再稼働や改憲も含めて「(昨年の衆院選で)公約に掲げたことを実行していく責任を負っている。国会論戦を通じ、国民に丁寧に説明していきたい」と述べた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015010602000162.html

【社説】
年のはじめに考える 平和主義引き継ぐ責任
2015年1月6日

 今年は戦後七十年。節目の年に国のかじ取りを担う安倍晋三首相には、先人たちが営々と築いてきた「平和主義」を、後世に引き継ぐ責任があります。

 安倍首相がきのう、三重県の伊勢神宮を参拝し、その後、年頭の記者会見を行いました。二〇一五年の日本政治の始動です。

 自ら「アベノミクス解散」と名付けた昨年十二月の衆院選では、全国を駆け巡った首相です。

 年末年始は都内のホテルに滞在し、フィットネスクラブで汗を流したり、映画やゴルフに出掛けたりしました。休養を取り、英気を養ったことでしょう。


不戦は尊い犠牲の上に

 七十年前の五月にはドイツが、八月には日本が降伏し、第二次世界大戦は終結しました。節目の今年は、世界各地でさまざまな関連行事が行われます。

 日本国民にとっては終戦でも、隣国の中国にとっては対日戦勝七十年、韓国にとっては植民地支配からの解放七十年です。

 中韓両国が連携して、歴史認識問題に絡めて対日批判を強めようという動きもあります。日本がこれからどんな道を歩むのか、厳しい視線が注がれています。

 首相は会見でこう述べました。

 「先の大戦ではたくさんの先人たちが祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら亡くなりました。その尊い犠牲の上に、私たちの現在の平和があります。平和国家としての歩みは、これからも決して変わることはありません」

 冷戦構造や日米安全保障条約体制があったとはいえ、七十年間にわたって戦火を交えない歴史は、近現代史では極めてまれです。

 平和国家という歩みは、日本国民だけで三百十万人という先の戦争での犠牲を経て、後世の私たちが享受しているのです。そのことを忘れてはならないはずです。


◆評価と尊敬を勝ち得る

 平和国家の歩みに変わりないという首相の決意は信じたいのですが、首相が掲げる積極的平和主義には不安もあります。その源は、首相自身のこれまでの言動です。

 まずは、集団的自衛権です。

 歴代内閣は少なくとも田中角栄内閣以降の四十年間、行使できないという憲法解釈を堅持してきましたが、安倍内閣は昨年七月の閣議決定で解釈を変更し、行使容認に転じました。

 行使容認を受けた安全保障関連法案は、今月下旬に召集予定の通常国会に提出される見通しです。

 海外での武力の行使を禁じた憲法九条は、先の大戦の反省の上に立った平和主義の根幹です。

 他国同士の戦争への参戦を認める集団的自衛権の行使容認とは、相いれるはずがありません。それでも平和国家の歩みに変わりないと言い切れるのでしょうか。

 自分たちだけ平和ならいいという一国平和主義に陥ることなく、世界の平和と安定のため、日本にふさわしい貢献はすべきですが、他国同士の戦争に加担することなど、あってはならないのです。

 歴代内閣は、国際紛争を助長することのないよう「武器輸出三原則」で武器の輸出を原則禁じてきましたが、安倍内閣が武器輸出を一転拡大する新しい三原則を閣議決定したことも見過ごせません。

 そして歴史認識の問題です。

 首相は会見で、戦後五十年に過去の植民地支配と侵略へのおわびを表明した「村山富市首相談話」を含めて「歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいきます」と述べてはいます。

 しかし、首相はかつて「侵略の定義は定まっていないと国会答弁しました。これでは侵略を正当化する意図があるのでは、との疑いを招きかねません。

 安倍首相は戦後七十年談話を出す意向を表明しています。村山談話を継承、発展させるのならともかく、書き換えてしまうことがあってはならないのです。

 残念ながら、人と同じように、国家も過ちを犯します。大切なことは、その過ちを繰り返さないために、どう身を正すかです

 戦後日本の平和主義は、過去の反省の上に立った国際的な宣言です。それが日本国民や国家に対する評価と尊敬を勝ち得る源になってきたのです。今を生きる私たちには、この「政治的資産」を後世に引き継ぐ責任があります。


◆主権者にも歴史的役割

 その歴史的役割を果たすのは、何も政治家だけではありません。主権者である国民の良識と覚悟こそが政治を動かします。選挙で投票すれば、あとはお任せというわけにはいかないのです。

 もちろん、私たちの新聞の役割も重いと自覚しています。平和国家の歩みが誤った方向に進もうとするのなら、警鐘を鳴らすのは新聞の役割です。それが、真実を報道せず、虚偽の戦況を伝え続けた新聞の反省でもあるのです。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015010802000168.html

年のはじめに考える 「戦争しない国」を貫こう
2015年1月8日

 安倍晋三政権は自衛隊法など安全保障関連法の改正を目指します。平和を祝う戦後七十年の節目に「戦争のできる国」に戻ってよいはずがありません

 昨年、亡くなった俳優の菅原文太さんは、沖縄知事選に立候補した翁長(おなが)雄志候補の集会で、こう訴えました。「政治の役割はふたつあります。ひとつは、国民を飢えさせないこと。もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」。聴衆は割れるような拍手で賛成しました。

 残念ながら、菅原さんの訴えは、与党政治家には受け入れ難いようにみえます。


◆空論が生む「武力行使」

 安倍首相はペルシャ湾の入り口にあるホルムズ海峡に機雷が敷設された場合、自衛隊を派遣して除去する意向を示しています。機雷敷設は戦闘行為であり、遺棄されていない機雷の除去も戦闘行為にあたります。これまで違憲とされてきた「海外における武力行使」が検討されているのです

 なぜホルムズ海峡なのか。唐突な問題設定は、米国の知日派グループが二〇一二年にまとめた「第三次アーミテージ・リポート」で「イランがホルムズ海峡を閉鎖する事態に日本はただちに掃海艇を派遣するべきだ」と提言したことが原点のようです。

 ただ、核放棄へ向け関係六カ国との話し合いを続けるイランがホルムズ海峡を封鎖するでしょうか、仮に強行したとして機雷に反応しないよう木やガラス繊維でできたもろい船体の掃海艇を戦闘の最中に派遣してよいのでしょうか。

 「並走する米艦艇の防護」「米本土を狙った弾道ミサイルの迎撃」など、安全保障面、技術面からみて、およそ現実離れした事例を積み上げ、ついに集団的自衛権の行使容認に踏み切った与党協議と同じぐらいの空論といえます。


◆頬かむりする政治家

 アーミテージ・リポートは、集団的自衛権の行使解禁と原発再稼働も求めています。安倍政権が次々に受け入れているのをみると、日本を自分たちの言いなりにしたいジャパンハンドラー(日本を飼いならす人々)の言葉を真に受けているとしか思えません。

 政治家は自らの判断によって引き起こされた結果に責任を負わなければなりません。あえていうのは、自衛隊の活動が憲法違反との判決を受け、政治家が頬かむりした実例があるからです。

 イラク戦争でクウェートに派遣された航空自衛隊は〇六年七月、陸上自衛隊のイラク撤収を受けて、空輸対象を米兵に変えました。もちろん政治の判断です。政府は米兵空輸を伏せ、国連物資や人員を空輸すると発表しました。

 航空自衛隊の輸送機が首都バグダッドの上空まで来ると、ミサイルに狙われたことを示す警報音が機内に鳴り響き、アクロバットのような飛行を余儀なくされたのです。名古屋高裁は〇八年四月、「航空自衛隊の空輸活動は米軍の武力行使と一体化していて憲法に違反する」との判決を出しました。政府は無視しましたが、政治家の命令に従って活動し、裁判所から憲法違反とされたのではたまったものではありません。

 非戦闘地域へ派遣されたはずの陸上自衛隊の宿営地へは二年半の間に十三回で二十二発のロケット弾が発射されました。無事帰国した隊員のうち、陸上自衛隊は二十人が自殺、航空自衛隊は八人が自殺しています。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われますが、政府は初の「戦地」派遣となったイラク派遣について、まともな検証をしていません。検証どころか、太平洋戦争下の陸軍大本営もかくやと思わせるような偏った情報しか発表せず、国民に判断材料を提供してこなかったのです。

 その政府が昨年七月、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。米軍などへの後方支援も拡大し、名古屋高裁が違憲としたような活動を認めることにしたのです。

 安全保障関連法をめぐる国会論議は四月の統一地方選後に始まり、八月には防衛省が一六年度防衛費の骨格を決めます。専守防衛の枠を超えるのだから、装備、人員の増強が見込まれます。


首相が狙う憲法改正

 年末には日本防衛の指針「防衛計画の大綱」が見直され、国際平和協力活動という名の「戦争」や「戦争支援」が本格化する公算が大きい。そうなれば、憲法九条は何も禁止していないのと同じことになります。菅原さんの訴えた「絶対に戦争をしないことから大きく外れることになるのです。

 政権の思惑通りに安全保障関連法改正が進めば、次は安倍首相が「私の使命だ」と明言する憲法改正です。

 戦後七十年の節目に、日本は重大な岐路に立ちます。
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●誰も責任をとらない自民党議員・・・・・・3.11東京電力原発人災以前に逆戻りしていて大丈夫?

2015年01月10日 00時00分15秒 | Weblog


西日本新聞の記事【エネルギー政策 民意とずれては進まない】(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/134977)。

 「政治や行政の役割とは何だろうか。民意に基づき、国民の意思を実現するための制度や政策を進めることが基本ではないか。だが、エネルギー政策は違うようだ・・・・・・立地自治体と周辺地域との対立を生みやすい原発に比べると・・・・・・」。
 3.11東京電力原発人災以前に逆戻り、で本当にいいのでしょうか? 地域に何のメリットももたらさない原発再稼働・原発推進・原発輸出に加えて、壊憲・「平成の治安維持法」・消費税増税・辺野古破壊・ドアホノミクス・・・・・・アベ様が「国民に丁寧に説明」をしたタメシもないというのに、2014年12月衆院選では「信任」を得たと嘯きます。アベ様は聞く耳など持ちません。でも、「与党が実際に投票した人ではなく、全有権者のうちどの程度の支持を得たかという「絶対得票率」を見ると、小選挙区で25%、比例代表で24%にとどまります」・・・・・・そんな哀しいニッポン。誰も責任をとらない自民党議員が、閉じることの出来ない「パンドラの箱」をもう一度開けたいそうです、再び地域に破滅をもたらしたとしても。

   ●「原発事故調書 原因不明、責任不在」: 
         川内原発再稼働なんてやってる場合か!
   『●インフラ輸出・原発輸出のためには
        国内での原発稼働・リニア建設が必要という「愚」な論理

   『●「戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい」:
                             あ~、アベ様らは聞く耳持たず
   『●アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」、
                           でも、そうしたタメシはなし
   『●やはり選挙で「No」を突きつけるしかなかったはず・・・
                「議席数 「改憲」減 「脱原発」増」とは言え


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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/134977

エネルギー政策 民意とずれては進まない
2014年12月21日(最終更新 2014年12月21日 10時35分)

 政治や行政の役割とは何だろうか。民意に基づき、国民の意思を実現するための制度や政策を進めることが基本ではないか。だが、エネルギー政策は違うようだ。

 2011年3月の東京電力福島第1原発事故で国民の意識は変わった。脱原発の流れが広がった。今も原発の再稼働に反対する声が強い。その中で経済産業省の原発回帰の姿勢が際立ってきている。

 既成事実を積み上げ、国民に仕方ないと思わせ、従わせようという戦術か。だが、原発をめぐる国民の合意ができないままでは、かえって行政の停滞を招かないか。


 ▼国民を惑わせる報告書

 「原発が抱える問題は安全性の他にもあるため、安全性を確認した原発の再稼働を進めるという考えは間違い」「原発は他の技術と比較して異次元の危険性を内包した施設であり、過去、安全神話に陥っていたことは問題

 こんな文章があると思えば、正反対の考えを示す文章もある。

 「原子力は数年にわたって国内保有燃料だけで生産が維持できることから、重要な選択肢となる」「古い原発の安全炉への転換をはじめ新増設・リプレース(建て替え)方針を明らかにすべきだ」

 前の二つは脱原発派だろう。後者は維持・推進派の見解である。

 経産省の総合資源エネルギー調査会原子力小委員会で先月27日に示された中間整理案にあった。

 有識者による原子力小委は今年6月に動きだした。その2カ月前に閣議決定されたエネルギー基本計画を受け、原子力分野の方針を具体化するための議論を始めた。

 専門委員を含めた26人の委員の大半は原発維持・推進派である。だが、推進だけでは均衡を欠くので脱原発派も少し加えている

 経産省の本音は原発推進でも、少数派の意見は無視できないから報告書などでは両論併記となりがちだ。それを読む国民は具体的な方針どころか、対立し、分裂した内容に戸惑いを覚えてしまう。

 推進派にはこれでいいのかもしれない。議論を続ける一方で既成事実を積み上げていく。それは原発再稼働であり、原発を持つ電力事業者への支援策の強化である。

 深刻な事故が起きれば電力会社だけでは手に負えない。福島事故を見て、巨額の投資を長時間かけて回収する原発のリスクを電力会社はあらためて意識した。そこで、支援強化を国に求めている。

 時間がたてば国民の意識も変わると安倍晋三政権は考えているのだろうか。曖昧な表現にとどめ、具体的な数字を示さない中途半端なエネルギー政策のまま安倍政権は発足から間もなく2年になる。

 一つの政策が決まらないことは他にも影響を及ぼす。国際社会での日本の存在感も薄れる。今月、ペルーで開かれた気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)も、そんな雰囲気があった。

 温室効果ガスの主要排出国でありながら、削減目標の提出時期の見通しすら立たない日本に対し、国連の事務総長をはじめに早期提出を促す声が相次いだという。

 デンマーク2050年までに石油や石炭など化石燃料を使わない社会の実現を目指す長期ビジョンを掲げる。そのベースにあるのが与野党の合意であるという。


 ▼地域対立の原発よりも

 政権交代があっても、エネルギー政策の基本に変更がない安心感から、個人も企業も長い目で見た投資が考えられるというわけだ。

 与野党合意の背景に世論があることは言うまでもない。私たちは原発を含めエネルギー政策をどうするか、正面から議論し、国民の合意を得るよう求めてきた。

 原発政策を曖昧にして時を待つような姿勢では、世界の大きな流れに取り残されるのではないか。

 ところで、重い家計負担があってもなぜ、ドイツなどで再生可能エネルギーの普及が進むのか。有識者を集めた経産省の委員会の一つで面白いやりとりがあった。

 再生可能エネルギーを使った発電の主体が地域であり、住民が企業を組織してやるからだとの解説である。風力発電も地域住民で考え、計画して、自分たちの地域に建設するから反対も起きにくい。

 結果、再生エネの普及が進み、地域活性化にもなる立地自治体と周辺地域との対立を生みやすい原発に比べると、どこにも可能性がある再生エネは夢がある。そう思う国民が多いのではないか。

2014/12/21付 西日本新聞朝刊=
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●自公「二三八」議席以下は当然、壊憲「三一七」議席なんてトンデモ、脱原発「一二六」議席では少な過ぎ!

2014年11月24日 00時00分47秒 | Weblog


東京新聞の記事【衆院解散 12・14投開票 カギとなる「三つの議席数」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014112290070437.html)。

 「三つの岐路の方向に影響を与える三つの数字がある・・・・・・議席の過半数「二三八」だ・・・・・・改憲の発議に必要な議席数「三一七」・・・・・「脱原発」の行方に影響する数字は、一二年の前回衆院選で原発ゼロを公約した政党が獲得した議席総数「一二六」・・・・・・私たちの投票でこれらの三つの議席数が決まり、政策を動かすことになる」
 「二三八」議席以下は当然、この2年間のアベ様の行いを見れば。自公「二三八」議席以下は当然、壊憲「三一七」議席なんてトンデモ、脱原発「一二六」議席では少な過ぎ!

   ●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」
   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし
   『●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、
        TPP、高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点
   『●選挙を何度やっても、「騙されることの責任」
          「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?


 別の東京新聞の記事によれば: 【総選挙事務700億円 貴重な一票忘れずに】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014112202000106.html)・・・・・・「衆院選では毎回、七百億円前後の事務経費が国の予算に計上される。全国の二十歳以上の有権者は約一億人のため、投票に行くか行かないかに関係なく、有権者一人につき七百円程度の税負担が生じる」・・・・・・そうです。
 選挙に行かないなんて2年間のアベ様の悪政を支持するに等しく、かつ、税金をドブに。「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚しない自公投票者と同じ。選挙に行き、かつ自公や翼賛野党以外にキッチリと投票を。2年間の「アベ様の悪政」全体に真の評価を、そして、ケリを。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014112290070437.html

衆院解散 12・14投開票 カギとなる「三つの議席数
2014年11月22日 07時04分
 

写真

(↑ブログ主注: すいません、誠に勝手ながらコピペさせて頂きました
  [http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2014112299070437.jpg])

 衆院は二十一日の衆院本会議で解散された。政府はその後の臨時閣議で、十二月二日公示-十四日投開票の日程を正式に決定。安倍晋三首相(自民党総裁)は今回の解散を「アベノミクス解散」と名付け、政権の継続を強調。野党側はアベノミクスで格差が拡大したとして転換を訴えた。与野党は事実上の選挙戦に突入した。

 四百七十五議席を競い合う選挙戦で国民が選択する「三つの岐路」は、安倍晋三首相が「アベノミクス」と呼ぶ経済政策、憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使容認に踏み切った安全保障政策や憲法、原発再稼働を進める政策-の是非だ。三つの岐路の方向に影響を与える三つの数字がある。

 最も基本的な数字は、議席の過半数「二三八」だ。これは「安倍路線」の政策が継続するかどうかに直結する。

 自民、公明の与党が二百三十八議席を大きく上回れば、アベノミクスを具体化した二〇一四年度補正予算案や一五年度予算案は、与党の賛成だけで成立させられる。参院でも与党が過半数を持っているためだ。金融緩和を進める日銀の総裁や理事の人事案も同様だ。

 安全保障政策もそうだ。首相は来年の通常国会で、海外での武力行使に道を開く集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備を進める意向だ。憲法の解釈に関わる重大法案だが、過半数の議席で衆院を通過させることができる。ただし、政権を維持しても議席を減らせば、法整備にブレーキがかかったり、修正されたりするのは確実だ。

 「三分の二」は衆参両院による改憲の発議に必要な議席数「三一七」だ。二年前の衆院選では、改憲勢力はこれを上回った。

 安倍政権は憲法解釈の変更にとどまらず、改憲を今でも視野に入れている。参院では九条改憲を主張する自民党と次世代の党を合わせても三分の二を下回っており、今回の衆院選で改憲勢力が三分の二を上回っても、すぐに改憲の発議はできない。ただ、三百十七議席を取れば、次の参院選は改憲発議ができるようになるかどうかの重要な局面になる。

 「脱原発」の行方に影響する数字は、一二年の前回衆院選で原発ゼロを公約した政党が獲得した議席総数「一二六」だ。

 今回の衆院選では各党の公約がまだ出そろっておらず、どの党が原発ゼロを掲げるのかは確定していない。世論調査では脱原発を求める声の方が多く、国会の勢力とはねじれがある。衆院選で世論と比例した結果が出れば、安倍政権へのプレッシャーとなる。

 私たちの投票でこれらの三つの議席数が決まり、政策を動かすことになる。 (金杉貴雄

(東京新聞)
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●選挙を何度やっても、「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?

2014年11月22日 00時00分14秒 | Weblog


東京新聞の社説【衆院解散を検討 「安倍政治」こそ争点だ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111302000156.html)。

 「消費税再増税を先送りするため、国民に信を問うというのが解散の「大義」だが、問われるべきは「安倍政治」そのものだ」。

 もう数えきれません、アベ様の悪行。市民にとって何か良いことをアベ様がやってくださったことって?? 壊憲をはじめアベ様のやってきたことについて、アベ様達自公議員の支持者や翼賛野党議員の支持者が「騙されることの責任」「考えないことの罪」を自覚し得るかどうか?、大いなる疑問。選挙を何度やっても、彼/彼女達は変わらんのでしょうね、きっと。

   ●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」
   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

   
●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、
         高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点


 衆議院が解散しました。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111302000156.html


【社説】
衆院解散を検討 「安倍政治こそ争点だ
2014年11月13日

 安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙を検討しているという。来年十月の消費税再増税を先送りするため、国民に信を問うというのが解散の「大義」だが、問われるべきは「安倍政治」そのものだ

 首相が外遊から帰国する十七日に七~九月期の国内総生産(GDP)の速報値が発表される。景気回復の遅れが判断された場合、消費税再増税の先送りを決断し、その是非を国民に問うため、衆院を来週中にも解散するという。総選挙の日程は十二月二日公示-十四日投開票、九日公示-二十一日投開票が想定される。

 消費税を二段階で10%に増税することは民主党政権下の二〇一二年六月、「社会保障と税の一体改革」として民主、自民、公明三党が合意したもので、同年十二月の衆院選の自民党政権公約でも消費税は「当面10%」と記していた。

 公約変更が解散の「大義」になると、政権側は考えたのだろう。

 ただ、いかにも取って付けた理由だ。そもそも消費税は増税すべきではないし、法律の付則には経済状況によって増税を最終判断する旨の規定もある。先送りしても解散の根拠にはなり得ない

 九月の内閣改造後、閣僚の醜聞が相次いで発覚し、内閣支持率は下落傾向だ。首相の経済政策(アベノミクス)は期待外れで、来年以降は、安全保障法制整備や原発再稼働など、国民の反発が避けられない課題も待ち構える。

 内閣支持率が比較的高く、野党の選挙態勢が整う前に衆院解散に打って出た方が、議席減を最小限にとどめられる、というのが政権側の本音ではないのか。

 安倍氏が再び首相に就いてからの二年近く。国民の反対を切り捨てる形で進めた特定秘密保護法の成立強行原発再稼働の推進歴代内閣が積み重ねてきた憲法解釈を、一内閣の判断で変えた集団的自衛権の行使容認など、強権的な政治手法ばかりが思い浮かぶ

 首相の歴史認識や靖国神社参拝が外交上の不安定要因となる一方で、「一票の格差」是正や、政府や国会の「身を切る改革」など処理すべき懸案は手付かずだ。

 解散の大義に正当性があるとはとても思えないが、解散が見送られ、国民軽視の「安倍政治」が続くことも、国民には不利益だ。

 野党側にとって解散は、政権打倒の好機のはずだが、準備不足は否めない。候補者調整や選挙協力など、国会での「一強多弱」打破のために知恵を絞り、党利を超えた決断を促したい。
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●壊憲、原発推進、平成の治安維持法、TPP、高江・辺野古、カネ、ダーク・・・「アベ様政治」全体が争点

2014年11月21日 00時00分35秒 | Weblog


asahi.comの2つの記事『安倍首相、21日の衆院解散表明 消費増税は先送り』(http://www.asahi.com/articles/ASGCL5TPMGCLUTFK00W.html?iref=comtop_6_04)、
asahi.comの記事【(政治断簡)選挙は社会を考える機会のはず』(http://www.asahi.com/articles/ASGCG4FDKGCGULZU00G.html?iref=comtop_list_pol_n01)。
nikkan-gendaiの記事【政権復帰でやりたい放題 総選挙でサヨナラ「原発推進議員」】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155003)。
最後に、東京新聞の社説【衆院21日解散へ 「安倍政治」問う機会に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111902000130.html)と、
コラム 『筆洗』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014112002000140.html)。

 「首相は争点として、増税先送り判断の是非と自らの経済政策アベノミクスへの評価をあげた」、「消費税再増税の先送り決断の是非にとどまらず、二年間にわたる「安倍政治」を問う機会としたい」・・・・・・。
 消費税やドアホノミクス「だけ」が争点ではなく、「アベ様の政治」全体が争点。壊憲原発推進平成の治安維持法TPP高江辺野古カネダーク・・・・・・こんな自公政権を支持しちゃダメでしょ! 消費税ドアホノミクス「だけ」が争点ではなく、「アベ様の政治」全体が争点。しかも、アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」を実行したためしはありません。

   『●アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」、
                          でも、そうしたタメシはなし


 「だって、安倍晋三首相が意欲を燃やしているのは、集団的自衛権に関する法整備や憲法改正じゃないの? 民意を問うならそっちだろう・・・・・・もしもそれを狙っているのであれば、ずるい」・・・・・・。
 消費税増税は既定路線と言わんばかりのところが「朝日新聞」らしいけれども、アベ様が「消費税増税」問題に「矮小化」しているのは確か。・・・・・・「ずるい」のは、アベ様は昔からそうです。そして、おまけに「ダーク」。

   『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!?
               またしても、アベ様、ダークすぎます


 「特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、TPP(環太平洋経済連携協定)協議への参加、消費税増税…。安倍政権が世論を無視して強引に推し進めた愚策はキリがない争点はハッキリしている国民を蹂躙し続ける安倍自民をこのまま許すのか――ということだ。中でも絶対「落選」させないとダメなのが原発議員のメンメンだ」・・・・・・。
 誰の眼にも、アベ様は消費税増税に「矮小化」しようとしているのはミエミエで、壊憲や原発推進、辺野古問題等々から目を逸らせる狙いだ。

 一方、消費税大好き朝日新聞らしい。『朝日』の記事は、「「騎馬戦型社会」で、やがて「肩車型社会」に」・・・・・・は分かるが、それを回避する方法が、なぜ、消費税及び消費税再増税なのかサッパリわからん。朝日新聞は、解決策を消費税およびその増税に「矮小化」している。

 もう一つ興味深い記事:  『予想外数値に“演出”の声も GDPショック「仕掛けられた罠」』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155063)。この記事によると、

   「民間予測をはるかに下回る数値に、永田町界隈では「年率マイナス
    1.6%は、安倍政権の“演出”じゃないの」と不穏な噂も飛び交って
    ・・・・・・GDPショックで自己チュー解散のおぜん立てが整ったわけですが、
    あくまで、正確性に欠ける1次速報です。来月8日に2次速報が発表
    されますが、そこで上方修正されれば、株価も上昇するでしょうし、
    14日に予定されている投票前に有権者にアピールできます。
    『安倍政権はそれを狙っているんじゃないか』なんてうがった見方を
    する市場関係者も少なくありません・・・・・・安倍首相が昨年秋に
    消費税8%を決めた時を見ても分かる。4-6月期の1次速報は
    2.6%2次速報で3.8%に上方修正され、景気回復を演出して
    消費増税が決定された。その後発表された改定値は1.1%と、
    半分以下まで凋落。“かさ上げ”したことは明々白々」・・・・・・

というもの。消費税やドアホノミクス「だけ」が争点ではないし、その消費税論議でさえ「悪巧み」していたわけだ。しかも、既に、前回の8%増税時は“かさ上げ”という「悪巧み」をしていた模様。

 「クラーク先生のいう「大志」はカネや名声、ましてや選挙とは関係ないが、いくら何でも「大志」のない話である。安倍首相が十二月総選挙の勝敗ラインを自民と公明両党で過半数維持と掲げた▼もちろん謙虚さや野党に対する敬意ではない。大風呂敷の政治家がこと選挙に限って「小志」になるのは達成できなかった時への予防である・・・・・・悪知恵におやつは当分抜きとなる」・・・・・・。
 さて、最後に、アベ様のなんという大志の低さ! でも、絶対に過半数さえも許してはいけないでしょう。選挙に行かないなんて、自公政権を支持したに等しい

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http://www.asahi.com/articles/ASGCL5TPMGCLUTFK00W.html?iref=comtop_6_04

安倍首相、21日の衆院解散表明 消費増税は先送り
2014年11月18日21時09分

 安倍晋三首相は18日夜、首相官邸で記者会見し、来年10月に予定されている消費税率10%への引き上げを1年半先送りし、21日に衆院解散に踏み切る意向を表明した。衆院選は12月2日公示、14日投開票の日程となる。首相は争点として、増税先送り判断の是非と自らの経済政策アベノミクスへの評価をあげた。

 首相は消費増税先送りに伴って解散・総選挙を行う理由について、「税制こそ議会制民主主義と言っても良い。その税制において大きな変更を行う以上、国民に信を問うべきであると考えた」と述べた。

 消費増税法には、景気が想定以上に悪くなれば増税を先送りしたり、とりやめたりできる「景気条項」がある。首相はこの条項に基づいて先送りを決めたとし、「7~9月のGDP(国内総生産)速報によれば、個人消費は1年前に比べ2%以上減少した。来年10月から引き上げることは個人消費を再び押し下げ、デフレ脱却も危うくなると判断した」と述べ、「再び延期することはない。そう断言する」と強調した。

・・・・・・・・・。
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http://www.asahi.com/articles/ASGCG4FDKGCGULZU00G.html?iref=comtop_list_pol_n01

(政治断簡)選挙は社会を考える機会のはず
2014年11月17日05時41分

■政治断簡 編集委員・松下秀雄

 キツネにつままれたような感じがする。

 だって、安倍晋三首相が意欲を燃やしているのは、集団的自衛権に関する法整備や憲法改正じゃないの? 民意を問うならそっちだろう。集団的自衛権行使を認める閣議決定の前後に衆院を解散すれば、争点は明確になったはずだ

 でも、そこでは踏み切らなかった。首相がどう説明するかはわからないが、消費増税を先送りして解散すると騒がれている。

 だれだって、増税をせずにすむならその方がいい。

 「本音ではみんなやりたくないことで民意を問い、やらないと訴えて選挙を勝ちぬく。その数の力で、意見が分かれる問題で「自分がやりたいこと」を通す

 もしもそれを狙っているのであれば、ずるい

 というと、政治のプロから「子どものようなことを!」と笑われるかもしれない。

 きみきみ、選挙のゆくえを決めるのは「暮らし」だよ。アベノミクスや増税先送りで暮らし向きがよくなれば、有権者は歓迎する。ほかの問題で多少の批判を浴びても、政権はひっくり返らない。それが政治の現実だろう――。

 たぶんその通りだ。でもこの発想は「えさを与えれば喜ぶ」に似て、人への軽蔑が含まれている

 書生論に戻る。選挙は民主主義の一部品でしかない。民主主義の本体は、一人ひとりが社会のあり方を考えること。その機会になりうるから、選挙はとりわけ大切なのだ

 野田佳彦前首相は消費増税を決めて選挙に敗れた。しかし、問いかけは重かった。

 好んだのはこんな説明だ。

 日本はかつて、多くの現役世代で1人のお年寄りを支える「胴上げ型社会」だった。今や3人で1人を支える「騎馬戦型社会」で、やがて「肩車型社会」になる。だからお年寄りを支える費用を、お年寄りを含む全世代で負担しなければならない。支える側の若い世代を支援する財源も要る――。

 ただ、いま振り返ればこの説明はどこか「上から目線」だ。社会と同時に、それぞれの家族も「肩車」化することに目配りが足りなかった。

 昔は兄弟姉妹で老親を支えられた。だがいずれ一人で一人を支えるようになる。介護などで仕事を諦め、食い詰める。すでにそうなっている人、その不安にかられている人にとって負担増は厳しい。

 「肩車」になるから増税と言われても、家族の立場からみれば、だから払えない。増税への反発は当然だ。

 でも、よく考えよう。

 「肩車型家族」にこそ社会の支えが要る。ふだんは多く負担する代わり、介護などの問題を抱えた時にしっかり支えてもらう。それぞれの事情に応じて働き方や働く時間を選べる。そんな社会にしないと、肩車はつぶれかねない。

 家族の変化にあわせて、どうやって社会で支えあうか。正面から論ずるなら、消費増税を問う意味は大きい。

 なのに「先送り」の是非?

 それで私たちに、何を考えよというのだろうか。
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155003

政権復帰でやりたい放題 総選挙でサヨナラ「原発推進議員
2014年11月16日

     (細川博之会長を筆頭に疑惑大臣、うちわ前大臣も/(C)日刊ゲンダイ)

細川博之会長を筆頭に疑惑大臣、うちわ前大臣も/(C)日刊ゲンダイ

[↑ブログ主注: すいませんが、勝手にコピペさせて頂いております
http://static.nikkan-gendai.com/img/article/000/155/003/0301a3567300bf12797b419c3131f28c20141115141617442_262_262.jpg)]

 国民のドッチラケムードとは正反対に、永田町は解散・総選挙に向かって突っ走り始めた。安倍自民は選挙の争点を「増税先送り」「アベノミクスの成否」なんて言っているが冗談じゃない

 特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、TPP(環太平洋経済連携協定)協議への参加、消費税増税…。安倍政権が世論を無視して強引に推し進めた愚策はキリがない。争点はハッキリしている。国民を蹂躙し続ける安倍自民をこのまま許すのか――ということだ。中でも絶対「落選」させないとダメなのが原発議員のメンメンだ。

 福島原発事故を受けて急激に国民の間で高まった「脱原発」の動き。前回(2012年)の総選挙で争点に浮上したが、「脱原発」候補が乱立。全300小選挙区のうち、自民候補者と3党以上の脱原発候補者が争った「乱立区」は約7割の220区に上った。その結果、「脱原発票」は分散し、組織票を持つ自民候補を当選させることになったのである。

 選挙では原発政策について「電源構成のベストミックスを確立する」なんてボカしていた自民は政権に返り咲いた途端、やりたい放題。「日本の原発は世界一厳しい基準がある」と大ボラを吹き、全国の原発再稼働に向けてまっしぐらだ。旗振り役となっているのは、昨年5月に発足した自民党の「電力安定供給推進議員連盟」(細田博之会長)だ。


■自民で衆参約140人

   「原発の早期再稼働や審査の迅速化などを繰り返し政府に
    働きかけている議連で、衆参で約140人が参加しています。
    今年2月の都知事選では、脱原発に目覚めた小泉元首相が
    細川元首相の応援演説で<核のゴミは捨て場がない>と
    訴えていたことに対し、すぐに<使用済み燃料は容量が
    小さいから大丈夫>という内容のリポートで反論しました」
    (経済ジャーナリスト)

 そんな「原発議員」は別表の通り。「政治とカネ」問題が発覚した江渡聡徳防衛相や、うちわ問題で辞任に追い込まれた松島みどり前法務相のほか、選挙区に原発を抱えていたり、パーティー券を購入してもらったりしている電力会社とズブズブ関係の議員ばかりだ。総選挙でも「脱原発なんてコワくない」と高をくくっているのだろうが、対立候補の一本化が進めばどう転ぶか分からない。脱原発活動などを支援している「脱原発政治連盟(緑茶会)」の竹村英明代表はこう言う。

   「脱原発支持の裾野は確実に広がっています。あとは有権者が
    選挙で投票行動に移せばいい。民主党が躍進した前々回(09年)
    から前回(12年)の総選挙は約1000万人の有権者が
    棄権しましたが、棄権は原発推進議員を増やすだけ。原発候補を
    落選させるためには、少しぐらい未熟でも対立候補に一票を
    投じるべきです。そうすれば日本の原発政策は必ず変わります」

 いよいよ原発議員にトドメを刺す時だ
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111902000130.html

【社説】
衆院21日解散へ 「安倍政治」問う機会に
2014年11月19日

 安倍晋三首相が衆院を解散することを表明した。消費税再増税の先送り決断の是非にとどまらず、二年間にわたる「安倍政治」を問う機会としたい。

 二〇〇五年、郵政民営化を掲げて衆院を解散、圧勝した小泉純一郎元首相を意識したのだろうか。

 安倍首相がきのう夜、首相官邸で記者会見し、一五年十月に予定されていた消費税率の10%への再増税を一七年四月に延期することを決断し、衆院を二十一日に解散すると表明した。

 総選挙は十二月二日公示、十四日投開票の日程で行われる。


◆増税先送りを大義に

 税は民主主義の根幹だ。首相の「重い決断をする以上、速やかに国民に信を問うべきだ」との説明も理解できなくはない。

 ただ今回は増税ではなく増税先送りの決断だ。消費税増税を決めた当事者である民主党も先送りに賛成で、あえて国民に是か非かを問うにしては切迫性は乏しい

 政治空白をつくるべきでないとの主張にも一定の説得力はある。

 とすれば、首相がこの時期に解散する理由は、むしろ別にあると考えた方がいいのではないか。

 九月の内閣改造で入閣した小渕優子前経済産業相と松島みどり前法相が有権者への利益供与疑惑で同じ日に引責辞任した。ほかにも閣僚の政治資金問題が取り沙汰され、内閣支持率は下落傾向だ。

 来年以降、集団的自衛権の行使容認を受けた安全保障法制整備や原発再稼働など、国民の反発が必至の課題が続く。さらなる支持率低下は避けられまい

 その一方、野党側は選挙態勢を十分整えているとは言い難い。

 自民党にとって年内解散の方が議席減を最小限にとどめられる。与党で過半数を維持すれば来年九月の自民党総裁選での再選、政権延命を確実にできる-首相側はそう考えたのだろう。


格差拡大は経済失政

 増税先送りという「解散の大義」は政権側の言い分にすぎない。私たち有権者は大義に惑わされず、二年にわたる安倍政治を冷静に検証し、貴重な一票を投じたい。

 まずは、経済政策である。

 消費税再増税の先送りは当然としても、そもそも首相の経済政策「アベノミクス」の内側に誤りがあったのではないか。それを継続するか否かは大きな争点だ。

 経営者寄りの政策は企業や富裕層を富ませたが、雇用者の平均年収や正規雇用者数は減り続け、経済格差は拡大している。

 経済弱者に冷たい雇用、社会保障政策も、消費活動を支える中間層を細らせた。個人消費に支えられる国内総生産(GDP)が落ち込むのは当然だ。消費税増税後の反動減対策である五・五兆円の経済対策の効果も十分でなかった。

 経済だけではない。

 安倍内閣の二年間を振り返ると特定秘密保護法の成立強行や原発再稼働の推進、歴代内閣が積み重ねてきた憲法解釈を、一内閣の判断で変えた集団的自衛権の行使容認などが、やはり思い浮かぶ。

 いずれも国民の反対意見を顧みず、強権的手法で推し進めたものばかりだ。

 その一方、国民と約束した「身を切る改革」は手付かずだ。

 私たちは、国民代表である国会議員の安易な削減には反対だが、年間三百二十億円の政党交付金や議員一人当たり年間千二百万円が支給される文書通信交通滞在費など、削れる部分はあったはずだ

 国会に加えて、行政改革や歳出削減など政府の「身を切る改革」にも、首相は指導力を発揮したと胸を張って言えるだろうか。

 今開かれている臨時国会はどうだろう。

 地方創生と女性の活躍推進が最大の課題と言いながら、女性活躍推進法案は廃案となる見通しだ。

 政権が重要法案と位置付けていたものを棚上げしてまで解散を急ぐのは、政権の成果よりも解散時期を優先させた証左でもある。

 今回の衆院選では、自らの「延命」を優先する首相の政治姿勢も含めて、問われるべきだろう。


すぎる勝敗ライン

 今回の衆院選は過去二回のように、政権交代が現実味を帯びるような世論の盛り上がりは感じられない。その中で、首相は「勝敗ライン」を自民、公明両党での過半数獲得とした。政権維持優先のあまりにも低い設定である。

 そんな政権側の思惑に動じることなく、安倍内閣の二年間をしっかり検証し、各党が掲げる公約と比較検討することが必要だ。

 首相が信を問うとした経済政策はもちろん、私たちの命と暮らしにかかわる社会保障、安全保障や原発政策にも特に注目したい。

 各党の公約を整理・吟味し、有権者の選択に資する判断材料を提供するのは新聞の役割だ。その責任を果たすことが、揺らぐ新聞の信頼を回復する道と信じる。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014112002000140.html

【コラム】
筆洗
2014年11月20日

 「少年よ、大志を抱け」。北海道大学の前身、札幌農学校のクラーク博士が帰国の際、学生に残した言葉には諸説ある。学生と握手をかわした後、ひらりと馬にまたがり、そう叫んだという状況は共通しているが、内容や趣がどれもやや異なる▼「この老人の如(ごと)く大志を抱け」「人間として当然なすべきことをすべて達成せんと望め」「金、利己、はかなき名声を求める野心を燃やすことなく、人間の本分をなすべく大望を抱け」という説もある。ジョン・エム・マキ著『W・S・クラーク その栄光と挫折』に教わった▼クラーク先生のいう「大志」はカネや名声、ましてや選挙とは関係ないが、いくら何でも「大志」のない話である。安倍首相が十二月総選挙の勝敗ラインを自民と公明両党で過半数維持と掲げた▼もちろん謙虚さや野党に対する敬意ではない。大風呂敷の政治家がこと選挙に限って「小志」になるのは達成できなかった時への予防である▼両党で過半数維持とは現有勢力から九十議席近く減らそうともその身は安泰。「(両党で)過半数を維持できなければ、私は退陣する」と首相は真面目な顔をしていたが、なかなかの演技派である▼前回のテストで満点近い成績をとった子が「明日のテストで五十点を切ったら一生おやつはいらない」と悲壮な顔を浮かべても親は喜ぶまい。悪知恵におやつは当分抜きとなる
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●アベ様の決まり文句「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

2014年11月01日 00時00分56秒 | Weblog


asahi.comの記事【室井佑月「首相に誰かレクチャーしておくれ」】(http://dot.asahi.com/wa/2014101400089.html)。

 「「憲法9条を保持してきた日本国民」に決まったら、ものすごく嬉しいんだけどな。・・・・・・つまり今回、ノミネートされた憲法9条はノーベル平和賞にふさわしいと思われて、その上、受賞してしまったらその後の期待が込められるってさ。受賞したら、この国では誰も止められない安倍首相の暴走の歯止めになるかも」・・・・・・ブログ主もそう思っていました。

   ●「憲法9条にノーベル賞を」!、暴走改憲を止める一矢に!
                    ~世界の笑いものにならないために~
   『●「憲法9条にノーベル賞を」!、
          たとえ外圧と呼ばれようともアベ様に一矢報いたいもの
   『●子どもたちが「キチンとした教育」を受けることができ、
                        平和に暮らせる世の中に
   『●「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」
                (『カナエール福岡応援ページ』)


 「安倍さんはなにか質問されると、いっつも「国民には丁寧に説明をしていく」という。明白な危険とは、「まさに明白な危険」で、疑問に対しては、「国民に丁寧に説明をしていく」で終わり。頭をバリバリ掻きむしりたくなる」・・・・・・消費税増税についてもそう、「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」とまで言っていたTPPもそう、東電原発人災による汚染水漏れ対策についてもそう、原発再稼働問題もそう、「平成の治安維持法」をはじめ閣議決定による壊憲もそう、番犬様のための辺野古破壊もそう・・・・・・アベ様が「国民に丁寧に説明をしてい」ったタメシがない。そして、この政治的惨状。

 室井さん「彼がなに考えているのか、よくわからないんだもん」・・・・・・アベ様は何も考えていないんですよ、きっと、・・・・・・オカネマネー)のこと以外はね。

   ●「戦争も、原発も、本当の怖さを知る人の言葉をかみしめたい」:
                           あ~、アベ様らは聞く耳持たず
   『●「広島に続いて長崎でも、
        被災地の思いに応えることはなかった」「心や魂」無きアベ様
   『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身
   『●「戦争できる国へ」という信念を貫くアベ様の辞書には
                     「不戦の誓い」などという言葉は無い』 
   『●アベ様のオツムの中身のネタ元:
      「憲法改正、愛国心教育、自虐的歴史教育是正、戦後レジーム脱却」


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http://dot.asahi.com/wa/2014101400089.html

室井佑月「首相に誰かレクチャーしておくれ
(更新 2014/10/15 11:30)

 10日、ノーベル平和賞が発表された。受賞したのはパキスタンの少女マララ・ユスフザイさんとインドの人権活動家イラシュ・サティヤルティさん。しかし、作家の室井佑月氏は「憲法9条」の受賞に期待していたという。その理由とは。


*  *  *

 今日は10月5日。ノーベル平和賞の発表は、10月10日。この原稿がみなさんの目に触れるころにはもう発表されている。

 「憲法9条を保持してきた日本国民」に決まったら、ものすごく嬉しいんだけどな。

 ノーベル平和賞って、「『国家間の友愛関係の促進、常備軍の廃止・縮小、平和のための会議・促進に最も貢献した人物』に授与すべしとしているが、選考委員会では『平和』の概念を広く解釈しており、受賞対象者は国際平和、軍備縮減、平和交渉だけでなく、人権擁護、非暴力的手法による民主化や民族独立運動、保健衛生、慈善事業、環境保全などの分野にも及んでいる。また、ノーベル賞の中でもこの賞のみが受賞後の期待を込められ、この賞が付与されることがほとんどである」(ウィキペディア)

 つまり今回、ノミネートされた憲法9条はノーベル平和賞にふさわしいと思われて、その上、受賞してしまったらその後の期待が込められるってさ。

 受賞したら、この国では誰も止められない安倍首相の暴走の歯止めになるかも

 3日の衆議院予算委員会。安倍首相は、集団的自衛権の行使をどうするかの判断基準になる「新3要件」のうち「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」の「明白な危険の範囲に関し、

   「明白な危険とは、まさに明白だ

と答えた。このことについて、民主党の枝野幹事長が頑張って質問していたが、堂々と、

   「曖昧ではない」(首相)

 だって。いや、だから、それが曖昧だっていうんだよ。ひょっとして、ウケ狙いかとさえ思ってしまう。まさかね。国民の命がかかっている質問なのに。そこまで想像できていない?

 安倍さんはなにか質問されると、いっつも「国民には丁寧に説明をしていく」という。明白な危険とは、「まさに明白な危険」で、疑問に対しては、国民に丁寧に説明をしていく終わり

 頭をバリバリ掻きむしりたくなる。会話とはどういうものか、そっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、と思う。つーか、逆にはぐらかしの技術を誰かがレクチャーしていたり?

 ほんとうにノーベル平和賞、決まらないかな。そして、安倍さんのコメントを取りに、海外報道陣が集まらないか。

 きっと、この国でなされている質疑応答では許されない。安倍さんの考えについて、はぐらかしを許さず、突っ込んだ質問がされることを海外報道陣に期待してしまう。もうこの国の報道はダメそうだし

 あたしはあの方がよくいう「丁寧な説明」を、そろそろきちんと聞いてみたい。この国のマスコミも野党も腑抜けで、いちばん大切なその部分を追及しきれない。だから、彼の暴走を止めるような議論も巷から沸いてこない。彼がなに考えているのか、よくわからないんだもん

週刊朝日 2014年10月24日号
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