「2週連続遠征、まずは関西遠征記(その3)」のつづきも、国立民族学博物館(みんぱく)見聞録です。
この翌日に訪れた京都国立博物館では特集陳列「日本の仮面 人と神仏、鬼の多彩な表情」を観ました。
京都周辺の社寺に伝来した仮面35面を展示します。東寺の五重塔供養法会で用いられた十二天面(平安時代)、八部衆面(鎌倉時代)、丹後国分寺で追儺会に登場した毘沙門天面(鎌倉時代)、神社に伝来した能狂言面(室町~江戸時代)などです。仮面は儀礼や芸能に使用するための道具ですが、それぞれ造られた時代の造形の特徴が現れています。その多彩な表情をご覧ください。
というものだったのですが、みんぱくで観たたくさんの仮面の毒気に当てられたというか、魅せられ過ぎたというか、日本の仮面のインパクトは弱かった・・・
ということで、今回はみんぱくで観た仮面特集です。
まずは、パプア・ニューギニアのイアトムル族の仮面。
カッコイイ
照明の当て方も上手いと思います。
次はこれまたパプア・ニューギニアの、今度はバイニング族(説明板の表記による)の大きな仮面。
説明板によれば、
木の枠にタパをぬいつけて、鳥をあらわしている。子どもの誕生を祝う儀礼などのさいに、仮面の下部に長い草の葉をのれん状につけ、中に人が入って踊る。
だそうです。
鳥には見えないなぁ・・・
で、ここからは「細長い系」で、こちらもパプア・ニューギニア(セピック川流域)のもので、これまた中に人が入るのだとか。
籐で編んだ仮面のなかに人が入り、下側にある人面の目から外を見る。
儀礼の場に仮面をかぶったものが現れたとき、祖先の霊が現世にもどってきたとされる。
だそうな。
次もセピック川の仮面。
これは、長い
この仮面をつけたら、上半身が隠れてしまいそうです
と、考えてみれば、ここまで紹介した仮面はすべてパプア・ニューギニアのもの
大航海時代、パプア・ニューギニアにやって来た西欧の探検隊が島に上陸した場面を想像してみましょう。
「ここはどこ?」的な不安な状況の探検隊の目の前に、こんな仮面をつけた住民たちが集まってきたとしたら・・・、かなり不安だったことでしょうねぇ
それにしても、パプア・ニューギニアがこれほどまでに「仮面王国」だったとは知りませんでした
勉強になりました。
ところできょうは、体調不良で「MISIA星空のライヴVIII -MOON JOURNEY-」高松公演をキャンセル(こちらの記事をご参照方)したMISIAが「ROCK IN JAPAN FES. 2015」のステージに立つ(立った)日。
回復できているんだろうか・・・ と不安だったのですが、終了後のTwitterを見ると、絶賛の嵐
良かったぁ~
完全復活といってよろしいのでしょうか?
実は、この記事を書いている途中から「ROCK IN JAPAN FES. 2015」でのMISIAに関するTwitterに気もそぞろで・・・、この記事の品質は保証できません
それにしても、初の生MISIAの聴衆の心をこれほど掴むMISIA、さすが です。
これで安心してあさってのNHK「いのちのうた」を迎えることできます
と、最後に、MISIAを連想してしまったみんぱくの展示を紹介して今夜はお終いにしましょう。
2015/08/15 2週連続遠征、まずは関西遠征記(その5)
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