世の中一般的には、明日、4月29日からゴールデンウィークに入るわけですが、私の場合、一足早く、きょうからゴールデンウィークに突入しました
初日のきょうは平日ですから、どう使おうか考えた結果、まずは貯金箱に貯まった1円玉と5円玉を銀行口座に入金して(土日祝日はATMから現金の入金ができない)、次に、上野に向かいました。
混雑必至の「生誕300年記念 若冲展」を観ようというわけです。
ところが、上野駅に着いて、ホームから公園口に向かって歩いて行きますと、コンコースの展覧会チケット売場に長い行列が…
もしや… とちょいと不安に感じつつ、上野公園に足を踏み入れると、「平日」にもかかわらず、かなりの人出
そして、多くの人たちに向かう先は、「若冲展」が開催されている東京都美術館でした
あれまぁ~ です。
私はあっさりと萎え、急遽予定を変更して、行きつけの東京国立博物館(トーハク)へ向かいました。
トーハクでは、この時期恒例の「新指定国宝・重要文化財」が開催中ですし、特別展「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-」が始まったことですしね。
そしてトーハクの構内に入ると、 閑散…
最初に観た本館18室「近代の美術」(まずトイレを目指しました)なんて、
ほとんど独り占め の境地でした。
しかし、というか、しかも、展示されていた上村松薗の「焔(ほのお)」が素晴らしかった
女性の怨念を象徴するかのような蜘蛛の巣と藤の花をあしらった着物が見事です。
この季節にぴったりの「藤の花」、本館10室の浮世絵の展示は、「藤づくし」といった風で、さすがはトーハクだと思いました。
左の作品は鈴木春信(大好き)の「浮世美人寄花(うきよびじんはなによす)・南の方松坂屋内野風(みなみのかたまつざかやのかぜ)」で、説明板によりますと、
南の方、すなわち品川の遊郭松坂屋の遊女、野風を描いている。雲形内には「君が代の松にかヽれる藤なれば 千たび咲べき花かとぞ思ふ」(宝治百首)とあり、壁には藤の花が飾られている。野風を藤の花に寄せている。
だそうで、「遊女・野風さん」といえば、「JIN -仁-」を思い出します
もう1点、藤の花絡みの作品を。
今、もっとも「旬」な文様「市松紋」に見えるチェッカー模様は、「石畳文」だそうで、
斜めに配した石畳文を藍で型染にし、桐の葉を紅の鹿の子絞りで、桐の花を金糸や紅の絹糸で刺繍する。背面の左腰にやや空間を残し、前身に華やかな王朝風の模様を表した、いわゆる「元禄小袖」である。桐の花は「踊り桐」とも称される。
と、、、、あれ? これは藤の花ではなく桐の花ですか…
締まりの無いお話ですが、きょうはここまで
つづき:2016/04/29 世間より一足早くゴールデンウィーク(後編)
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