避難したつもりではなかった京都旅行記(その3)のつづきに戻ります。
実家へのお土産を無事にヤマト運輸さんに託すことができ、身も心も軽々です
さて、「身も心も軽々です」になったところで、このあとの行動はどうしましょうか?
延期になってしまったTHE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUESTの京都公演に参戦するつもりだった頃の、初日の行動予定はこんなものでした。
京都駅(荷物をコインロッカーに預ける)⇒徒歩⇒東本願寺⇒徒歩
⇒西本願寺⇒徒歩⇒京都駅⇒JR琵琶湖線⇒大津駅
⇒ホテル(チェックイン&休憩)⇒大津駅⇒JR琵琶湖線⇒山科駅
⇒地下鉄東西線⇒東山駅⇒徒歩⇒京都市美術館⇒京都会館(LIVE)
⇒成り行き任せでホテル
MISIAのライヴには参加できなくなってしまったものの、基本的には当初予定どおりに動くつもりにしていた私ですが、京都駅のコインロッカーに空きがなかったことと、宅配便を発送するという作業が加わったことで、さて、どうしようか…です。
ヤマト運輸さんのステーション前で、京都駅の観光案内所で入手したガイドマップ(右の写真。今回の旅行ではかなり重宝しました。しかも無料)を広げ、しばし考えました
京都会館の様子を見ておきたいし、そして、当初予定どおり京都市美術館に行き、親鸞展も観たいし…。
なにせ、東本願寺で親鸞展の割引券を入手していましたから。
当日券1300円⇒900円
これを活用しない手はないでしょう。
でも、その前に、
そうだ、梅小路機関車庫に行こう
と思いつきました。ここなら、すぐ近くですし、何よりも、以前から興味津々だった施設です。
ガイドマップを頼りに、梅小路公園の中を通って梅小路機関車庫に向かうと、汽笛の音が聞こえるし、
煙
そして、何十年ぶりかに嗅ぐ蒸気機関車の(煙の)臭い
否応なく気分が高まります。
そして、そして、不勉強だったもので、梅小路蒸気機関車館(正式名称はこちらでした)の入口に爆発寸前
1904年に京都鉄道㈱の本社屋兼二条駅舎として建てられた「旧二条駅舎」を、1997年にリニューアルして移築したものだそうです。
日本最古の和風木造駅舎という「売り」も大きい。
入館料400円をSuicaでお支払いして、管内の展示をとりあえずさらりと見物。そして、機関車庫に向かおうとすると、おぉ、昔の駅のプラットフォームがぁ
機関車庫の北東側にごく接近して建っているため、ちょいと薄暗いのが残念…
で、機関車庫に入場
18両もの蒸気機関車が、しかもそのうち7両が動かせる状態で保存されているってのは、ホント、壮観でした。
ちょいと撮ってきた写真を並べてしまいたくなります。
排煙を集めるものと思われる漏斗(ろうと)状のものを見て、自動車工場のファイナルテストの様子を思い出しました。
自動車のファイナルテストでは、ローラーの上にクルマを乗り上げてエンジンを吹かし、疑似走行テストをするのですが、その時、ローラーの後ろに排ガスの吸収口がせり上がるようになっています。
地震の3日前、私は仕事絡みで日産・追浜工場を見学することができ、電気自動車LEAFのファイナルテストを見ました。すると、ガソリン車に混じってテストに臨むLEAFの後ろにも、吸収口ががばぁ~
電気自動車は排ガスを出さないはずですが…
ところで、LEAFの複数形は何というのでしょうか?
工場見学の際、聞いてみましたら、日産の人が曰く、
大文字でL・E・A・F、小文字でsじゃないですか?
LEAVESということはないと思います。
だそうな。ご参考まで。
話を梅小路蒸気機関車館に戻しまして、旧二条駅舎の中の展示から、往事の梅小路機関区のジオラマをご紹介します。
かなりの満足感を胸に、私は路線バス に乗って京都駅前へ戻りました。
京都駅前に戻った私、一旦は、
京都駅⇒地下鉄烏丸線 ⇒烏丸御池駅⇒地下鉄東西線 ⇒東山駅
⇒徒歩 ⇒岡崎公園
のルートで京都市美術館と京都会館へ行こうと思ったのですが、平安神宮方面行きのバス があることを知り、バス で行くことにしました。
ちょっとここで一旦、休憩 をいただきます。
つづき:2011/04/03 避難したつもりではなかった京都旅行記(その5)
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