新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

「オルセー美術館展2010『ポスト印象派』」は超お薦め!

2010-06-19 20:32:23 | 美術館・博物館・アート

100619_1_1 先週のNHK「日曜美術館」で「夢のオルセー美術館 傑作10選」が放送されたことから(再放送は20日夜20:00~)、混んでいるかもしれないと思いつつ、行ってきました「オルセー美術館展2010『ポスト印象派』


この展覧会は、オルセー美術館の改修工事(09年11月~11年3月)で、展示スペースが縮小される機会を使って行われている「世界ツアー」の一環で、いわば、「宝塚大劇場が改修されるので、宝塚歌劇団の何とか組が地方巡業している」といった感じでしょうか? だいぶ違うか…


それはさておき、大満足の展覧会でしたぁ


これだけの傑作揃い、「大看板」揃いのオルセー・コレクションを、東京で、入場料1,500円で楽しめるなんて、こりゃ、行かなきゃもったいない

来年4月以降にパリに行くつもりで、「オルセーで観るからいいよ」とおっしゃる人も、行っといた方がいいですよ。私がポンピドゥー・センターに行った時のように、「従業員のストライキのために閉館」なんてケースもありますから…(記事はこちら)。


   


さて、「入場制限してたらヤダな…」と思いながら向かった国立新美術館でしたが、予想に反して、チケット売り場には行列は無いし(私はこちらで事前にチケットを入手して出かけた)、展示会場にすんなり入れるしで、ちょっと肩すかしをくらった気分…。でも、願ったりかなったりです。


が、しかし、そんなに世の中は甘くない…。

会場内は観客でぎっしり 人出の多い展覧会ではいつものことながら、とりわけ、最初の作品、ドガの「階段を上がる踊り子」にはビシ~っと人垣ができていました。


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40cm×90cmほどの小さな絵です。これは満足に鑑賞できませんでした。


それでも、先に進めば気休め程度に観客の密度が下がりますし、会場内は自由に遊弋(ゆうよく)できました(行列をつくってじわじわ進むスタイルではない)ので、行きつ戻りつ、鑑賞を楽しめましたヨン


   


気に入った作品を挙げだしたらきりがなくて、サッカーの試合も始まってしまいますので、特に気に入った作者・作品だけを紹介しておきます。


まず、大好きな画家の一人、ロートレック(小倉で観たロートレック展のノリノリじゃない記事はこちら)の作品「黒いボアの女」「女道化師シャ=ユ=カオ」「赤毛の女(化粧)


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きっちりしたデッサン、意表を突く視角とポーズ、そして、絵から伝わってくるロートレックとモデルになった女性たちとの「画家とモデル」以外の人間関係の親密さ、、、、いやぁ~、ロートレックだぁ~


   


次は、オランダ人ゴッホ


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この2枚「アルルのゴッホの寝室」と「星降る夜」は、もしももらって帰れるならば、喜んでいただいてまいります どちらもほどよい大きさで、我が家にも飾るスペースを用意できますし…。


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この展覧会で、最も、ふふぉ~~と、深く、静かに見入った作品が、ハンマースホイの「休息」でした。

地味な色合い、単純な構図ではありますけれど、何ともス・テ・キ

なんとも穏やかな作品です。日常生活に疲れた時、この絵を見つめていると、ちょっとぬるめのお湯に時間を気にせず浸かっている時のように、じんわりと癒されそうな気がします。


   


と、サッカーの日本VSオランダ戦が始まってしまう

取り急ぎ、ここで記事をアップして、のちほど「追記」します。


【追記】ふ~~~~、デス


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常識的には、かなう相手ではないと思いつつも、日本チームの前半の戦いぶりを見て、せめて勝ち点1を と期待してしまいました。
でもねぇ~、やはり、技術も体力もオランダの方が圧倒的に上でした。
ま、気を取り直して、日本時間24日深夜(25日早朝)のデンマーク戦に立ち向かってもらいたいっ と、強く思う私でございます。


そんなわけで(←意味不明)「オルセー美術館展2010」の記事のつづきは明日に先送りして、今夜は寝ます。(2010/06/19 23:26)


つづき:2010/06/20 「オルセー美術館展2010」にはもう一度行こうかな…

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