新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

エゾシカの寿司!?

2009-11-16 20:39:15 | エキナカ

昨日、最寄り駅の中をぷ~らぷ~らと歩いておりますと、回転寿司屋さん(うず潮)の前にこんな看板を発見


091116_2_1


一瞬、我が目を疑いました。なんてったって、エゾシカ ¥280 ですよ。


鹿肉の寿司なんでしょうねぇ、寿司屋ですから。

でも、鹿肉は牛肉のように生でも食べられるものなのでしょうか? それとも、穴子のように火を通したり、鯖やコハダのように酢でしめて食べるのでしょうか?

さっそく調査です。実はこの看板を見かけたのは昼食直後でして、さすがにエゾシカ寿司を試すのはヤメにしました、っつうか、食事前であっても食指が動かなかったのも事実です


ググってみますと、(社)エゾシカ協会のHPに行き当たりました。このHPによると、エゾシカが増えすぎて、食害やら(日光でも同じ話があるらしい)、クルマに衝突したり(人命にも関わりますナ)と、困った状況になっているのだそうで、人間とエゾシカの共存共栄を図るべく、エゾシカの利用法(食べ方が主)の普及活動を行っているらしいです。

以前、十勝地方に出張した際、地元の人からお聞きしたところによると、クルマと衝突して死んでしまったエゾシカは、鮮度その他の理由から、食べることなく処置してしまうしかないのだとか。そんな「鹿生(人生の鹿版)」を送らせるよりは、人間が食べて喜んであげる方が理にかなっている気がします。


それはさておき、肝心の「鹿肉は生で食べられるのか? 」は、エ有協(勝手に略称)のHPからリンクが貼られていた北海道庁のHPにその答えを発見しました。「エゾシカの衛生処理マニュアル」の参考資料「エゾシカの疾病等と食肉利用」にこんな記述があります。


したがって、エゾシカ肉を食用に供するに当たっては、捕獲から食肉処理の段階でこれらの疾病や異常を適切に排除するとともに、エゾシカ肉の生食を避け、加熱調理して提供するなどの、安全確保を図っていくことが重要です。


やはり、エゾシカ肉は生で食べることはできないようです。


   


う~む、チャレンジしてみようかな・・・。

でも、「エゾシカのステーキ」や「エゾシカのシチュー」とかならともかくも(鹿肉はジビエ料理としては珍しいものではないはずです)、さすがに、いきなり寿司ってのはねぇ~。

どなたか試食された方がいらっしゃいましたら、どんな寿司なのかご教示くださいませ。

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平塚市美術館でカーデザインを楽しむ(その1)

2009-11-16 07:09:17 | 美術館・博物館・アート

先週木曜日の12日、私は「三つの用事」のために年休をとりました。「第二の用事」はこちらに載せた写真から察せられますように、湘南ベルマーレの本拠地、平塚での用事でした。

平塚での用事とは、湘南ベルマーレとは関係ありませんで、こちら

091199_1_1

平塚市美術館で開催中の「カーデザインの歴史 -NISSAN 情熱と機能の美-」を観るためでした。

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この展覧会、上にリンクを貼った美術館のHPに記載しているとおり、「公立美術館で初めて、ひとつの国産メーカ―のデザインを年代を追って俯瞰し・・・」と、ある意味、画期的な企画展かもしれません。
平塚市美術館は、NHKの「日曜美術館 アートシーン」で紹介してもらえないかとNHKにかけあったものの、「一私企業の名前が前面に出ていては…」と断られたんだとか

まぁ、仕方ないことかも…。

自動車産業は日本経済を支える太い柱の一つである一方で、クルマそのものは、人々の生活にも密着しているし、ほぼ先端技術の塊だし、高いだの安いだの、速いだの遅いだの、騒音がやかましいだのエンジン音が心地良いだのと、ユーザーそれぞれの希望に沿わなければならないし、いくら高性能・高機能のクルマでも、スタイルが悪いと見向きもされない、と、かなり大変な工業製品です。実用性とコストとデザインが同じくらいの比率で重要視される点で建築に近いかも?

そんなクルマが持っている美術的な側面って、かなり面白いと思うのですけど…。

   

企画展は、カーデザインのとっかかりになるデザイン画の手法の変遷とデザインそのものの変化をメイン・ディッシュとして、カーデザイン決定の最終的な決め手になるクレイモデルが重要なサイド・ディッシュに添えられていました。

まず、デザイン画からご気に入ったものを紹介しましょう。

今でこそ、画像ソフトを使ってコンピュータで描くようですが(下の写真は現行Z)、

091199_1_3

昔は当然手描きだったわけで、こんなの(ダットサン210)や、

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こんなの(スカイラインC110型、いわゆるケンメリ)とか、091199_1_5

ハイライト技法(色の付いた画用紙に光=ハイライトを描写して立体をかたち作っていく技法だそうな)」で描かれたデザイン画、ステキです

   

このデザイン画で次期モデルの候補を絞り込んで、小さなクレイモデル(粘土細工)で候補を更に絞り込み、そして実物大のクレイモデルで最終的な「形」を決めるんだそうです。

そういえば、日産のTV CFでこんなのがありましたっけねぇ。

091199_1_6

まるで木材に鉋(かんな)をかけるように粘土を削ってます。コンピュータ上で作り出した形を大ざっぱに機械で削りだして、それを人手で最終的な形に造りあげていくんだそうです。

会場には実物大のクレイモデル(現行Z)が展示されていました。手順が判るように、荒削り段階(向かって左半分)の部分と最終的な段階(向かって右側)の部分両方を見られます(展示専用のクレイモデルなのでしょう)。

091199_1_7

最終的な形をアップするとこんな具合です。

091199_1_8_2

きれいです。これに特殊なシートを貼り付けると、まるで本物の金属製のボディーのように見えるから不思議です。

下の写真は、今年の東京モーターショーに出展されていた電気自動車「ランドライダー」の実物大模型。

091199_1_9

シートを貼った左半分だけ本物のように見えませんか?この模型は粘土ではなく、発泡スチロール製のようです。

   

何とも中途半端ではありますが、この辺で一旦休憩をいただきます。長くなると、携帯から修正できなくなってしまいますので…。

つづきは近日公開です。


つづき:09/11/25 平塚市美術館でカーデザインを楽しむ(その2)

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