昨日、最寄り駅の中をぷ~らぷ~らと歩いておりますと、回転寿司屋さん(うず潮)の前にこんな看板を発見
一瞬、我が目を疑いました。なんてったって、エゾシカ ¥280 ですよ。
鹿肉の寿司なんでしょうねぇ、寿司屋ですから。
でも、鹿肉は牛肉のように生でも食べられるものなのでしょうか? それとも、穴子のように火を通したり、鯖やコハダのように酢でしめて食べるのでしょうか?
さっそく調査です。実はこの看板を見かけたのは昼食直後でして、さすがにエゾシカ寿司を試すのはヤメにしました、っつうか、食事前であっても食指が動かなかったのも事実です。
ググってみますと、(社)エゾシカ協会のHPに行き当たりました。このHPによると、エゾシカが増えすぎて、食害やら(日光でも同じ話があるらしい)、クルマに衝突したり(人命にも関わりますナ)と、困った状況になっているのだそうで、人間とエゾシカの共存共栄を図るべく、エゾシカの利用法(食べ方が主)の普及活動を行っているらしいです。
以前、十勝地方に出張した際、地元の人からお聞きしたところによると、クルマと衝突して死んでしまったエゾシカは、鮮度その他の理由から、食べることなく処置してしまうしかないのだとか。そんな「鹿生(人生の鹿版)」を送らせるよりは、人間が食べて喜んであげる方が理にかなっている気がします。
それはさておき、肝心の「鹿肉は生で食べられるのか? 」は、エ有協(勝手に略称)のHPからリンクが貼られていた北海道庁のHPにその答えを発見しました。「エゾシカの衛生処理マニュアル」の参考資料「エゾシカの疾病等と食肉利用」にこんな記述があります。
したがって、エゾシカ肉を食用に供するに当たっては、捕獲から食肉処理の段階でこれらの疾病や異常を適切に排除するとともに、エゾシカ肉の生食を避け、加熱調理して提供するなどの、安全確保を図っていくことが重要です。
やはり、エゾシカ肉は生で食べることはできないようです。
う~む、チャレンジしてみようかな・・・。
でも、「エゾシカのステーキ」や「エゾシカのシチュー」とかならともかくも(鹿肉はジビエ料理としては珍しいものではないはずです)、さすがに、いきなり寿司ってのはねぇ~。
どなたか試食された方がいらっしゃいましたら、どんな寿司なのかご教示くださいませ。