さて、気を取り直して、12日のMISIA 星空のライヴV Just Ballade 横須賀公演の感想を整理します。
座席は2階のバルコニー席でありんした。ありゃ? 横須賀に縄張りを持つと言われる某氏の近くだったようですな。全然気づきませんでした。
どうも最近のMISIAのライヴでの私の座席は、左右どちらかの角度のない、「曲げてきたぁ~」じゃないとゴールできない場所が多い気がします。この後、2回予定してる★Vのホールライヴは右端と左端の座席です。しかも結構前の方なので、バンドメンバー全員のお姿を拝見するのは無理だと思っています
そんなよこすか芸術劇場の座席位置でしたが、音は思いのほか良好でした。MISIAのヴォーカルを重点的に楽しむ星空のライヴには最適に近い会場でした。天井がど~んと高く、ステージから発せられる音を観客がつつみ込むようなつくり、まるで木製の楽器のような会場で、私はJCBホールのような無機的な会場よりもこっちが(ずっとずっと)好きだな…。
そんな楽器のような会場で聴くMISIAは最高(何度も何度も「最高」を更新中)でした。会場の特性を味方につけたMISIAのボーカルが特に響いてきたのが、LOVE TRULY(祝 CD化)、星のように・・・、そしてStay in my heartでした。あっ、逢いたくていまは別格です。
もちろん、他の曲も良かったデスよ(地平線の向こう側へが最高だったのは既に毎度のこと)。んんとビミョーだったのはMISSING AUTUMNだけでしたから(MISIAも明男ちゃんもどうも乗り切れていなかった様子でした)。
美しく、厚く、深く、そして熱く響き渡るMISIAの歌声を聴いていると、これまた毎度のことながら、この時代を生きられた幸運と、MISIAというシンガーに出会えた幸運を感じます。大仰に書いているのではなく、心底思います、ホント。
で、12日の記事にも書いた「逢いたくていま」を蒸し返してしまいます。
こんな凄いパフォーマンス(曲・詞・ヴォーカル・演奏)が世の中に存在している(存在した)のは奇跡ではないかとまで思いました。日曜劇場「JIN -仁-」のエンディングでTVのスピーカーから流れるこの曲しか知らない多くの人たち、そもそもこの曲の存在を知らないもっと多くの人たちにも聴かせてあげたい、「聴かなきゃ一生後悔するよ」と言ってあげたい
サビの部分での、どこまでも伸びる歌声、会場のすみずみまでを満たす声量、聴衆の感覚を揺さぶる「声の力」には圧倒されます。
そして、Fuyu君のドラミングもまた凄い(CD版でもDrumsはFuyu君のようです)。ラストサビでのドラムはバコバコドコドコと体と心になだれこんできますし、そこから先は、振り下ろされる腕とスティックがしなっているようで、まるで千手観音が踊っているかのような美しいお姿です。こりゃ必見・必聴ですぞ。
でも、生で「逢いたくていま」を聴くにはMISIAのライヴに行かなければならないわけで、そこはちとハードルが高い。CDでガマンするしかない人たちには本当に申しわけなく思いますけれど、生で聴く「逢いたくていま」は、生で聴く「地平線の向こう側へ」がワールド ビジネス サテライトのエンディングで聞くのとまるで違う(こちらはアレンジもMISIAの歌い方もだいぶ違います)のと同様に、まるで別物です。
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逢いたくていま 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2009-11-18 |
「JIN -仁-」第5話での夕霧元花魁のお言葉を拝借すると、
聴くも一生 聴かずも一生 ならば今生(こんじょう)聴き逃すまいぞ
です。
ところで、今回のツアー、DVD撮りはどうするのでしょうかねぇ。
大阪・横浜で開催される「星空のライヴV Just Ballade MISIA with 星空のオーケストラ 2010」が収録されることになる気配が漂っています。
でも、ホールライヴも捨てがたいです。レポートやブログを見ますと、ホールライヴ・ツアーは過去最高のクオリティを持つツアーだと思われます。私を含め、ライヴに参加した人たちの記憶に残るだけではもったいなさ過ぎます
最高のパターンは、ホールライヴとアリーナライヴをDVD 2枚組(Blu-rayなら1枚で済みそう)で出していただくこと。それが無理なら、せめてライヴCDで発売して欲しいです。リズさん、お願い