新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

森のラブレター

2009-02-11 21:21:57 | MISIA

感動!北の大自然スペシャル 森のラブレター 倉本聰が贈る、果てしない命の物語」を見ました。北海道の自然を中心に据えた番組だろうと思っていたところ、とんでもない、もっともっと大きなこと(地球・生命・幸福…)を取り上げた番組でした。

 

例えば、地球を覆う空気は地球の大きさからすれば極々薄い膜のようなものでしかないこと。

地球誕生から46億年。この長い歴史の中で、ホモサピエンス誕生は20万年前、まだまだ最近のできごとです。ましてや産業革命は200年前のできごと。

地球誕生から現在までの時間を460mの小道で表してみると、たった0.02mmの間に、人間は急速に地球を壊してきた、という話は衝撃的でした。

 

番組の冒頭で紹介された「山火事を消そうとしたハチドリの話」がすべてを象徴している気がしました。 (番組のシメもこの話でしたね)

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番組で「奇跡の惑星 地球」という表現が使われていました。

私は、昔読んだ立花隆さんの「宇宙からの帰還」を思い出していました。

立花さんがインタビューした宇宙飛行士の何人かが、宗教の道に移っていたというのです。

宇宙飛行士といえば、強靱な肉体と的確な判断力を科学技術の鎧で武装したエリートのはず。それがどうして宗教へ?

宗教の道を選んだ元宇宙飛行士も、そうでなかった宇宙飛行士も、宇宙の漆黒の闇に浮かぶ地球の青い輝きに、一様に強い感動を受けたそうです。

宗教に入っていた宇宙飛行士たちは、闇と静寂と死しかない宇宙の中に、ぽつんと生命に満ちた地球が存在することは、単なる偶然とは思えない、神の意思があったに違いない、と思ったといいます。

「神の奇蹟と栄光」を讃えるばかりの宗教家ではどうかと思いますが、絶妙なバランスでつま先立ちしているような地球の存在と我々のなすべき事を啓発するという点では、宗教家の道を選んだのも可かなと思います。

 

MISIAの「少しずつ 大切に」は、番組の内容にぴったしと合っていました。素敵でした

最近のMISIAのMCを聞いていると、この番組のテーマソングを歌うことは必然だったような気さえします。

ホント、良い番組でした(サッカーではなく、こちらをライブ鑑賞したのは正解でした)。

ところで、番組中に流れた「少しずつ 大切に」のピアノ・インストルメンタル・バージョン、ピアノの演奏者は誰だったのかな? MISIAかな?

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後日談:「森のラブレター」その後

次の宇宙ネタ:MISIA「銀河」から話は広がって…(その1)

コメント (2)
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