OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ちょっぴり早い秋の歌、そして横山みゆき

2017-08-14 16:55:42 | 歌謡曲
秋止符 / 横山みゆき (キングレコード)

一応、お盆ということで、ちょっぴり早い秋の歌を本日は取り出してみました。

それが昭和54(1979)年秋にヒットした本日掲載のシングル盤A面曲「秋止符」でして、歌っている横山みゆきは同じ年にブレイクした河合奈保子、松田聖子、岩崎良美柏原よしえ等々のメガトン級のアイドル達の前では影の薄い存在になっていた感は確かにあったんですが、どっこいっ!

それでも、彼女達よりは、ちょっぴり大人っぽいセクシーさを滲ませる横山みゆきは、当時の高校生以上の野郎どもには人気がなかなかあったのも、これまた偽りのない事実だと記憶しているんですが、いかがなものでしょう。

実際、サイケおやじにしても、最初はテレビでちらっと見かけ、続いて「秋止符」という、些か湿っぽい歌が流行り始めた頃、掲載したシングル盤のジャケ写を実際に確認した瞬間、全く自分の好みにジャストミートの感性を刺激され♪♪~♪

それは木之内みどり系のルックスに加え、腋見せポーズがニクイばかり♪♪~♪

いゃ~~~、完全にサイケおやじにはツボだったんですよっ!

で、正直に告白すれば、件の「秋止符」という楽曲そのものは、それまでそんなに好きじゃ~なかったんですが、気持ちをあらたに聴いてみると、クラシック&ノスタルジックなアレンジもイヤミになっていませんし、スローで勿体ぶった内気なAメロからサビに入ると、ここでの甘え口調の節回しがテンポアップした曲展開には絶品の味わいなんですから、たまりません。

そしてその時になって初めて、この「秋止符」がサイケおやじが決して好きとは言い難い歌謡フォークグループのアリスの持ちネタであり、作詞:谷村新司&作曲:堀内孝雄が書いた、アリスとしての代表的なヒット曲になる名作か……。

なんとっ!

この横山みゆきのバージョンが流行っていた同時期、アリスが自らのバージョンをシングル盤で出し、横山みゆきを大きく上回るメガヒットにしてしまったというのは、意地が悪いと思うばかりですよ。

ちなみに両バージョンには、それなりに異なる味わいは確かにあって、それはアレンジの違いに要因があると思えば、横山みゆきのバージョンでは若草恵、アリスのバージョンでは石川鷹彦が編曲を担当していることも、今となっては面白く聴けるわけですが、でもねぇ……。

で、そんなこんなの厳しい現実の中にあっても、横山みゆきは今でも根強い人気があるんじゃ~ないでしょうか。

近年はほとんど活動していないみたいですが、素敵なレコードは確かに残してくれたのが、横山みゆきです。

実は……、もう一丁の告白をさせていただければ、ど~ゆ~わけか、彼女は昭和58(1983)年になって、通称横浜銀蝿という一本調子なロケンロールバンドのメンバーだったジョニーとのデュエット曲「太陽のツイスト」という、甘くせつないシングル曲を発売していて、本当はそれを本日はご紹介したかったのですが、いきなりじゃ~、横山みゆきが可哀そうという心持ちで、まずはデビューヒットの「秋止符」について書かせていただいた次第です。

ちなみに件のジョニーって、今やキングレコードの役員ですからねぇ~~~!?

閑話休題。

ということで、またまた本日も時の流れを痛感しております。

でも……、自分の好みって、何時までも変わらないもんですよねぇ~~~。

それこそが生きている証なのかもしれません。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする