OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

気分一新

2016-07-18 20:52:49 | 歌謡曲
■クリスタル・シティー c/w FUNKY LITTLE QUEENIE
             / 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション (フィリップス)
 
世間は連休最終日、しかも東京は都知事選の真っ只中という安寧と慌ただしさのバランスも好ましいと思うのは、それだけ日本が平和な証拠かもしれません。
 
実際、サイケおやじにしても、本日は某所で件の選挙の有力女性候補の演説の場に遭遇し、「ゆり子」で良いのは「ひし美」だけっ! という持論があるもんですから、思わず壁際で寝返りを打ちたくなってしまったですよ。
 
さて、そんなわけですから、せめて車の中では直球勝負の好感度ボーカルを欲してしまうわけで、その中でも本日掲載のシングル盤のA&B両面に収録の歌と演奏にはノー文句でシビレさせていただきました。
 
演じている大橋純子は、これが発売された当時、ライブの現場で一緒に活動していたバックバンドだった美乃家セントラル・ステイションとレコーディングも共に行っており、つまりスタア歌手とセッションバンドというよりも、確固たる実在を示していたグループとしての表現が見事に結実していたわけで、結果的にこのシングル盤が発売された昭和53(1978)年前後が彼女の第一期黄金時代のど真ん中であった事は間違いないと思います。
 
ですから、ジャケットにもきっちり「美乃家セントラル・ステイション」のクレジットがあるのも当然が必然! 佐藤健(key,arr) 以下、土屋昌巳(g)、見砂和照(ds)、高杉登(per) 等々の腕利きレギュラーのプレイも素晴らしく、同時に数人の助っ人&新参メンバーの活躍が新しい空気感を滲ませているのも賛否両論はあろうとも、サイケおやじには結果オーライ♪♪~♪
 
で、まずは作詞:竜真知子&作編曲:佐藤健が提供したA面の「クリスタル・シティー」はバイオリンが奏でるロマンチックなメロディに導かれた、これぞっ! 都会派歌謡曲とニューミュージックの美しい結婚みたいな、なかなかの説得力が情熱的なんですねぇ~~♪
 
ミディアムテンポでもグルーヴしまくるボーカルと演奏パートのコンビネーションは、もちろん別録のはずですが、流石に凄いと唸ってしまいます。
 
一方、土屋昌巳が作詞作曲&アレンジまでも担当したB面曲「FUNKY LITTLE QUEENIE」が当時としては先鋭的なファンク歌謡になっているのも強烈な印象で、とにかくこのカラオケは永久保存の文化遺産候補であり、それに一歩も引かない大橋純子の歌いっぷりも痛快至極!
 
こ~ゆ~、如何にもB面という曲想と仕掛が楽しめるのも、アナログシングル盤の良さかもしれません。
 
そして、この両面2曲が収録された同時期制作のLP「CRYSTAL CITY」も素晴らしい傑作なので、皆様にはぜひともお楽しみいただきとうございます。
 
ということで、どうやら西日本では梅雨が明けたらしいという報道もあり、これからは真夏に一直線ではありますが、そうなれはなったで、今度は猛暑が怖い……、なぁ~んていう取り越し苦労も平和の証でしょうか?
 
晴々した気分というのが一番の幸せなんでしょうねぇ~~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする