OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

サンタナを聴く年の瀬

2014-12-28 15:26:21 | Rock

Santana Live At The Rynearson Stadium, Ypsilantimi 25th May (Klondike = CD)

 01 Black Magic Woman ~ Gypsy Queen
 02 Oye Como Va
 03 Treat ~ Time Waits For No One
 04 Give And Take
 05 Incident At Neshubur
 06 Savor ~ Soul Sacrifice

これまでブートの優良ソースであった人気ミュージシャンの放送用音源が、ついに近年は堂々と出回っている現実について、おそらくはネットの世界的常用が深く関与している事は否定出来ないでしょう。

本日ご紹介のブツも全くそのひとつで、サンタナが残した夥しいブートの中でも評価の高かったものであり、だからこそネットではフリーで楽しめる現実は大歓迎!?

ですから、あえてそれがCD商品化されるのは、些か理不尽な感じもするんですが、それでもゲットさせられてしまうのが、1970年代のサンタナの魔力です!

ここに収められているのは1975年5月25日、アメリカはミシガン州イプシランティにおけるライブ音源であり、メンバーはカルロス・サンタナ(g,per,vo) 以下、レオン・パティージョ(vo,key)、トム・コスタ(key)、デイヴィッド・ブラウン(b)、レオン・チャンクラー(ds,per)、アルマンド・ペザーラ(per) という新旧去来の顔ぶれですから、ラテンフュージョン的な演奏に加えて、初期の代表曲もがっちり披露した、なかなか嬉しいプログラムが繰り広げられています。

それはド頭の「Black Magic Woman ~ Gypsy Queen」と「Oye Como Va」の大ヒット二連発でツカミはOK♪♪~♪

また、当時の新譜LP「不死鳥」からの「Give And Take」におけるワイルドなロック魂の復活も嬉しいところで、新顔のボーカリストであったレオン・パティージョの歌いっぷりは流石、サンフランシスコ周辺のファンク&ゴスペル系のグループで叩き上げてきた実力は、この音源の大きな興味の対象かと思いますが、もちろんカルロス・サンタナにしか弾き得ない官能妖艶なギターとの相性もバッチリですよ。

その意味で気になるのが「Time Waits For No One」でしょう。

何故ならば、同時期のストーンズが発表したアルバム「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」には、ミック・テイラーがサンタナ風のギターを聴かせてくれる同名曲が入っていましたからね~~。思わずサンタナがそれを逆カバー(?)したのかっ!?

と思い込んだのも無理からん話だったんですが、結果は同名異曲……。

しかし、レオン・パティージョとサンタナとのコラボレーションは、なかなか味わい深いものがあり、おそらくはこの時期ならではの演目だったと思われますが、公式レコーディングは???

それと常にサンタナというグループを象徴するリズム隊の奮闘活躍は、これまた新参のレオン・チャンクラーのへヴィ&シャープなドラミングと古参のアルマンド・ペザーラに出戻りのデイヴィッド・ブラウンが作り出す白熱暴虐のリズムの嵐には、本当に熱くさせられてしまいます。

あぁ~~、大団円「Savor ~ Soul Sacrifice」に我知らず腰が浮くってのは、決して恥ずかしいことでは無いっ!

と自分に言い聞かせなければならないほどですよ♪♪~♪

しかし、その前に演奏される「Incident At Neshubur」がこれまた素晴らしく、「静」と「動」の巧みな構成の中、カルロス・サンタナのギターは言わずもがな、トム・コスタが主導するキーボードがサウンドの要として輝くばかりなんですねぇ~♪

う~ん、サンタナはやっぱり好きですよっ!

ということで、年末になっても公私ともにバタバタしつつ、それでも買いっぱなしになっていた様々なブツを開封しては、ひとりゴチている始末なんで、本日も独り善がりでありました。

今年も、あと、わずかなんですねぇ……。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする