OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

いしだあゆみの語りにメロメロ

2014-02-19 15:01:52 | 歌謡曲

愛の氷河 c/w 私のラストショー / いしだあゆみ (日本コロムビア)

今日は久々に「語り物」の歌謡曲レコードを出してきました。

それが昭和48(1973)年に発売された掲載シングル盤A面曲「愛の氷河」で、何んと言っても、当時は既に女優としても認められていた、いしだあゆみのジンワリ哀しい台詞回しが、如何にも芝居っぽいところも含めて、たまりませんよ♪♪~♪

もちろん作曲:井上忠夫&編曲:高田弘の目論見はクラシック~パロック調の優雅でせつないメロディラインの構築にあり、そこに阿久悠の幾分非情な詩の世界が展開されというわけです。

しかも、ここぞっ! というパートに入ると、それまでハミングでダビングされていた主旋律をしっかりと歌ってくれる、いしだあゆみのアンニュイな歌唱表現がニクイんですよねぇ~♪

陰鬱モードのポートレイトを使ったジャケ写の味わいも、ここではジャストミートの良い感じです。

ところが、それで終わらないのが、このシングル盤の魅力というか、アナログ盤ならではのB面ひっくり返しの面白さとして、そこに収められた「私のラストショー」が、同じ制作トリオでありながら、一転してラテンジャズが入ったグルーヴィな歌謡ポップスなんですよっ!

いしだあゆみのノッてる節回しも素敵ですし、所謂「一粒で二度美味しい」シングル盤の典型が、ここにあります。

ということで、いしだあゆみの諸作レコード中では、それほどヒットした1枚ではないと思いますし、実際に当時、これを披露する彼女の姿にテレビ等々で接した記憶が、サイケおやじにはありません。

むしろ次作「幸せだったわありがとう」のスマッシュヒットが強い印象でしたから、掲載の私有盤をゲットしたのはリアルタイムから数年後の中古屋での事です。

しかし、聴くほどに「愛の氷河」が、その魅力を増していると思えるのは、自分が年齢を重ねているからなのかなぁ……。

あぁ、哀切のいしだあゆみが愛おしい♪♪~♪

コメント
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