Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

黄葉に飾られる寂しい廃村

2023-11-23 | 奈良県 川上村
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昨日 = 11月22日の続きです

奈良県吉野郡川上村の瀬戸集落へ



高橋谷の滝を後にして ~ 林道支線を1K余り走ると、廃村の瀬戸集落が現れる


集落の入口には ちょっとした広場になっている、もと小学校の分校跡らしい
周りに平坦な地は無い、集落全体が山の斜面である。





分校跡から こちら方面の視界だけが開ける
すぐ下には廃虚が数軒と山々の景色




左が母屋で、この建物は風呂と便所  昔は全部この様な建て方になっていた





分校跡隣の建物は当然山の斜面に建っている










初めてここを訪ねた時には雨戸もしっかり閉まっていたが、今日は雨戸も外れて外側へ倒れている
和室の障子も破れて倒れて・・・ 朽ちてゆくのを待ってるような感じ




集落内の通路は坂道と石段だが、土砂に覆われて滑りそうだ、慎重に歩く

 

上から見たら屋根が抜けて朽ちてきてる


下へ降りて部屋の中を覗いたら


居間らしき部屋の床は完全に朽ちて、ブラウン管のテレビが転がっている



こちらは台所のようだ
原型をとどめないような感じだか、壊れかけたカマドが残ってる






下にも見捨てられた建物が見える








そばには黄葉した木が秋の陽射しを浴びて輝いている






廃村の朽ちてゆく家々にはふさわしくないような雰囲気の黄葉が輝く




集落最奥の墓には、まだ新しそうな しきみ(しきび)が供えられている
もと住人の方がお参りしているのだろう





目の前には眩しいような黄葉の木々、その後方は山また山




この瀬戸集落には20軒ほどの家があったらしいが、昭和50年頃に集団移転して、現在 住む人は誰もいないようである。

今は、寂しい集落跡に朽ちてゆく建物と華やかに黄葉した木々が静かに佇んでるのみ、時の流れは非情なものです。

  色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 ・・・・




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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廃村 (健太郎)
2023-11-23 17:26:52
廃村・・・寂しい限りですね~~~。
住む家がない人もいるのに・・・。
国会議員は私腹を肥やすことしか考えてないが、何とか利用できる方法を考えてほしいものです。
健太郎さん (naka)
2023-11-23 18:31:21
いつも有難うございます。
日本の林業がダメになったからでしょうか?
集落の全員が移転してしまってから50年ほど経過、建物もますます傷んでゆく。
そのうち 集落自体が山に飲み込まれて忘れ去られてしまうのでしょうか? 寂しい限りです。

国会議員の先生方は、カネにならない話には興味が無いようだし、我が国はこの先どうなって行くのでしょうか?

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