Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

U-19アジア最終予選 準々決勝韓国戦

2010年10月11日 17時38分50秒 | ユース代表
テレ朝チャンネルは契約していないのでインターネットで観戦。

勝てばU-20W杯出場権獲得となる大一番で韓国との対戦となった。

日本 2-3 韓国

得点
前半13分 CKの跳ね返りを指宿が右足ボレー
前半28分 指宿のターンを韓国DFがファールで止めPKゲット、指宿がPK決める
前半33分 空中戦に負けてボールを落とされ飛び出してきた韓国選手に決められる
前半40分位 これも空中戦に負けたところからの失点だった。
前半45分 FKを韓国選手に直接決められる

日本スタメン
     中村
岡本 遠藤 平出 阿部
   六平 藤田
 菊地     酒井
   指宿 宇佐美
交代
酒井→加藤
菊地→永井
指宿→杉本


感想
韓国に負けて2大会連続で世界大会への出場権を逃した。
結果は2-3だが内容は完敗だったと言って良いと思う。
完敗というか、日本の内容がひどかった。
これが日本代表かと疑いたくなるくらい不細工な戦い方だった。

簡単に説明すると、中盤での組み立てが無くDFでボールを奪ったら前線にロングボールを蹴りこむサッカー。
しかし、そのロングボールの精度はアバウトで前線で反応する選手もハッキリしていない状態だった。
がっかりを通り越して失望すら覚える内容に観戦していて悲しくなった。

選手が悪かったというよりも布監督の戦い方が悪かったと断言しても良いと思う。
おそらくリスクを避ける為に中盤での組み立てを省略し、素早く前線にボールを運びそこから押し上げようとしていたのではないかと思う。
しかし前線の指宿は体の張れるタイプではない。今日の試合でも空中戦の弱さは相変わらずで、空中戦に競りに行かず足元にボールが来るのを待っていたシーンもあった。元々指宿は足元でボールをこねるタイプのテクニシャンなのだから自分の得意なプレーをやろうとしていただけだと思う。指宿に前線で体を張らせようとしている時点で間違えている。

韓国は日本に対して空中戦で挑んできてそこから見事に試合をひっくり返した。
この世代の弱点である身長の低さからの連続失点。「パワープレーでいけば日本は崩せる」ということを相手に再認識させたような内容になった。
近年、高さだけのDFは好まずつなぐため技術もある選手を求めている為にフィジカル系のCBは年代別の代表で冷遇され続けているが、それなら今日の布監督の取った戦術の縦ポンサッカーは一体なんだったのか?後ろからつなぐ気配なんて無かった。わからないことだらけである。

今日の試合、見ていてもっとも悲しいプレー内容を見せたのは六平と藤田のダブルボランチ。
そもそもDFからボールが入ってこないのでリズムが作れない。こぼれ玉を拾っても全体が押しあがっていないので簡単にさばける場所も無く、韓国のプレスをかわし展開するだけのスキルが無くボールロストが目立った。
日本のストロングポイントであるボランチが、このチームではウィークポイントになっていた。

これで布監督はユース年代の代表監督として、連続でアジア予選敗退という結果に終わった。
ユース代表監督をサッカー協会のスタッフが持ち回りでやること事態をもういい加減改めるべきだと思う。


マスコミについて
テレビ朝日はTV中継なし。
昔、別の局が地上波で放送してくれていたことを思うとその扱いの差は激しい。
そのくせ、やべっちFCでは「プラチナ世代初のアジア王者に挑む」といって取り上げていたがこれは無責任な報道。
プラチナ世代と呼ばれる選手のほとんどが出場していないにもかかわらず、視聴者受けする言葉を無責任に使っているにすぎない。
そもそもテレビ朝日の判断基準は「数字が取れるかどうか」であって「日本サッカーのために」とか「育てよう」という意識は無いと思う。
 

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (プライド)
2011-11-08 04:02:58
六平と藤田ってボランチが本職なんですか?
返信する
Unknown ()
2011-11-08 22:43:23
プライド様

六平と藤田ともに本職はボランチだと思っています。

六平は前橋育英高校の頃はボランチでした。現在(中央大学)はFWなど攻撃的なポディションで起用されています。
藤田は藤枝東高校の2年の時は右SH、3年ではボランチ、現在(慶応大学)は中盤のDHやSHなどで起用されているみたいです。

ともに器用な選手なので、様々なポディションで起用されることが多いですね。
返信する

コメントを投稿