Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

Jリーグラボ #57

2017年12月05日 22時01分55秒 | その他
Jリーグラボ #57を録画視聴。 
テーマは「なでしこ」で、ゲストは元なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏

・女子サッカーは世界的に(男子に比べたら)間延びしていたので、パスでつなぐサッカーをやりやすかった。
・ベースが出来上がるまでは徹底して組織ガチガチのチームを作り上げていた。2年くらいでオートマチックに選手が動けるようになり、世界でベスト4に入れるようになってから初めて個人の判断に任せるようになった。
・今は海外のチームがそれを真似し始めた。フィジカル的に日本より優れているチームが、(これまでは蹴って走るだけだったのに)技術レベルで日本に追いつかれると世界で勝つのは難しくなる。
・監督はトレーナーを使って選手の本音を聞き出す。
・女性は男性に比べて仲間を思う気持ちが強い。ベンチで「何やってんだ」と小声で言っていると、ベンチの選手が敏感に反応してすぐに空気が悪くなる。→隣のマネージャーが小声で「心の声が出ています」と指摘してくるので、その時はすぐに「失言でした」と謝ってしまっていた。
・高さ対策として、セットプレー対策はかなり時間を費やしていた。練習相手として男子大学生に来てもらって、ヘディングしに行くのではなく相手の自由を奪うために先に跳んで相手に自由にプレーさせない練習をした。
・佐々木氏は元々白髪だったが、普及活動などで子供と接する機会も多く、白髪頭の人が来ると「年寄りが来た」となるので黒髪に染めていた。


プレミアイースト2017 @IAIスタジアム

2017年12月05日 21時27分51秒 | 高校サッカー・クラブユース
IAIスタジアムにてプレミアリーグイーストを観戦

プレミアイーストは残り2節で清水ユースが勝点36で首位、2位FC東京Yと3位青森山田が共に勝点35という状況で優勝争いはこの3チームに絞られている状況。
最終節を前に清水Yと青森山田が直接対決するという大一番。
IAIスタジアムはバックスタンドのみの開放だったが、かなり観客が多く、1,000人~2,000人入っていたと思う。午後のIAIバックスタンドは逆光でまぶしくメインスタンドも開放してほしかったが、スカパー!で生中継される関係で観客が沢山入っている感を出すための常套手段でバックスタンドに集めさせられた。

清水Y 4ー4 青森山田

得点
前半1分 (青)9佐々木のクロスを7壇崎が決める
前半25分 (清)右からのクロスを3伊藤研が折り返し10鈴木が決める
前半32分 (清)相手パスミスを奪った10鈴木のフィードに抜けだした25斉藤が決める
前半44分 (清)3伊藤研のクロスを5伊藤駿が折り返し10鈴木が頭で決める
後半10分 (青)右からのクロスを20田中がダイビングヘッド
後半33分 (青)20田中のクロスを10郷家が頭で合わせる
後半38分 (清)11滝からの展開、18望月のクロスを14新関が頭で合わせる
後半45分 (青)FKからの得点 詳細未確認


得点には至らなかった決定機
前半41分 (青)11中村が抜けだした所からパス、10郷家がシュート放つがDFブロック
前半42分 (青)CKを2鍵山がダイレクトボレーで合わせるがDFブロック
後半1分 (清)11滝からのクロスを8宮本がスルー、14新関がシュート放つがGKセーブ
後半7分 (青)10郷家のターンからのシュートを21天野がファインセーブ
後半22分 (青)スルーパスに抜け出した20田中がシュート放つが枠外
後半31分 (清)18望月のクロスを15鳥居が頭で合わせるが枠外


清水Yスタメン
      21天野
5伊藤駿4平岡 2堅物 3伊藤研
    8宮本 6吉田
 10鈴木       11滝
    14新関 25斉藤
交代
後半24分 伊藤駿→15鳥居
後半34分 斉藤→18望月


青森山田スタメン
      12飯田
2鍵山 5簑田 4小山内3佐藤
    8堀  10郷家
 9佐々木      7壇崎
    20田中 11中村
交代
後半19分 佐々木→16浦川
後半27分 堀→19安藤
後半27分 壇崎→25瀬尾
後半33分 簑田→17三国
後半33分 佐藤→6住田

感想
見ごたえのある白熱した好ゲームだった。
前半は序盤は青森が立ち上がりに得点、その後しばらく青森ペースだったが、徐々に清水がペースを握り前半20分から前半終了までは完全に清水がゲームを支配し3得点、3-1で前半を終えた。
後半になると清水の運動量が落ちて、試合の主導権は青森が握り徐々に青森が攻撃の圧力を強め後半33分に同点に追いつく。そこから清水が粘りを見せて新関が勝ち越し点。これで決まったかと思われたが、後半ロスタイムに青森山田がセットプレーから再び同点に追いつきタイムアップ。勝点1を分け合う結果となった。
清水はエースFWの9平墳が欠場。Jユース杯の京都Y戦での負傷が長引いている様子。平墳不在ながらも清水Yは攻撃に連動性を見せて前半は非常に良い内容のサッカーを見せていた。だが、後半に入ると粘りを見せる青森につかまり失点を重ねた。3年生にとっては清水での最後の公式戦で会場はIAIスタジアム、ユースの試合とは思えないくらいに多かった観客者数、勝てばプレミアイースト優勝にかなり近づくという状況に様々な思いが交錯したか?高校生には難しいシチュエーションだったのかもしれない。
青森山田は前半2点リードを許す苦しい展開も、持ち前の粘り強さと力強さを十分に見せて2度も同点に追いつき、後半ロスタイムの劇的弾でプレミアイースト連覇に望みをつないだ。
清水Yは11滝のパフォーマンスが圧巻だった。元々今季は清水Yの攻撃の中心として活躍していたが、改めてその能力の高さを示した試合だった。今日の試合も得点には直接絡んでいないが、得点を生み出すシーンを作り出す場面を悉く1人だけで作りだしていた。まだまだ線は細いが、サッカーセンスの高さは大したものだと感心させられた。
青森山田は10郷家の存在感が特に目立っていた。ポディションはボランチながらも、前を向いてボールを持った時の迫力は一番危険なものを持っていた。また、最後のセットプレーからの得点は実に青森山田らしいというか、高さと強さを磨き続けてきた青森山田ならではの得点だったと思う。
今日はスタンドに大勢の清水サポーターが詰めかけていた。普段のプレミアリーグではこんなに観客は入らないので、明らかに何か事前に広報していたのかな?と感じた。試合は引き分けに終わったが、今日の試合スタンドは大盛り上がりだったので多くの人に満足してもらえる試合が出来たのではないかと思う。

2位のFC東京も今日の試合引き分けたので、1位清水Yで2位FC東京Y3位青森山田という順位に変動は無し。
最終節は清水Yは柏Y相手に勝てば優勝。引き分けの場合はFC東京Yと青森山田が引き分ければ清水Yの優勝となる。
FC東京Yと青森山田は最終節で直接対決。共に優勝するためには勝って、清水Yが引き分け以下が条件となる。