シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY  夏至が過ぎて 梅雨の雨 月曜日

2020年06月22日 22時49分24秒 | Weblog

土曜日 日曜日 お弟子さんがいらして 久しぶりに 賑やかな週末の一日を過ごしました。

嬉しかったです。

 

お弟子さんの声は 私の宝物。

それぞれ 個性は違うけれど 私が望む 全身全霊の声で

歌って下さるときは

聞いていて 癒されます。

 

勿論 音程や リズム フランス語発音等 修正して稽古して

これからも 日に日に上達していくので 完成バージョンでは

なくても

響きが イミテーションでなく 腹声で響いて

私の耳は 大喜び。

 

お弟子さん達の声で 癒されてしまいます。

 

自然な響きの声 と振動は 私の肉体と共鳴します。

有難いです。

 

私自身も 毎日の稽古で 日進月歩していくように

お弟子さん達も 稽古し 修正し続けて 

一曲のシャンソンは 味わい深くなっていきます。

 

声という 人間楽器は どの楽器よりも 人間味のある音を奏でられます。

しかも

言葉があるので 感情の色彩も 声色に加味されて

得も言われぬ 温かみがあり エネルギーがあり パワーもあります。

 

腹式呼吸は 横隔膜呼吸でもあり 骨盤底筋から持ち上げる呼気の

吹上です。

なので 歌う時

全身は 緩めていても 丹田当たりと 尾てい骨当たりの筋肉は

壮絶に閉めて 声帯に向けて吹き上げる呼気の調節をしています。

パワーと エネルギーが 必要です。

 

パワフルに腹筋も かなり使いますけれど

運動選手の 腹筋と違い 吐く息の量の調節をしながら

自由自在に使用します。

柔軟性としなやかさと 締め技

 

歌の旨さは 呼吸の技術であり 感情表現の息使い技だと

思います。

腹筋や 骨盤底筋や 背筋や 全ての総合筋肉技ですけれど

長い 練習経験で 

いつのまにか 頑張らなくても自然に 肉体が 声を奏でてくれるようになるので

桃栗三年 柿八年

とりあえず まず10年以上は 肉体の使い方を覚えながら

歌い続けていないと

歌唱の為の腹式呼吸の技が いったい何なのか・・・

理解できないかもしれないです。

 

私も 毎日 歌い続けて 時々 新たに開眼したーーーと

嬉しくなりながら あっと言う間に 半世紀以上 

ほぼ 毎日稽古し続けています。

 

開眼したと思ってから半世紀

あらあら 半世紀前は 開眼していなかったのかなぁー

いえいえ 生きている限り開眼し続けなければならない・・と

言う事らしいです。

 

その割に 大したことない歌手かもしれませんが

私には才能がなくても ガンバリズムも競争心も

何にもなくても

毎日 同じように 稽古し続ければ

なんとなく

それなりに 

一つの道を歩いているという

地に足の着いた感覚が芽生えてくるものですね。

 

コロナ期間

三月から稽古し始めた四曲の新曲 

ダリダの三曲と グレコの一曲

弾き語りしたり 伴奏CDで稽古したり・・・毎日練習し続けて

そろそろ完成に近いのですけれど

本番舞台の目的でもないので 切迫感なく 稽古し続けています。

 

他にも 色々 レパートリーシャンソンを復習したりして

また 何かを 開眼したつもりになっています。 

 

コロナのお陰様で とても よく稽古しています。

私は シャンソン稽古が大好きです。

 

日曜日の 二人のお弟子さんは 舞台鑑賞が好きなのに

コロナで コンサート舞台に聞きに行けなくてストレスです・・・特に

歌が聞きたい・・・・とおっしゃっていたので

弾き語りで ダリダの「一人で生きない為に」を歌って差し上げたら

お二人とも 号泣してしまいました。

 

あー 今 私達は とても 感受性が鋭くなっているかもしれません。

私も お弟子さんの声を聞くたびに「ありがとう 人間の音色を聞かせてくれて」と

うるうるっとします。

 

人間の声は すばらしい。シャンソンの歌詞は 最高です。自由 平等 友愛。

そして 甘美なメロディーを声楽器が奏でると 魂が宇宙まで届きそう。

何も 怖くない。 何の心配も無いわよ・・・と伝えるような 

そういう声を 私は 出したいです。 

皆が 元気で安心して生きて

やがては 星の元へ 羽ばたいていくのだ

と 

そう思える そんな気のする そういう声と音楽性が欲しいです。