昨夜は、西南学院大学主催、読売新聞社主管の西南学院大学公開授業「小説を書く理由、創作の源」を聴講して来ました(^ー^)
確か、昨年は同じ時期に「村上海賊の娘」の著者、和田竜さんをお迎えして、その時は和田さんの著書をその場で購入して、本人直筆のサインをいただいた。
今回は、なにせ、この夏の芥川賞作家で、しかも西南学院大学出身、とあって前回より広い会場での開催となった。
個人的には、芥川賞作家、というより、彼が北海道小樽の出身🎵というコトに興味を持った。
小樽で生まれ育ちながら、関東、福岡、そして現在は岩手に在住🎵
そんな彼が言う「九州は寛容性がある土地柄🎵人との距離感が近い」というのにも納得出来たし、幼い頃読んでいた本がアルセーヌ・ルパンという、自身との共通項も見いだした(^ー^)❤
岩手に行ってからの2年間は無職で、何もしない、ってのは結構、恐ろしいコト、お金があった方が余裕も生まれるし、人にも優しく出来る🎵と言うのにも妙に納得してしまった(^_^)
そんな彼が、なぜ、小説を書くのか?というと...
僕にはコレしかなかった。僕には小説を書くコトしか出来なかった...
意外にも、そんなコトバが返ってきた。
事実、彼は小説しか書けないコトを「負け犬」的に表現していた。
でもって、いきなりデビュー作で芥川賞というのは、凄すぎやしないか?(^_^)
まだ彼の著作(2作しかないのだが)を読んでいないので深いコメントは出来ないが、代わりに英文学者の阿部先生が解説してくれた。
彼のスゴイところは、すでに冒頭に表れている。動詞を多用して文章に躍動感を持たせている。かと思うと、次の章では動詞を極力抑えて「静」を演出している。
なるほど。参考になるねー。物書きを目指す者として(^_^)
そして、芥川賞に輝いて後も、拝金、満腹、快適を遠ざける...という、かなりストイックな?ポリシーが彼を支えている。
意外だったのは、彼が幼い頃から人を羨ましい、と思ったコトが無い、とのコト🎵
そんな彼が逆に私は羨ましく感じた(^_^)
多くの人は、他人の成功を見て自分と比べてジェラシーを感じたり、自身の力不足を嘆いているのだから。
認められたい、ほめられたい、という気持ちを無くしていきたい🎵
そんな彼の決意にプロとしての志を感じずにはいられなかった。
最後に、阿部先生が結んだコトバが私の心に響いた🎵
いい文章は、それだけでカラダにいい。他の人を生かす力がある🎵
ならば、私は人を元気にする作品を書こう🎵
フィットネスで生身のカラダを元気にして、文章で心の底から元気にしてあげたい(^ー^)❤
あげたい、なんて生意気だな。沼田さんのコトバを借りるなら、もっと自分を無にしないと...
小説には何処か作者の思惑、意図、伝えたいメッセージが込められているが、彼の作品は極力、それが無いのかもしれない。
ひょっとして、主人公が草木、なんて小説が書けるかもしれない。
想像力、創造力は無限に広がっていく🎵
私が今後、書きたいテーマは、高齢化社会にパワーを与える内容、60代から70代が主役の物語🎵
モチーフは、日本縦断走り旅🎵
#welovegoo
#西南学院大学読書教養講座
#2017年夏の芥川賞受賞作
#沼田真佑「影裏(えいり)」