昨日から今日にかけての1泊出張、1000GTR で行って来ました。往復約1000キロでした。故障したドライブシャフトの交換は近々に記事にしましたが、フロントフォークのバネも 15% ほどバネレートの高いものにしてあります。
結果は新車以上の乗り心地になりました。トップギヤ9千（レッドは1万5百～）で時速200キロ、横揺れも振動も無し、1400GTR 的な走りが可能です。唯一、不安だったのが、ブレーキ。キャパが 1400GTR とは段違い（ABS無しも含めて）なので、慎重に走りざる得ません。十分に空いていると思い易い先行車との車間距離は十二分にとりました。
で、給油したスタンドでアイスを食べながら愛車を眺めてみると、「うーん、良い」、何が良いと思ったかと言うと、「姿形が良い」「性能が良い」「丈夫だ」 etc. ．．．所謂、大きな満足感がこみ上げたのです。
ずいぶんと前から時速160キロからの伸びが悪く、「ヤレ？」 のように考えた事もありましたが、実際にはドライブシャフトの偏心が原因だったのです。でも、そんなアイデアは浮かばなくて、たまたまのルーマニア行で状態が顕著に悪くなりオイルが漏れ出して、それを直すためにどこそこと分解した結果がもたらした偶然でした。
今は、「ギューン」 と下から回って、あっという間にレッドに飛び込みそうになるメーターを見ていると、ウキウキしてくる気持ちを堪え切れず、平均時速が20～30キロは上がったようでした。
「恋」ですか、大胆なご意見、でもそれで納得
な気持ちの強さかも知れません。
私の1000GTRは、ほぼ最終バージョンな2000年製
ですので、最初からラジアルタイヤ（ダンロッ
プ製）でした。このバイクはドイツでは、確か
2001年か2年頃まで新車販売が続いていました。
お互いにがんばりましょう。
おっしゃる通りで、最新モデルのスペックは日本国内では気持ちの問題レベルの話で、GTSの性能でさえオーバースペックですから安全性や快適性以外の向上したスペックは過剰なマージンの積み増しにしかなりません。
タイヤは時期的にバイアスタイヤの最終期くらいではなかったかと思うのですが、現代のツーリングラジアルタイヤも適合するのではないでしょうか。コレクションではなく、実働でお使いですから追加認証を受けられてラジアル化されてもよろしいのではないかと思います。
「古い骨」日本ではさしずめ「年寄りの冷や水」といったところでしょうか？ライダーは死ぬまでライダーです。(バイクの事故で死んではいけませんが)
お互い、「反骨」精神で頑張りましょう！！
「○女房」、最近は表現に気を付ける必要があ
りますね。
そうなんです、この 1000GTR (○女房) はとっ
ても、とっても、良いバイクなんです。で、悩
みも深くなるのです。と言うのは、「現代のバ
イク」に対する「モヤモヤした想い」が、霧が
濃くなるように広がっていくからなんです。
「良くなっている筈」、でも「無くても良いも
のも多くなっているのかも？」と、最新のバイ
クに対して、「？（疑問符）」が付く事があり
ます。
良く整備された旧車の最高性能付近、と、今風
の新車の余裕な性能が重なる範囲のあたりで、
葛藤が起こるのです。「辿り着いた場所は一
緒」、しかし「後が無い感覚」がより強い満足
感を与える不思議な気持ち、結論が見えませ
ん。
1000GTR のタイヤは初期の指定タイヤ（ダンロ
ップ）のままで、速い速度のでの巡航から帰っ
て来て後輪の中央の溝を観察してみると、明ら
かに減りが早まっていました。普段なら1万キロ
は持つタイヤですが、これからは三分の一ほど
寿命が縮まるかもです。すべて丸く収まるわけ
ではなさそうです。
「ヤレ」はお互い様、私は女房に「古い骨（ド
イツ語特有な言い回し）」とたまに言われなが
ら、それに抗するようにバイクでの出張を繰り
返しております。
ウチの古女房のGTSは最前、チェーンと前後スプロケットを交換(35000km使用)して交換直後は「駆動系をリフレッシュすると、ずいぶんシャッキリ走るようになるもんだ」と感心したものですが(今はすっかり、そういうもんだと馴染んでしまいましたが)、シャフトの不調はチェーンより、より顕著な影響があるようですね。
それにしても1000GTRで200km/h巡航とは、交通環境に違いがあるとはいえ「速いヤツは何に乗っても速い」(というのが私の持論です)を見事に証明して下さってます。
GTSは導入当初から比べると巡航速度が20～30km/hダウンしていますが、これは乗っている人間の「ヤレ」です。(自爆)