ルーマニアに同行した Walter (バルター) さんの GS です。彼は今年54歳、10年前までは趣味でモトクロス競技に明け暮れたそうで、今では大手クルマメーカーの重役さんですが、人の縁は不思議です。
彼によると、1980年代にBMWは 「 GS 」 の意味を、"Gelände/Sport (荒野とスポーツ)" と定義し、後に、"Gelände/Straße (荒野とストリート)" と再定義したそうです。GS の30年の歴史の中での開発姿勢の振り子の触れ方が分かります。
1000GTRは明確に "オンロードバイク"、荒野向けではありません。でも最近の GS はその両方で高い性能を発揮できます。ルーマニアの悪路に壁璧した私を尻目に、彼には 「まだまだ序の口」 だったようです。
バルターさんは10年前まで公道をバイクで走らなかった人ですが、競技生活引退後に選んだバイクは GS でした。「モトクロッサー的な使い方は無理だけれも、公道ならどんな国のどんな道もこいつで走破できる」と、申しておりました。競技生活ではヤマハとカワサキのモトクロッサーを使用していたそうです。それを言いながら、「舌をペッロと出した仕草」が可愛いおじさんでした。彼の会社には知られたくない話だったのでしょう、日本製バイクの事は。
彼の GS の金属部分も、1400GTR のホイールの様に、汚れが付き難い表面処理がしてあるようで、全行程終了まで結構きれいなままでした。
私はルーマニアには 1000GTR で行きましたが、リヤサスが悪路に良く追従してくれました。ドイツ製のウイルバース社製です。以前に記事を2本アップしています。
http://blog.goo.ne.jp/zzr1400_2006/e/59d537472424d586178ec3481183b480
http://blog.goo.ne.jp/zzr1400_2006/e/95949000301eb65dea9103f31122ea40
現在は中古のF800ST
2~3万Km走ったらGSに乗りたい!!
思わず、大村コンさんを思い出しました。オロナミン
Cはもう30年以上は飲んでいないです。昔は、「温
泉」=「オロナミンC」、温泉から上がって部屋に戻
ると冷蔵庫から冷たいオロナミンCを取り出して、
「キュッと飲む」のが常だったような気がします。銭
湯での湯上りの冷たいコーヒー牛乳の蓋を専用の針で
ラップごと突付いて飲んだのと同じ位に必須な組み合
わせでした。
BMW のバイクは、ドイツ的な合理的考えの結晶」のよ
うな気がします。「すべてに機能的優位性を論ずる理
由がある」ような、感覚的ではない物を感じます。ス
テップアップ、早く実現すと良いですね。