ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

タイヤ新体験(雨天)

2011-06-13 20:10:25 | ZZR1400
終末に出張、といっても近所の人は 「ツーリング」 と思っているのですが、最近出たばかりの新タイヤの皮むきが終わったかどうか位の状態で、10個ほどアルペンの高所にある峠を上ったり下ったり、でした。普段と違ったのは、3日間全部が "雨天" だったという事です。

新タイヤはミシュランのパイロット・ロード3ですが、「排水性抜群」 で乾天での走りのような 「接地感」 に驚きました。濡れた路面のカーブで 「滑る」 気がしなかった(特に前輪)からです。イタリア -> オーストリア -> ドイツ への帰途、ドイツ側に入ってからマックで早い夕食を摂った時には天気が悪くなく、乾いたタイヤを見たらほぼ端まで使い切っていました。

このタイヤの前のもの、「2」 では、1400GTRでトップケース付きの時に時速200キロ以上で出てきたビビリのようなものが 「3」 では出なくなっていて、サスに変更はないので 「タイヤのせい(おかげ)」 なのかも知れませんが、検証し切れていません。

しかし、乾路面での性能が 「2」 並だったとしても、雨天での性能が 「段違い」 ですので、「戦闘力」 「安心感」 などの 「総合性能」 は格段にアップです。雨の中、トップケースも、左右のパニヤにも、満載の荷物を抱えて、右左に切り返して行くことに、醍醐味を感じたのです。タイヤでバイクの印象がこんなにも違ってくる好例だと思いました。

「足回り」 の2大要素、「サス」 と 「タイヤ」 の 「サス」 は幾らでも事後の 「調整」 が効きますが、タイヤは 「選ぶだけ」 「買うだけ」 で、ライダー側での一切の調整が効かない(メーカー指定の空気圧の変更は通常はナンセンス)パーツだけに、「何を選ぶか」 で 「走りの宿命」 が決まってしまいます。

良い買い物をしたと思います。


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2 コメント

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タイヤは命を載せている。 (怪物@群馬支部。)
2011-06-14 20:03:29
こんばんは。(^^)

連続の登場で失礼します。

そんなCMがありましたね。
言いえて妙。
他に4輪の例ですが、タイヤ1本の接地面積はハガキ一枚程度。
さらに空気圧の違いによっても乗り味は変わってくる。

摩耗と耐久性、この相反する性能の確保に各社メーカーしのぎを削っているわけですが、コノサイプからミシュランの目指す方向性が見えたような気がしています。
次回の候補の一つに入れてみようと思います。
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タイヤは命を載せている。 (ドイツのZZR1400乗り)
2011-06-15 10:31:15
怪物@群馬支部。さん、おはようございます。

アルペンロードは道幅が潤沢ではなく、センターラインもありませんし、ブラインドコーナーも多々あり、正面衝突や側面衝突の機会が連続してあります。ほとんどの峠が高度2千メートル以上にあり、ガードレールがあるところでもバイクの場合はライダーがその外側に放り出されれば数百メートル落ちてしまう場所が多く、まさに 「タイヤは命を載せている」 ですね。「喜びと悲しみ」 が紙一重な感じです。シーズン中はほぼ行く度に大きな事故現場(バイク絡み)脇を通過します。「分かっちゃいるけど止められない」 が引き起こす惨事もあるかと思います。

「雨天に楽しい」 はタイヤでは 「新体験」 でした。これで耐摩耗性が 「2」 並みだったら素晴らしいですし、乾天での性能も申し分ありませんので、「出来すぎ」 なタイヤな気がします。超高速域でのテストは今回ちょっと出来ませんでしたが、例え 「2」 並みに230キロ位からスタビリティが 「少し」 でも、+が有り余る気がするタイヤですね。

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