ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

色あせたバイク、でも ...

2009-06-04 16:59:51 | ZZR1400

このバイクは大変に色あせています。シートも切れたままで、直す気配もありません。たまに行く酒場の人のらしいです。いつもここに停めています。

前は、この手のバイクを見ると、愉快な気持ちはしませんでしたが、これはこれで持ち主が愛着を感じているマシンで、自然体に接しているだけかもしれません。

このバイクは 「壊れ難い」 です。欧州では一旦手に入れた人が手放す事も少ないし、「一生もの」 のバイクです。このバイクの持ち主もそんなことを十分に分かっている、「雰囲気のある」 バイクです。

私は長い間このバイクに興味がありました。とてもヨーロッパ的な感じがしますし、ABSも日本のバイクとしては早くからチョイスできたからです。でも、買うことはなかった、それは何故かと聞かれれば、「まとまり過ぎていて、自分にとってバイクらしく無いから」 とでも言えばいいのでしょうか。

 


すごすぎる野郎たち

2009-06-04 10:40:19 | ZZR1400

HONDA の4発、それもナナハンを中心としたグループの一つに顔を出した時の写真です。「40年も経ったバイクが何でこんなに綺麗なんだ」 「お前らは一体何歳なんだ」 、と感動しておりました。

アップ写真の御仁は今年60歳、青年の頃にHONDA のナナハンに 「頭をガーン」 とヤラレテ40年、左足を大腿部から切断しかけた大事故では泣く泣くバイクを一時手放したそうですが、リハビリ後に 「夢よもう一度」 で再起して 「これ一筋」 な方です。

バイクはまるで先週に新車で手に入れたような状態、このトッチャンの笑顔は青年のそれでもない、まさに少年の笑顔でした。人の想いって、こんなにも長続きするもの、ピュアであり続けられるものかって、思います。