国立アイヌ民族博物館にて始まった
『ビーズ』アイヌモシリから世界へ in白老 のレポート。
北海道白老町、ウポポイへ。
外観は洗練されたクールな印象です。
展示場入り口からの景色。ウポポイはポロト湖を望む、自然豊かな美しい場所。
特別展『ビーズ』を観覧。
ビーズ展は大阪吹田の国立民族学博物館から始まり、3回目の巡回展を迎えました。
ビーズの歴史や地域文化が、より深く理解出来るような仕組みがどんどん増えていました。
また新しい発見が楽しい^^。
そして、今回の展示での重要なキーはアイヌ文化におけるビーズについて。
場所が変わればビーズのデザインや素材、表現や意味も違ってきます。
それでも、遥か昔から人は地球上のあらゆる場所で、
それぞれの文化の中に意味を見いだし、ビーズを紡いだ来た事実。
ビーズ一粒一粒を紡いだ人の思いを想像します。
様々なビーズ文化の展示は世界の繋がりと魅力を感じられます。
ZUVALANGAのワイヤー&ビーズアートも現代のビーズ文化の中に^^。
実物を観たかった、貝澤徹氏作 ヤオシケプカムイ(蜘蛛)。
美しいアイヌ文様が印象的で力強い存在感。
続いて、基本展示室へ。
広く居心地の良い空間に沢山の貴重な展示物が並んでいます。
アイヌ文化、歴史、言葉など、分かりやすく丁寧に展示されていました。
色合いや文様もとても美しく、引き込まれました。
世界中の色々な場所で、個性豊かな文化が時代の流れに翻弄され、消えつつあります。
どのようにアイヌ文化を繋げ残していけるのか。失われたものを取り戻すのか。
歴史を学び、答えを模索し続けることが大切なのではないかと思いました。
とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
少し慌ただしい旅でしたので、夜の雰囲気を味わうことができなかったのが残念。
10月31日までは20:00まで開館していて、夜のライトアップも美しいそうですよ^^
↑ トゥレッポんは、トゥレプ(オオウバユリ)のゆり根だと教わりました!右手にはトゥレプの保存食、左手にはトゥレプの茎。
アフリカで出会ったビーズアートが繋いでくれた私とアイヌ文化。
この機会に訪れられたこと、とても意味深いものになりました。
北海道へ訪れた際には、是非、足を運んで欲しい場所です。
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