健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

断食後の食生活

2012-01-31 19:00:16 | 断食
断食では食べないことにどうしても意識が集中してしまいますが、食べないことは実は簡単で、さほど重要ではありません。



本当に大切なのは、補食(回復食)と断食後の食事です。



断食後の食生活で、ぜひ参考にしてもらいたいのが“1:1:3の食事法”です。





1:1:3の食事法とは、断食療法のパイオニア馬淵通夫医師が考案した健康になれる食事法のことで、現在では、幕内秀夫さんで有名ですが、幕内さんは馬淵医師のお弟子さんです。



1:1:3とは何かと言うと、食べ物のバランスのことです。



よく、バランスよく食べましょうっていうでしょ。



でも、バランスよくって、肉を食べたら野菜を食べて、野菜を食べたら魚を食べてみたいな、そんな感じで考えられていますけど、そうじゃないんです。



たとえば、ウサギのバランスよい食事って草ですよね。草食動物ですから。



野生のウサギが何の草食べてるかワカリマセンが、いろんな草食べてバランスがとれているんです。



じゃあ、ライオンの食のバランスとは、シマウマとかオカピ(なんとなく浮かびました。)とかキリンとかでしょ、肉食動物ですから。



じゃあ、人間のバランス食とは?



それが1:1:3と言うわけです。



人間は雑食動物だと言われますが、もうすこし詳しく言うと“穀物菜食プチ動物食動物”なんですね。



穀物が 5



動物性タンパク質が 1



植物性タンパク質が 1



野菜が 3



この重量バランスで食べるのが1:1:3の食事法です。



なぜこのバランスかと言うと、話が長くなるので書きませんが。(笑)



健康で長生きしている人は、実はこのバランスで食べていると本に書いてありました。(笑)





わかりました。



め・ん・ど・く・さ・がらずにちゃんと書きます。





人間はもともと亜熱帯から温帯に生息していましたので、長い間、穀物、草、果物、貝(小魚)、昆虫などを食べてきたので、これが人間本来の食性です。



ところが、人間の環境への順応の高さや、体脂肪を蓄えることができるという特殊な能力のお陰で、やがてその生息範囲を広げてきたのですが、北に移動した寒く乾燥した地域には人間の食べ物はほとんどなかったのですね。



そこで、人間は順応性の高さを発揮してお肉や乳製品を食べるようになったのです。



自然食の世界では、お肉や乳製品が人間にとってマイナスなると考えますが、そんなこともないと思うんです。実際、現代の世界を動かしているのはお肉や乳製品を食べている北に住む人たちですから、メリットはあると思うんです。



ただ、北に住めば住むほど死亡率(自殺、事故、病死を含むすべて)は高くなる。



なぜかと言うと、人間本来の食性からは離れるからなんです。



ですから、その辺のところもいろいろ加味して、人間にとって一番よいバランスは、



穀物が 5



動物性タンパク質が 1



植物性タンパク質が 1



野菜が 3



がちょうどいい、というのが、1:1:3の食事法です。





食生活は住む場所や季節、個人により多種多様なのはあたり前でよいと思うのですが、断食は心身のリセットですから、人間本来の食生活がちょうどいいのではないかと思うのです。



佐下橋聡 拝


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