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断食と基礎代謝

2012-06-09 05:41:18 | 断食
長期の断食の場合、5日目まで順調に落ちていた体重も、だんだんと減少率は低くなり、10日を過ぎるとその減少率は、1日に体重の0.5%になります。




体重50kgの人で、1日250g体重が減少する計算になります。




250gの体重を単純に(脂肪7割、筋肉3割)カロリーに換算すると1875キロカロリーになります。




これは、断食10日以降は、断食開始前の半分のカロリー消費量で体が機能している計算になります。




基礎代謝が低下している?




基礎代謝は、断食前の3分の2に低下します。




当然、活動量も減ります。




これは微量ですが、断食当初は、代謝され体外に排出されていたミネラルも、ホルモンの働きにより、必要量は体内に留まる(腎臓で再吸収)ようになります。)










断食が終わり、補食(回復食)がスタートしました。




基礎代謝はどうなるかというと、まだこの時点では上昇しません。




10日ほどの断食では、基礎代謝が上昇するのは補食開始から3~4日目です。




それから基礎代謝は徐々に上昇していき、補食終了時点で基礎代謝は断食前より上昇します。




つまり、太りにくい体質になるのです。




よく、断食するとリバウンドするといわれますが、おそらく補食に問題があるがあるのでしょう。




“そんなん断食とちゃう!”わけです。(笑)







ちなみに、断食後に体重計や体組成計で基礎代謝を量ったら、“基礎代謝が低下している!”と思った方は、基礎代謝÷体重=体重1kgあたりの基礎代謝で計算してみてください。




体重計や体組成計で量る基礎代謝は、そんなにあてになるものではないので、あくまで参考程度に。



断食でなぜ基礎代謝が上昇するのか?



それは、断食で体の中が整備され、本来の働きを取り戻すからです。



人間を車に例えれば、断食は信頼のおける車検工場といった感じでしょうか。



あまり、上手な例えではありません。(笑)







断食があなたの健康のお役に立ちますように。




佐下橋聡 拝


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