時代屋バーテンダー日記

バックバーに並ぶ銘酒数百種類が圧巻。時代屋など横浜、鶴見、川崎、蒲田、溝の口、にあるカクテル バーのバーテンダー達が綴る

札幌バー巡り

2013年02月10日 | 溝の口・オールドオーク

こんちには、溝の口店です。今回は北海道研修で訪問させて頂いたいくつかのバーを紹介させて頂きます。

まず最初に訪れたのは、ニッカウイスキーさんのお店、「ニッカバー」。バックバーを眺めて見ると、さすがの一言。余市のヴィンテージボトルはもちろん、竹鶴35年なども揃っており、全商品網羅していそうな程のラインナップ。目移りしつつも、周辺のバー情報をマスターから伺いお店を後に。二軒目は教えて頂いたばかりのお店「ゑすぷり」さんへ。こちらは札幌の老舗「ドゥ・エルミターヂュ」さんから独立されたとのこと。NBA札幌支部長を務めていらっしゃるマスターが、お一人で営業されていました。幸運なことに、カクテルを作るブースの前に案内して頂き、そのテクニックを堪能させて頂きました。カクテルメイキングの鮮やかさ、物腰の柔らかさ等々…勉強させて頂きました。

二日目は大本命であった「バー山崎」さんへ。緊張しつつドアを開けると、あの印象的なベストを着たバーテンダーさん方が迎えてくれました。残念ながらマスターはお休み中とのことでしたが、皆さん素晴らしい方達ばかりで、楽しい時間を過ごさせて頂きました。ついつい杯が重なり私は4杯、先輩は7杯!と完全に飲み過ぎてしまいました。

酔いが回った頭を懸命に働かせ、雪の札幌を右往左往。ようやく最後のバー「ドゥ・エルミターヂュ」さんに到着。ラストオーダーぎりぎりの時間になってしまいましたが、女性マスターは素敵な笑顔で迎えて下さりました。本当に辿り着けて良かったと思わされるお店でした。お酒云々よりも、何より「おもてなしの心!」これにつきます。柔らかい物腰・穏やかな口調・丁重な説明。何十年も続けていらっしゃる大先輩の姿勢に、本当に頭が下がる思いでした。

今回の旅行では、訪れた先々で本当に良い刺激を与えて頂きました。北海道に住む方達の柔らかさ、穏やかさ。まだまだ駆け出しの私ですが、「優しい止まり木」になれるよう精進して行きたいと思います。北海道の皆さん、素敵な時間をどうもありがとうございました。


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