時代屋バーテンダー日記

バックバーに並ぶ銘酒数百種類が圧巻。時代屋など横浜、鶴見、川崎、蒲田、溝の口、にあるカクテル バーのバーテンダー達が綴る

赤めのザリガニ

2011年08月26日 | 横浜市関内・タウザー

どうもこんばんは。
最近モテ期をずっ~と待ち焦がれる金田です。

先日、結構前ですが… 江ノ島に行ってきました!
海開きの前の海を国道から眺めつつそのまま直行…江ノ島水族館!

ごめんなさい。

新 江ノ島水族館!!
そこに広がる解放感!
可愛いサメや可愛いウツボや可愛いナマコ等久。
どれも美味しそう…。

直行… ロブスター!!
皆様も行った事がある様なない様なうろ覚えなはずです!


…おいしかった!!!
是非お待ちしてます!

ここで一曲。
♪レッドロブスタ~、食べたその日か~ら~、虜になりました、サッポロ一番…カッ…プス…タ~………んん??

以上金田でした!

所属: カクテルが旨い関内、野毛のバー タウザー


台湾グルメの旅

2011年08月13日 | 溝の口・オールドオーク

この度夏休みを頂き、台湾へ3泊4日の一人旅へ行って参りました!

成田空港から約3時間のフライトで台湾の首都「台北」へ到着。

ホテルに荷物をおろし、時刻は午後8:00。何はともあれまずは夕ご飯!

地下鉄に乗り、台湾の観光名物である夜市へと向かいました。

駅を出るとすぐ目の前に夜市の入り口が目に入りました。そこにはものすごい数の人、人、人!!そして色々な食べ物の匂いが漂い、混じり合って、熱気を放っています!日本の縁日を大規模にした様な雰囲気で、まさにお祭り騒ぎであります。

人波をかき分け中に入ってみると、たくさんのお店が軒を連ねていました。

いろいろと目移りしつつ、まず始めに頂いたのが台湾風のラーメン?塩味のシンプルな味付けでうまい!と思いきや、大量のパクチー達が口の中を襲ってきました!…パクチーの香り、苦手なんです。あらかじめ購入していた台湾ビールでなんとか流し込み、一難を乗り越えました。笑

その後も牡蛎入りオムレツ、豚まん、タピオカ入ミルクティーなど、存分に台湾の味を満喫しました。


残りの日々も色々な夜市に出かけ、台湾グルメを味わってきました。

経済的でおいしい食べ物ばかりで、一日に5食ぐらいは食べていたんではないでしょうか…笑


これから夏休みで台湾に行かれる方がいらっしゃいましたら、ぜひ夜市に足をお運びになってみてください。きっとステキな思いでになることでしょう。


それではこの辺で失礼致します。

溝の口のバー、オールドオーク


帰って優しいマティーニを作りたい

2011年08月07日 | 溝の口・オールドオーク

こんにちは。溝の口店須貝です。

7月25日 久々に平日休みをもらいました。

この日は銀座に繰り出し、勉強のためにTENDERへGO。

乗換えの便宜上、有楽町で降り外堀通りを右にまっすぐ・・・あれ!?
西銀座通り??
聞いてた通りと違い、地図を探してうろうろ。
地図を見たら途中で通り名が変わっているらしく納得。

週初めの19時という時間帯の銀座。

サラリーマンよりも休日、プライベートや観光で来ている人たちの方が多いように感じました。
一番の人だかりはSONYのビルの前にある大きな水槽。
見たこともない大きなシーマン風の魚?を物珍しそうに皆写メを撮っている。

その人だかりを後にして、少し歩くとTENDERの看板を発見。

エレベーターで5階に上がり、木の扉を開くと通路があり、ようやくカウンターがお目見え。
この日は上田さんとあと2人の方がカウンター内にいました。

一番右端の席に案内され、店内をさりげなく見回す。
10席ほどのカウンター席がほぼ埋まっている。
時計を見ると19時15分・・・。
月曜のこの時間でカウンターが埋まるのは銀座だからか、TENDERだからか。
と思った矢先に上田さんが話しかけてくれました。

「いらっしゃいませ、初めてですか?」

物腰の柔らかい感じの少し高い声でした。
正直自分のイメージはもっと厳しい表情でやられる方なのかなと思ってただけに、少し驚きました。

「友人の紹介でお邪魔しました」

そんな何気ない話をしている間に3つ左の席の女性からフルーツカクテル、左端の男性からは新規オーダーでジントニック、次に2つ左の男性からサイドカーとモスコミュールが入りました。

ここぞとばかりに上田さんに「ギムレットをお願いします」と言うと、ニコっと笑い「少々お待ちください」。

この日はギムレットとマティーニを飲むと決めてきました。

ポイントは
○銀座の雰囲気を知る
○上田さんのカクテルを飲む
○上田さんのシェイクを見る
○上田さんのステアを見る
○上田さんのボトルの持ち方と置き方を見る
○上田さんのカクテルを作っている最中の目線を追う
○2番手の人の仕事ぶりと所作を見る
○2番手の人の会話の内容
○おかわりを聞いてくるタイミング

オーダーが重なった時の動作が見たくてあえてこのタイミングで頼みました。
まずは、上田さんが女性に話しかけ、フルーツの好みを聞き、グレープフルーツを使うことに。

すぐさま上田さんがラムとカシス、ライムJ、シュガーを用意して作り始めました。
それと並行して2番手の方が新規のジントニック→モスコミュール→フルーツカクテルの女性にチェイサー用意。

チェイサーを女性に置きつつ、ボトルを片づけて、サイドカー用にブランデーと、ギムレット用にジンを用意。

シェーカーにかち割り氷とブロックの氷を詰めて、一度周りの霜を取るために少し振る。
そこへハンドメジャーで材料を入れていき、噂のハードシェイクからの・・・ジャキン!!
とエフェクトが見えるかのようなフィニッシュ。

氷を浮かべたギムレットのお目見え。

とても女性的な丸みのあるギムレット。

時代屋のがっつりジンの利いたギムレットとは対照的で初めての感覚。

上田さんはカクテルを出した後はすぐ立ち去り、しばらく他のお客さまと会話をしてから、
声をかけてきました。

「どうですか?」

作り始めてからここまでが上田ワールドなのだと思いました。

調合中もシェーク中もグラスに注いでいる時も一点しか見ず、カクテルを出した後はお客さまがその作っている姿の余韻に浸りながら口にできるようさっと立ち去る。

しばらくしてからフォローで声をかける。

この見えない流れが魅せるってことだなと感じました。

これはカクテルの味云々ではなく動作すべて味わって楽しめる。

当然のことながら自分にはまだ欠けている部分であり、その必要性を認識できたことが大きな収穫。

また、そこまでカクテルを作るのに集中するには、それ以外のフォローを2番手がしなければならず、

この役割も非常に重要だと再認識。

扉を閉める時の音と2番手の方の忙しそうな表情は気になったところですが、上田さんに魅せられ一言おいしい。

「締めにマティーニをお願いします」

田さんはまたまたニコっと笑い「行くねぇ」と言いました。

上田さんこういうキャラなんだ・・・(笑)

上田さんのマティーニは自分が今まで飲んだものの中では別モノでした。

ドライ目なマティーニが多い中、上田さんのマティーニはジンの角を落とした、優しいマティーニでした。

時代屋のお客様もマティーニを頼まれる方はほぼドライ志向です。

そこで自分たちはよりドライな組み合わせや作り方ばかり練習していましたが、それだけがマティーニじゃないなと正直思いました。

とくに、私より先輩の2人がドライ志向なので、逆に自分は丸みのあるマティーニを完成させたい。

2杯で約1時間半、こんなにスローペースで飲んだのは初めてでした。

上田さんも結構話してくれましたし、途中隣の男性とも好きなカクテルの話もしてたので、
あっという間でした。

この1時間半で自分の意識が変えられたので、やはり来てよかったと思いました。

さっそく帰って優しいマティーニを作りたいと思います。

皆さん是非須貝ティーニを飲みにいらしてください。笑