時代屋バーテンダー日記

バックバーに並ぶ銘酒数百種類が圧巻。時代屋など横浜、鶴見、川崎、蒲田、溝の口、にあるカクテル バーのバーテンダー達が綴る

あなたにしかできない400日を。

2017年07月25日 | たまプラーザ・オールドオーク

たまプラーザ店へようこそ。ここのスタッフになった方は自分にしかできない必殺技をもってください。』

一年程前に異動してきた僕へ対して新しいマネージャーはそう言うと、簡単そうに大きな氷を林檎やハート型に削り出してみせた。

その時はわかりました考えてみますとだけ答えたと記憶している。
当時はおそらく個性を出すことに否定的で(というより出せないし、必要ないと思っていて)生返事だったのだろう。


毎日ミクソロジーを教えて貰いながら営業し、新しい料理や菓子を作り続けて酒学会のイベントに挑むうちに自分の中でもしかしたら、、、という考えが出てきていた。

『必殺技、出来たかも、、、』

初披露は事前に予約がありお客様へ出した”ピーチメルバ”。
これには桃のコンポートにアイス、そして糸状にした飴細工が乗せられるデザートでとても喜んでいただけました。

僕の中ではその美味しいの一言に加えて喜ばしい事が1つあった。

飴細工、これだ!!

製作途中の椿の飴細工

カクテルでの初披露は7/23の2017ヨコハマカクテルコンペティション。
まだまだ荒いこの必殺技をこれからもっと感動を呼べる域までもっていこう。

生み出すまでに400日。

洗練には倍以上かかるかもしれない。

自分にしか過ごせない400日。ぜひ大切に過ごしていきましょう。

たまプラーザ店 バーテンダー 武


男の流儀

2017年07月20日 | たまプラーザ・オールドオーク

朝は昔ながらのジリジリ目覚まし、歯磨きはつぶ塩。


枕はそば殻、麺も硬め。


『行ってらっしゃい』を背中で聞く、振り返らない。


音楽はロック、優先席は座らない。


ジェルはギャッツビー、コーヒーはブラック。


牛丼はかっこむ、長居はしない。


ヒゲソリは4枚刃、切れてない。


ビールを喉で飲み、タリスカーを転がす。


みなさんにもありますでしょうか?

『男の流儀』

バーテンダーは“磨くのが仕事”だと師匠に教わりました。

グラスを磨き、技を磨き、心を磨く。

全ては『曇らない為に』

男筒井

磨きの真っ最中です(笑)