エスタンの次の宿泊地ルブレサックへ向かう時、40kmほど先にあるコロンジュ・ラ・ルージュに立ち寄った。これまでに何箇所か訪れたことのある「フランスの美しい村」協会の本部がここにあるそうだ。今回訪れた、コンク、エスタン、ルブレサックも認定されている。
コロンジュ・ラ・ルージュはなんでも太古の昔から人が住んでいた農業資源豊かな村だそうだ。村の建物ほぼ全てが赤土レンガで造られている人口500人ほどの小さな村、中心にあるサンピエール教会周辺はまるで映画のセット、観光客もそれなりに。教会の頑丈な感じのロマネスク様式鐘楼はなんと1100年頃建立だそうだ。
中心部から少し離れたところ、なんと個人のお宅のお庭からこの眺めを。日帰り立ち寄りではなかなか絵を描けない私でも、このチャンスには気持ちが高まった。 1時間足らずで描いた小さな絵はこれ。
できるだけ現地での空気を思い浮かべながら、F6サイズで描き直してみた。どこまでが敷地なのか見ただけではわからない、あの眺めをもたらしているお庭がご夫婦のものだったことに改めてため息。