知人からチケットをいただいて昼の部公演に行ってきた。
今月で歌舞伎座開場1周年感慨深いものがある。加えて、8月公演以来、すい臓がん治療のために休養されていた、三津五郎さんが歌舞伎座に戻ってみえることが嬉しくて、行ってきた。
まだ本格的な復帰ではないそうだ。4月公演では1幕のみに出演されている。「鎌倉三代記」の佐々木高綱は幸四郎さん演じてみえたが、三津五郎さんででも観てみたかったな~とふと思った。お顔がひとまわりシャープになってみえた。舞台が観れるのは勿論嬉しいけれども、くれぐれも無理はなさらないで!と思いながら拍手をした。
3月29日の朝日新聞デジタルによると、
今回の演目舞踊劇「寿靱猿(うつぼざる)」は前の歌舞伎座閉場前の舞踏会で勘三郎さんと演じていて、勘三郎さんが「とってもいいからまたやろうよ」とおっしゃっていたとのこと。
「生かされている」「意思が及ばぬことだから何か使命があるのだろう。どこかにあった『俺の力』へのおごりも消えた。今は、過去に務めた役を新たな心境で演じ直したい。そして、後進に伝えなきゃ」
そんな三津五郎さんの言葉を知ると、胸にぐっとくる。
あと、お名前がよくわかっていないのだが、「鎌倉三代記」の義太夫の方がこのところ、特に好きな方だったことが嬉しかった。
実は今日の公演、来週も観にいく予定(^_^)