昨日(12月17日)の朝日新聞生活面に、山口大学 末広寛准教授を中心に進められている、乳がん発症リスクを調べる血液検査の研究についての記事が掲載されていた。
アンジェリーナ・ジョリーさんの告白で注目を集めた「BRCA遺伝子」の変異を調べる検査とは異なり、(それ以外?)一般の乳がん発症リスクを調べる研究とのこと、2年後の実用化を目指しているそうだ。
検索してみると、独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が山口大学広末准教授と東洋紡とに委託し研究が進められているとのこと、今年10月に発表されていたようだ。
娘を持つ身として、BRCA遺伝子検査はあえてしない方針でいこうと思っていたところだが、この記事の「リスクが高い人は、運動など生活習慣を改善すればリスクを下げられる。予防につながる検査法です」のことばには、素直ににっこりした。
遠くない将来、このような血液検査が他の生活習慣病リスクと同様に健康診断の検査項目として捉えられ、予防につながり、少しでも乳がんを患う人が減ることを心から願う。
卵巣嚢腫を患ったことがある私は、毎年腫瘍マーカーの検査を受けていた。毎年のマンモグラフィ検査、隔年での超音波検査も受けていた。結果乳がんリスクは低いと思ってしまっていたが、このような検査が確立されていたら、迷わず受けたと思う。