今朝のテレビで、水族館のペンギン映像が出ていた。あまりに可愛いその歩き方に思わずにっこり、娘に、「ペンギン好きだったよね。動物園に通った時のこと覚えてる? 」と聞いた。
当時、子供動物園の年間パスを買っていたので、本当によく動物園に通っていた。とりわけ室内にあったペンギンのコーナーは、雨の日や夏の暑い日には絶好の遊び場だった。水槽は小さな子供にもよく見えるように、また、ペンギンが泳ぐ様子も見えるように、工夫されていた。その後、娘がスイミング好きになったルーツはあそこにあったのかもしれない。
小さかった娘はその水槽の前で、ペンギンの泳ぎについていこうと、右に左に動き回り、興奮状態になっていた。遊び相手がいなくてご機嫌ななめになった娘を、簡単にお昼寝させてくれたのがこのペンギン。くたくたになるまでガラスの向こうのペンギンと遊ぶと、帰り道のベビーカーにから帰宅後まで爆睡がするのお決まりだった。炎天下、3日連続で行ったこともある。
「動物園は覚えてるよ。でも、本当に好きだったのかどうかわからない」と娘は答えた。そんなものかもね、と思いながらも、そんなことのひとつひとつが愛おしく思えた今朝だった。