花粉症は高齢になる程、罹患率が低くなり、重症度率が低くなる、と言われている。
確かに、確率的にはそうかも知れないが、個人的には全くその説に当てはまらない。
今年も数日前から、水鼻が止まらず、くしゃみを連発し、目の痒みも尋常ではない。
典型的花粉症の症状だ。
思い返して見れば、若い頃からずっと70歳をすぎる頃まで、他人の花粉症の話なぞ
全く関わりのない他の世界の出来事くらいに感じていた。
それが、どうも80歳に近くなってから、春先になると目が痒くなり、鼻水が止まらず、
くしゃみが止まらず、風邪を引いたかな、と思うようになった。花粉症発症の兆しだった。
統計的には日本人の花粉症発症年齢は、若年層だということは間違いないだろうが、
老年になっての発症も少なくないのではないだろうか?
寒さの大嫌いな小生にとって、若芽が芽生え、草木の花芽が開くこの冬の終末は
気分の晴れる季節であるが、この花粉症がその気分を台無しにするようになった。
それでも春は心を弾ませてくれる何かを運んでくれる嬉しい季節だ。