yuuの夢物語

夢の数々をここに語り綴りたい

大地は泣いている・・・。

2011-04-10 03:07:25 | 独り言
原発  大地は泣いている・・・










大気と大地と海・・・言うまでもなく人間の母である。






そこからの恵みによって、私たちは命を授かり、愛する人と出会い、苦楽を共にし、そしてやがて終わりを迎える.






これまで数万年、私たちの祖先は日本列島の大気と大地、そして海を頼りにしてきたが、それは汚れてしまった。






今、そこに働く人たち、大地と海の恵みを私たちに代わってもたらしてくれる人たち・・・農業と漁業・・・は汚れを前にして呆然としている。






でも、それは現実なのだ。かつて、B29の爆撃を受けて焦土と化したように、大地は焦土になった。






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今、私たちは何をするべきだろう?






そこから何も採ってはいけない。昨日まで凍えるてで藁を綯え、朝の暗闇に出帆していたとしても、今日は何もしてはいけない。明日もしてはいけない。






そこからとれるものは、たとえ「規制値以下」であっても、もはやそれは「自然の恵み」ではない。






流通はキャンペーンなどやってはいけない、自治体は地産地消を唱えてはいけない、知事は規制値を上げてはいけない・・・すでに大気と大地と海は汚れてしまったのだ。






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「俺たちの生活を判っているのか!」と怒鳴られるのは判っている。でも、大地と海から採れるものは神聖である.でも、汚れたものは神聖ではなく、災厄をもたらすものだ.






振り返ってみれば、これまで日本の農業も漁業も「食べる人に喜ばれるものを」と頑張ってきた。日本の流通も「消費者を裏切らない」ことを第一にしてきた。






それを、今、数ヶ月のことで無にするのはいかにも残念だ。放射性物質の量を明示しないで「放射性物質を食べても大丈夫」などと言って売る人がいる。






大地と海に恵みを受ける人の誇りを取り戻して欲しい.






(平成23年4月9日 12時 執筆)






武田邦彦


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