9-11

今日はセプテンバーイレブン。
7年前にアメリカで同時多発テロが起きた日。
私自身はこの事件の被害者でも何でもないけど、
それでも毎年この日になると、気持ちがざわつく。

事件が起きた日、うちの旦那様は学会出張でアメリカにいた。
ニューヨークの少し上にあるボルチモアという街。
テレビで事件を知って、大変だぁとは思ったけど、
旦那様はニューヨークにいるわけではないし、
まぁ大丈夫だろうとさほど心配しなかった。
それが翌日、仕事中に、旦那様の上司から「至急連絡先を教えて」
と電話が入った。
聞けば、宿泊先も何も残さずに出張に行ってしまい、
安否の確認をしようにも連絡の取りようがないとのこと。

旦那様から電話が入ったのはその日の夜。
事件のせいで急遽学会が中止になり、
しかも、ホテルの出入り口も閉鎖されて、外出もままならないとのこと。
日本に帰るにもアメリカ国内の空港はすべて閉鎖されてしまって
運航の見通しは立たないし、
テレビではアナウンサーが興奮して早口でまくしたててて
詳細な情報までは掴みきれないとのこと。
それならばと、しばらく受話器をテレビの前において
日本語でニュースを聞かせてやったっけ。

その後も数日間、旦那様は同じホテルの日本人宿泊者たちと
情報をやり取りしながらホテルに缶詰となり、
1週間後くらいにようやく無事に帰国した。

今も、この日になると、旦那様の無事を祈りつつ
毎日1人で見ていた衝撃的な映像を思い出す私です。