「おひまち」で集会所に出向いた際、新年度から「三国地区振興協議会」に出てくれるよう、改めて区長から要請を受けた。
前任者の任期が今年度で切れるとのことで、既に昨春からその話をいただき、私でよければと受諾していた。
私が暮らす所は「加賀美」という地域だが、この集落のほとんどが「都留岐(つるぎ)」に属する。その他、近接して「多麻」・「笹目」という地域がある。
明治の頃に出来た「町村制」施行により、かつてのこの4つの村が合併して「三国村」となり、その後、昭和の大合併で吉永町・神根村・三国村が新・吉永町となった。
さらに、先の平成の大合併で備前市・日生町・吉永町が合わさり、新・備前市となっている。
現在の三国地区は、8つの集落からなっているようだが、その人口は合わせても200人ほど。日本各地の中山間地域同様に少子高齢化・過疎が進み、共同体の機能を維持するのが非常に厳しい状況に直面している。
そんな中、岡山県では「おかやま元気・集落」と銘打ち、当地区のような地域の支援策を講じているらしく、「三国地区振興協議会」は、どうやら、その文脈にあるようだ。
一口に「地域活性化」とは言うが、それ程たやすいことではない。が、かと言って、そうそう簡単に集落が消えてなくなるわけでもないだろう。
木材や農産物、または水資源の供給など、中山間地域の持つ公益的な機能は極めて貴重であり、その自然の美しさや豊かさ、大らかさなどと相俟って、この国に暮らす全ての人々の共有の財産として大切に維持されなければならない。
そこで、私に何が出来るか。
決して、具体的なアイデアを持ち合わせているわけではない。しかし、これまでもそうであったように、私独自の視点から積極的に意見を出し、みなさん方と議論を深めていこう。そう考えている。