お伽の里通信 ~湯之谷けんぽセンター~

四季折々の湯之谷のようすをご覧ください。

落ち鮎

2020-10-10 08:21:06 | 日記
「落ち鮎」って聞いたことありますか?

初夏から晩夏まで鮎の季節として塩焼きを食べられた方も多いと思います。

鮎は海に近い河口で産卵します。
で、孵化すると一旦海にでて稚魚となり、春になると成長しながら上流を目指します。
初夏に鮎釣りが解禁になると釣りマニアたちが一斉に竿を垂らして「とも釣り」を始めます。
この頃の鮎は骨も柔らかく、身は引き締まって香り高く大人気ですね(^^)

そして秋になるとお腹に卵を抱き、10月になると産卵のために河口に向かって川を下り始めます。

川を下る様子を見て「落ち鮎」と言うのだそうですよ。

つまり、子持ち鮎なんです!

これがまた夏の鮎とは違い脂がのって、卵のプチプチ食感も相まって旨いのなんの。
シーズンに一度は食べておきたい代物です!

夏の家族旅行が終わり、秋の行楽シーズンの直前が「落ち鮎」のシーズンのため、なかなか出会うチャンスもないかもしれませんが、落ち鮎を求めた旅もいいと思いますよ。


鮭は産卵のため遡上しますが鮎は産卵のため川を下るのですね。
そして鮎の寿命は1年で尽きてしまいます。このことから「年魚」とも呼ばれているそうです。
コメント
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