それまで南風で、「新しいカツオの群が入ってきただお~。」という船長の言葉に期待してで掛けたのだが、この日から北風。
もしかしたら出船不可能かと思われるほど風が強かった。我々は青木丸「だお~軍団」1隻、正夫丸に乗りこんだ。
フィンズメンバー以外に東京海洋大学のフィッシングカレッジに参加した方々がゲスト参加。沖はウネリと風でシブキをかぶりっぱなし。寒いヨオ。
で、4時間ほど走って、(寒かっただけ)近場にもどってきたら、無線で「メジだお~。こっちへ来なよ。」と連絡が、急行するとそこには正夫丸船長の弟、一ツ谷愼二さんの第2青木丸が「入れぐっていた。」
我々も後ろにつけて散水、そして「餌巻いてよ~。」と正夫さんの声、私はアミでイワシをすくって投げる。そうすると、ジュボッ、ジュボッと来た来た。
「え?」船首を見上げるとそれまで寝ていたマスターケンヤと、アサリン姉さんがフライロッドを振っている、いやすでにかかってロッドはしなっている。
正夫さんが降りてきたので代わってもらって、フライロッドを取りに走ると、すでに遅し、船に付いた最初の魚はフライで騙されやすいが、その後の私のフライには見向きもしなかった。しかし後ろでゲストのレディースがフカセ釣りでガンガン掛けている。
「キャー、マグロよ!」とうれしそうな悲鳴。小さくてもマグロ。サイズは1~1,2kgぐらいだ。しかしマグロ。おいしそう。
私も最後はフライを諦め、素人君と一緒にエサ釣り。
しかしすでに遅し、我々の連発を見ていた周りの船がドット押し寄せ、群れは沈んでしまった。まさしく「ドットコム(ドットCOM)であった。失礼しました。
で、しばらく走っていると魚探には反応がなかったが、正夫さんが羽根を見つけたというので、やって見るとこれがビンゴ。
私はイワシで2尾釣ってなんとかボウズ逃れ。
港に帰ってみると、愼二さんの船は二人がひっぱたき(1本釣り)をやったので、50本ぐらい取ったとか、、、。
「そんなに釣ってどうするんだろうね。」という話をみんなでしながら実際には羨ましいと思った我々でした。
あとで長井水産に行って見ると、ちっと小さめの800gサイズが1200円で売っていた。
「買値でキロ400円ぐらいかな?2kg越えるとキロ800円になるんだけどナ。」と漁協のオニイサンが言っていた。
月末にはそんなヤツが出現するだろう。期待しよう。