夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「将軍家光の乱心  激突」(1989年 東映)

2012-06-11 10:04:16 | 映画

石河刑部(緒方拳)は阿部重次(松方弘樹)と幼馴染で兄弟同然に育ち阿部の妹を妻にしていたが その妻を家光(京本政樹)が見初め取り上げられたことから浪人した

その家光は長子・竹千代(茂山逸平)の顔が自分に似ていないことから「我が子ではない」と思い・・・・・「殺せ」と命じた

酒を飲んでは血を吐き暴れる 顔色も悪い 酒毒にやられたか 病気からか 精神を病んでいる

うえ様の意志命の阿部は伊庭庄左衛門(千葉真一)に 竹千代暗殺を命じた

山中の湯屋にいる竹千代が刺客の群れに襲われる 危難を救ったのは金で雇われた刑部を頭(かしら)とする男達 

彼らは竹千代を守らんとする堀田正盛(丹波哲郎)から護衛を依頼されたのだ

刑部は阿部から 自分たちの側につくように話しかけられるも断る

阿部は伊庭に刑部との経緯を話す

堀田は襲撃があるを察し 自分の命を捨ててて 竹千代を刑部に託す

伊庭を頭目とした刺客が屋敷を襲う

死を覚悟して白装束の堀田は槍で伊庭と立ち会うも 残死

(「三匹の侍」から 槍は長門勇さんか~~・笑・ 丹波様出ると画面引き締まるのに残念)

刑部達一行は強い雨降る山中を進む 屋敷暮らしの矢島局(加納みゆき)が川に落ちたりし 思うようには早く進めない

竹千代を大事にしようとする矢島局と 早く逃げ切り江戸へ着きたい雇われ護衛とは諍いもある

護衛達が襲ってくる刺客たちをどうにかしようと 目を離したら・・・・濡れた竹千代の着物を乾かすために火を起こし・・その煙に気づいた一人残ってた若侍が慌てて消すと 矢島局くってかかる始末

その煙に気づいた追っ手に捕らえられる

伊庭 竹千代を見つけた知らせに馬で急ぐ

刑部達は 見張りを出し抜きまんまと竹千代奪還に成功

けれど追っ手は迫っていた

追われて高い崖から川へ飛び込む 谷を綱で渡る 

伊庭は山狩りを命じ それから逃れるために 道なき場所を進むしかない

幾度助けられても心を開かなかった竹千代だが 次第に自分を命を賭けて守る雇われ護衛に心を開いていく

風車 食べようとしない竹千代を心配し あれこれ食べ物を見つけてくる護衛達

顔が似ていないと自分を殺そうとし疎んじてきた父親より はるかにはるかに・・・温かい男達

ある時は籠に入れ背負い ある時は胸に抱き 文句一つ言わず運んでくれる 守ってくれる

情のこわい性格の竹千代は子供ながら 感じるところがあったのだろう

しかし余りの追っ手の多さ(大軍)に土門源三(成瀬正孝)は 刑部に言う

「お頭(かしら) 俺達は十分に働いた」

貰った金だけの仕事はしたーと

しかし迫る刺客に 彼らは竹千代を守り進む

(この辺り 男達それぞれが刑部のもとに集まる理由など説明あれば 物語は深みを増したかと思います ちょっとした会話に傭兵になる前の彼らの話があれば  ただ命を賭けて守り死んでいく・・・でなしに)

川を渡るも囲まれる

刑部は竹千代に選ばせる

逃げるか戦うか

竹千代は父親と対決することを選ぶ

護衛達は刺客の馬を奪う作戦を実行する

山野を馬で逃げる一行 ここでアルフイーの歌がかぶさります

「駆けろ~ 駆けろ~・・・・・・(中略)風がないている~~~~~(以下略)」

馬の脚を撃たれ砥部左平次(織田裕二)落馬 祖父江伊織(浅利俊博)が救いに戻るも 負傷した左平次は 伊織に行けと逃げるように仕草する

胴に爆薬を巻いていた左平次はそれを追う刺客に投げながら傷ついた身で応戦 迫ってきた刺客巻き込み 自爆

壮烈な死を遂げる

(ああ ここで織田さん 死んじゃうのね ちょっとテンションさがりました・笑)

土門も 一人残り 斬り死にする 少しでも早く仲間を逃がすために

中国人もヌンチャクで戦うも敵は余りに多すぎる 脚を打ち抜かれ 傷つきながら戦うも敵の数には勝てない

伊織もさんざん敵を倒すが撃たれ傷つきながらがら川へ入り 敵ごと橋を爆破して死ぬ

左平次と伊織は年が近い(雇われ護衛の中では年若い)せいか それまでは一緒に行動することも多く 逃げながら助け合う場面も多かったです

残っているのは髭男 多賀谷六兵衛(長門裕之) 若侍 刑部 矢島局 竹千代

一行は宿場町にかかります

しかし そこには既に刺客ーいっそ暗殺軍団と呼びましょうーが待ち受けていた

髭男撃たれ 一行は建物の一つに逃げ込みます

「十三人の刺客」の逆パターンですね 地の利は待ち伏せしたほうに断然あるのですが

伊庭「もはやここまで 竹千代殿を渡されよ」

刑部に竹千代は尋ねます われらは負けたのか

刑部は答えます 若君が生きておられる限り 我等は負けではない

「余が生き続ければ 我らの勝ちか」と竹千代

一行が逃げ込んだ建物の中には油がいっぱいありました

何事かはかる彼ら

刑部は出ていき伊庭との一騎打ちを挑みます

斬り合う彼らですが その移動範囲が凄い  何の必要あってか 建物を壊しつつ室内やら 屋根の上に登ったり町を縦横無尽に駆け回ります

刑部 先に斬られるも 鎖つき分銅みたいなので伊庭の眉間打ち 胴を薙ぎます

伊庭の死で 暗殺軍団が一斉に襲ってきます

町の水路に油を流し火をつけた刑部達は炎を利用し脱出しようとします

髭男は不動明王の如く炎の中で死亡

多賀谷も追っ手を食い止めるため 油をかぶり自分を燃やして刺客の中へ突っ込み 燃え斬り死に

町を抜けたところで刑部は撃たれて落馬 救いに戻ろうとする若侍に逃げるように言い 暗殺軍団と対峙します

ここで・・・大勢の刺客に囲まれ刀を抜きかかげた刑部

迫力ある場面で静止

それから場面が江戸城内に変わります

「ことは 済んだか」

阿部に問う家光

寝具周囲を大奥の女達に囲まれて癇症な様子

阿部「人払いを」

家光「お万は残れ」

お万(二宮さよ子)を家光寵愛している模様

阿部は言います 竹千代君が無事に城内に戻ってきたと

家光は「お万 竹千代の始末 お前がつけよ」

阿部は家光を止めます 堀田が知らせた為 既に紀州が動き始めている

竹千代を殺せば世が乱れる

江戸城で 世間の耳目が集まるところで竹千代は殺せない

長子相続 武家諸法度 破るわけにはいかない

再度家光 お万に竹千代を殺せと言い お万は毒入り茶を 竹千代に勧めます

矢島局は毒見をしようとし 

お万・・・矢島局が懐に差す品に気づきます

「それは」と問うお万に 矢島局は言います

「命を賭けて 竹千代君をお守り通し方から」いただいたのだと矢島局

お万は その品に見覚えがありました いいえ持ち主をよく知っておりました

お万は引き裂かれるまでは 刑部の妻だったのですから

お万 竹千代を殺さず戻ります

阿部「うえ様の命(めい)とあれば 時には心を鬼にして従ってまいった」

家光「うつけたことを申しおって とうぶん姿を見せるな 謹慎申しつけるぞ」

阿部 部屋を出て廊下を進む いかんともしがたい表情

部屋には竹千代が現れ 矢島局も控えたため 家光 お万が竹千代を殺さなかったことを知る

家光 今度は我が手で竹千代を殺そうと刀を取りに行く

矢島局 竹千代を庇い斬られながら 家光を刺す 

傷ついた家光 倒れながら お万に ーあらゆる栄華を与えたはず およそ女が望むものすべて

嘲笑しながらお万「欲しいものは何一つくださらなんだ 夫を奪い 幸せを奪った」

家光「そちに惚れたからだ」

お万「抱かれながら いつもいつも呪っておりました」

お万の哄笑に戻ってきた阿部 凄惨な室内を見て 部屋の外へ出て 駆けつける者達へ「うえさまは 急な病で たった今 亡くなられた」

家光が事切れたあと お万は刑部の形見の品となった短剣を持ち 笑い泣きを続けているが(おそらく それで自害したかと思われる)

家光の葬儀 竹千代は将軍 家綱になった

阿部は切腹 史実では殉職したとなっている

この映画の詳しい情報あるサイト↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E8%BB%8D%E5%AE%B6%E5%85%89%E3%81%AE%E4%B9%B1%E5%BF%83_%E6%BF%80%E7%AA%81

読んで楽しかった感想あるサイトさん↓

http://home.f05.itscom.net/kota2/jmov/2006_01/060103.html

こちらも↓

http://ameblo.jp/edono-shakushimaru/entry-10647062129.html

色々 つっこみどころも沢山ある映画ですが アクション時代劇ってことで 歴史云々は忘れ・・・

観れば 出演俳優に懐かしさを感じます

チャンチャンバラバラ時代劇

楽しい「華」ある殺陣も見たいです 明るい時代劇もつくれないかしら

観てほっとして 観終わって すっきり ああよかったと思えるような


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わぁ懐かしい。 (まっき~)
2012-06-11 21:33:08
長門さんが馬に乗ったまま燃えるシーン笑 だけが、いまも印象に残っています。

痛快な時代劇、最近ないですから観たいですよね。
返信する
こんばんは まっき~様 有り難うございます (夢見)
2012-06-12 00:10:32
テレビ放映があるのを見つけ つい録画してしまいました


根来忍者襲撃の導入部からアクション満載

次は何を持ってくるーそんな楽しさもありました
返信する

コメントを投稿