「日本の警察」シリーズ 「焦土の刑事」に続く第2作
敗戦後 国として日本が復活しようとする時代
仲良く酒を飲んでいた3人の男
捜査一課の高峰
公安一課の海老沢
記者の小嶋
彼らは映画と芝居で結びついた子供の頃からの親友だった
一緒に酒を飲んでいる店に高峰への電話
それは駐在所が爆破され警察官が死んだ・・・・
この事件に公安が絡んでいたことから 平行線をたどるようになる高峰と海老沢
ネタを求め時には警察の鼻を明かそうとする小嶋まで 相いれない領域 壁を持つようになってしまう
それぞれの生きる道
暴力による革命を求め 平和な会社に潜り込み暴動を起こさんとする共産主義かぶれ
阻止するためには叩き潰す為には醜い謀略も是とする一派
友情か正義か 苦悩する海老沢は答えを見出すも それは正解だったろうか
それでも別れの時 海老沢は言うのだ
「またいつか ・・・・・いつか、な」
彼らの友情は消えたわけではない
それは「沃野の刑事」に続いていく