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元彼の遺言状
新川帆立
宝島社
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ちなみにシリーズ作品
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剣持麗子のワンナイト推理
新川帆立
宝島社
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倒産続きの彼女
新川帆立
宝島社
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自分を殺した犯人に 巨額の遺産をーという遺言状は どうして書かれたのか
病死ではなかったのか
犯人がいるのか
真相に至るまでのごたごた
犯人の次なる殺人を防ぐ為に奮闘
結果 警察署内の留置所に入れられてしまう麗子さん
むしろ警察は彼女に感謝すべきだと思うけれど
テレビドラマ化もされています
綾瀬はるかさん演じる剣持麗子さんが中々痛快
美人で大食らい 強気 自己愛強く ひどく切れる
ドラマの中での食べっぷりが素晴らしいです
そんなドラマに惹かれて 原作小説も購入
登場人物の外見などは ドラマとは違うし 色々異なる部分もあります
そこはまた原作小説ではこうだったのかーと読みながら面白いです
物語の始まり 麗子さんは付き合っていた男からのプロポーズを蹴っています
こんな小さな指輪しか用意できない 私をその程度の女にしか思っていないってことよね
子供の頃から優秀だった麗子さん
その名の通り みめ麗しく
物語の終盤明かされますが 彼女は幼少の砌
両親にこう言ったそうな
自分のことは褒めなくていい 兄を褒めてやってくれ
いじめられっ子で 麗子さんよりはるかに劣る外見・中身の兄
長じてはずうっと好きだった相手と婚約に至るもー浮気してばれかかる・・・
ドラマではあまり描かれない麗子さんの家庭環境
遺言状を管理する弁護士が毒入り煙草で殺される
殺人に至る犯人の動機はドラマとほぼ同じです
最終回近い連続ドラマのストーリーは原作の設定を借りた別物と考えたほうがいいかもしれません
解説は ライターの瀧井朝世さん
著者の生い立ち 職業にも丁寧に触れておられます