真城葵(ましろ あおい)の恋人は 類稀な鑑定眼と観察眼から「ホームズ」と呼ばれている家頭清貴(やがしら きよたか)
彼は家業を継ぐ前に様々の経験せよーと言われて 小松探偵事務所に身を寄せている
旧知のイーリンの依頼で小松 円生と共に上海に行くこととなりー
ところが以前イーリンの父親を騙そうとした菊川史郎が ニューヨークにいる葵をたてに清貴に盗みを強いてきた
上海から葵の身に何も起きぬよう手を打ちつつ 清貴はこの窮地をどう脱するか
それに絡み 円生の父の作品への評価 ひいては円生自身の作品への評価もあり
円生の生き方も大きな転機を迎える旅となった
シリーズは14作目「摩天楼の誘惑」に続きます