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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

藤原緋沙子著「桜雨」光文社時代小説文庫

2007-02-14 23:20:52 | 本と雑誌

藤原緋沙子著「桜雨」光文社時代小説文庫
渡り用人片桐弦一郎控(二)

今回は飯坂藩の揉め事を いきがかり上 解決する主人公

二人の浪人に襲われた人間を助けたことから 飯坂藩の不幸な人々を助けていくことに

金貸しの おきんが主人公に肩入れし 味を出しつつあります


若竹七海著「海神(ネプチューン)の晩餐」光文社文庫

2007-02-14 13:41:22 | 本と雑誌

若竹七海著「海神(ネプチューン)の晩餐」光文社文庫
タイタニック号は沈む 大富豪 仲の良い夫婦 著名な作家

彼らも沈んだ

そして時は流れ 渡米する為に 氷川丸へ乗ろうとする もとさんこと本山高一郎は 久しく会わなかった友人からある原稿を売り付けられる

それはタイタニック号に乗船していて死んだ作家の遺稿だと言う

はたして?!

氷川丸に乗船してからその原稿を狙う人間が出てくる

誰が 何の為にか

そこには押し寄せる時代の波があった

気楽に生きてきた高一郎が 選択した道は・・・ 真珠湾攻撃前夜 物語は終わります

仲の良い 知人 友人 彼らを戦わせる 相反する立場においた{友(神)}は その時 何を考えていたのだろう 実在した人物 小説の為に創作された人間 巧みに配した物語

船は進む 大海原を 港 港を巡り人々を送りとどけ また乗せて ただ船は進む

征かぬ ひたすらに―

私達の人生の旅は何処へと続いていくのだろう

解説は作家の服部まゆみさんです