山椿の蜜

9年服用した病気の回復の記録です。
「山椿の蜜」は故郷の思い出です。

目まいと吐き気の恐怖体験

2012年11月08日 | デパス断薬

しばらく会社を休みました。

原因は、夕方の頭痛と目まい、ふらつき、吐き気でした。


予兆はありました。朝早くに早期覚醒があり、朝の4時に目を覚ましていました。

せっかくなので、勉強や仕事をしていました。

気になるのは、耳鳴りが大きくあったことです。



そのうちに、食欲がなくなりました。また、夕方には頭痛や吐き気、目まいが起こりました。
当初は疲れているのだろうと早めに仕事を切り上げ、休んでいました。

休暇を取って、海を見に行ったりして、休めるそうにあがいていました。

 


次第に、眠るときに船に乗っているような揺れを感じるようになりました。

頭鳴も、出てくる頻度が増えてきました。

心療内科では、メニエールの薬が追加されました。

一月飲んでも何も変化はありません。
名医と評判の耳鼻科に行くと、メニエールの薬は飲まなくても良いと言われました。

耳がどんどん過敏になるから、音を聞いておくように言われました。

あまりに治らないので、心療内科の薬が増えました。

いわゆるSSRIです。

SSRIを服用した翌朝から不安を感じ、体も昼までもたなくなりました。
普通に立っていられなくなり、早退しました。

妻の迎えを道路に座り込んで待つほど、ぼろぼろでした。

医師に、「もう無理、休ませてください」というと「そうだね」と

休職と判断されました。

休職して、気づきました。

数日前に大量の薬を飲んでいる私に妻が「それ飲まないといけないの?」

と言っていました。

当時は、当たり前に「飲まないとひどくなる」からと思っていました。

休職して気づいたのは、何も効かないのに多量の薬を飲んでいることです。

 

これはと思い、

「うつ病 治療」ではなく、「うつ病 断薬」でネット検索をしました。

また、「セロトニン症候群」という、関係ないけど単語も頭に出てきました。

(セロトニン症候群は、関係なかった・・・)

すると、薬の副作用の問題や、断薬の情報が出てきます。

 

そして、薬が恐怖になり、睡眠薬以外の薬をすべて止めました。
数日間は、目、耳、鼻が異常に敏感になっていきます。

遠くの掃除機の音も聞き分けられるぐらいになりました。
あくびどころではありません。手は常に汗をかいている状況です。

夏場なのに足元が冷えて、足の感覚がありません。

貧乏ゆすりをしながら、自分の足だよと、感覚を確認していました。


脳を冷凍用の保冷剤でしっかりと冷やして横になっていました。

全く眠れません。
漫画も脳を冷やさないと読めません。
とにかく、脳を刺激しないようにしておきました。

食欲もなく、アンパンをお茶で流し込むだけの数日です。

誰にも相談できずに、死の恐怖に襲われていました。
日数を重ねていくと、次第に頭鳴りが減ってきて、耳の過敏状態も治まってきました。
全く仕事をしないというのが、良かったようです。

このまま、薬をやめておきたかったのですが、
復職を優先と考えて、薬は最低限の薬に戻しました。

当分の間、精神的には元気ですが、精神と肉体がばらばらの状態でした。
真夏に散歩しても疲れを感じません。身体の感覚がおかしくなっています。
脳は時々、わけがわからなくなっています。

わからないぐらい少しずつ、食欲が戻るなど、元気になってきました。
生活ができなくなるので、休職2ヶ月で出勤しました。
休職している状況もきつかったからです。

少しずつ、回復しています。
まずは、仕事以外の事を行うこと、性格の改善、業務量を自分で調整、開き直りを行い、最近、数日ですが、睡眠薬を使わなくても眠れるようになりました。

薬は、医者に怒られながらも変更しました。

効かない薬を増やされるよりも、減らした方が、良かったからです。
医師は、怒っていましたが、見捨てなかったことに感謝しています。
これまでは、医師の言うことを聞かなかったら、きついことを言って怒る医師でした。

この恐怖の体験を忘れないように記載しておきます。

コメント
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