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「秘密」

2007年02月13日 23時15分24秒 | ★★東野圭吾
東野 圭吾 著 文春文庫。

関係ないんだけど、そっか。文春って文藝春秋なんですねー・・・って、今更気づいて納得してます・・・・(^^;)

読みました。「秘密」
導入部は、正直、きつかったです。
なぜかと言うと・・某小説のほうを先に読んでしまっているから。あちらにもそれなりの思い入れを持っており、加えて映像としての作品も観ているわけで・・・
それと重なる重なる・・・・
めちゃくちゃ・・・ダブってしまって辛かった。

本音は。。
こっちを先に読んでおきたかったな。
です。ハイ。(あちらを否定するわけではないし、今でもあれはあれでとてもいい作品だと思っていますよ。それも、本音。あっちもこっちも、、心は難しいです)

奇妙な夫婦の生活が始まってからの、直子の気持ち。
やっぱりそこに気持ちがぴたっとはまります。
もし、もう一度若い時代からやり直すことができるなら、私もきっと直子と同じ行動をとった。楽に流されず、その時の「今」を真剣に生きたい。しかもそれが、もしかして娘がよみがえってくれたとしたら、絶対にいい環境になるわけだから。

ただ、夫婦の視線で見ると、辛いな。

ラストはとにかく衝撃で。
この終わり方は・・・
平介の涙の重さ、辛さは同時に藻奈美・・・の覚悟の重さと辛さでもあるようで。
だけど、それがどうかは誰にも確認なんてできないんだよね。

最初のきっかけ部分を越えてしまったら、後は純粋に夢中で読んでおりました。さすがは東野作品。どの視線から捉えても、どの立場で読んでも、ほとんど手抜きがないように感じます。それは、被害者と加害者っていう立場でも。
だから余計に、先に読みたかったって思うのかもね。

面白い視点からの夫婦愛の物語でもあって。これが、一直線に「好きだ~きらいだ~」だと、非常に苦手で読めないんだろうけど、、東野圭吾というフィルターを通すと、とても心に響きつつ、不思議な世界に翻弄されつつ、すっかり虜にされてしまいました。

広末涼子主演の映画。これも、観てみたい。
原作とは違うって、文庫本最後の寄稿文(っていうのかな?)で書いてあるし、某作品も映像を大切に観ていて、どうしても導入部にその画面が重なっちゃうから、、それを消してもらいたい・・(消してもらえるものならば・・・)
半額(爆)になったら探しに行こうかな、映像版の「秘密」。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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あ~(^^) (さかな)
2007-02-14 20:23:00
広末涼子がお母さんと入れ替わった、あれですね!
そういえばその当時は観に行きたいと思ってたのに、
全然観てなかったりして…

やっぱり半額大事ですよ(笑)
最近の映画も、
「DVD出て借りれるようになったら観ればいいや~」
とかなってます
返信する
さかなさん~ (ゆき@管理人)
2007-02-15 17:55:51
そうそう、あれです♪どうだろ?おもしろいかなあ~。
映画ってCMとかでは気になっていても、なかなか映画館に足が向きませんよね。私も最近になってそういう「時間の過ごし方」を覚えたんですよー。

レンタルは半額の味を覚えると普段なかなか手が出ません~。どうしても観たくて借りるときは中身が絶対確実に気に入るって判ってる作品だったりするし・・・
よかった~同意してもらって(笑)
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