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2018年5月の読書 それでも毎日読んでます

2018年06月06日 10時14分45秒 | ★★★毎月の読書まとめ
綾辻さん面白かった。なぜこんなに長く積読状態にしてたのかしら、と後悔。
弥勒シリーズはこの先が気になりすぎて困る。本当に大好きなシリーズ。
ミナトもねー。変わんないね。なんか落ち着く(笑)
畠中さんのこのシリーズは本当に化けた。それも良い方向に。

と振り返ると、あれ?シリーズモノが多かったんだな。

そして加納さんのこの一冊。あと2冊あるシリーズの最後の巻をいま読んでいるけれど本当にじんわりと心の中に入ってきます。

読んだ冊数もページ数も少ない。内容も読みやすいものばかり。
けれど何だかんだある驚天動地な日常を忘れられるほんのひと時が今の私にはとても大切だって思ってる。
このたくさんの活字の並びが
ともすれば負の方向に進もうとする思考を止める手立てとして、
そして泣いたり笑ったりほっこりしたりできる心の安定剤として無くてはならないものなのです。よ。

ファイト~~~!!!!


5月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2436
ナイス数:601

地に巣くう (光文社時代小説文庫)地に巣くう (光文社時代小説文庫)感想
大好きな弥勒シリーズの文庫最新刊。やっと読めた。そしてこの巻は遂に清之介が…。木暮信次郎という男の内に潜む闇がもう隠されることなく清之介の前にぶつけられ、揺さぶり陥れ、なんとも生々しくその仮面を(仮面とは思いたくないんだが)剥がしにかかる。間に入って何くれとなく緩衝材として動いてくれる伊佐治すらも自らの闇の部分に気が付いたりして。なんとも切なくなる一冊だった。が、だからこそとことん魅了されこの二人の、いや三人のこの先がとてもとても気になる。見届けたい。何があろうとも。そう、おもう。ああけれども。→
読了日:05月29日 著者:あさの あつこ
おもいで星がかがやくときおもいで星がかがやくとき感想
初めて入ったブックカフェの書棚にひときわ鮮やかな絵本。気になって手にしてみました。「別れ」をテーマにした内容ですが、とても美しい色使いで心にのこるものでした。
読了日:05月27日 著者:刀根 里衣
霧越邸殺人事件<完全改訂版>(下) (角川文庫)霧越邸殺人事件<完全改訂版>(下) (角川文庫)感想
最後の最後まで目が離せなくて、そして大どんでん返しに見事にはまった作品だった。後味が少し苦くてつらい。もしこの霧越邸という建物でなければ、少なくとも3番目からの出来事は起こらずに済んだのか?なんてふと、考える。同時にどこか犯人の感情、思いが分かってしまう自分に怖くなったりもして。生死のどちらをより強く捉えるのか。重きを置くのか。なんだか堪らないラストだったな。エピローグの風景が更に物哀しい。邸の人々はこのままずっと閉じられた門の奥に生きるのだろうか。
読了日:05月24日 著者:綾辻 行人
霧越邸殺人事件<完全改訂版>(上) (角川文庫)霧越邸殺人事件<完全改訂版>(上) (角川文庫)感想
雪山の山荘、見立て殺人…その元が白秋の童謡「雨」と王道のど真ん中を行く物語。で、怖い。ほんっっっとーーに、怖いです。綾辻さんは館シリーズをゆっくり読んできていますけどその数段上の怖さ。何度鳥肌たったことかー!苦手なんですホラー系!ってホラーじゃないし(かな?)本格ミステリーだと分かってるんだけど。謎解きが出来そうでできない、そしてきっとあの人何かあるって思っても信じたくないし怖い(笑)続きが気になって既に下巻に突入しています。震えながら(!?)ラストまで走ります。あ、そーだ。面白さは抜群!
読了日:05月16日 著者:綾辻 行人
まったなし (文春文庫 は 37-5)まったなし (文春文庫 は 37-5)感想
よかったなぁ。嬉しいなぁ。清十郎の嫁探しを縦糸に江戸の市井の人々のやっかいごとを騒動を起こしつつなんだかんだ解決していく麻乃助。お寿ずへの哀しくも深い想いも散りばめられる度に心に残り、最後の清十郎のお嫁さん大団円があまりにも幸せな景色で。嬉しくて幸せで困るくらい。このシリーズは巻を重ねるほど染み込んでくるあたたかさがあり、初めからは想像もできない(苦手だったのだ)好きなシリーズになっている(笑)続きを心待にしています。
読了日:05月11日 著者:畠中 恵
ささらさや (幻冬舎文庫)ささらさや (幻冬舎文庫)感想
やわらかい物語が読みたいな、と手に取る。正直、その状況が納得いかずその後のサヤの弱さ…というか自分で「私は弱いから」と話す姿がもどかしくて苛立つ。のだけれど、周りを囲む人たちのひとりひとりの個性がとても素敵で豊かで、だからサヤはこの場所に来てゆう坊と歩み始めることが出来たんだな、と着地する。ささら さや。ラストの淡い哀しみとやわらかな希望。それが私にとっての強い救いになった。シリーズ物なのですね。続きも読もう。
読了日:05月08日 著者:加納 朋子
0能者ミナト (6) (メディアワークス文庫)0能者ミナト (6) (メディアワークス文庫)感想
再読)シリーズ物ってどーしても再読コースが一冊では終わらない。湊が初めて怪異と相対する物語。その決着には10年の時がかかる。「件」ってこんなに怖い怪異だったんだよな。改めてぞっと背筋が寒くなった。にしても、湊のやり方はキツイけど。容赦ないのは当然だけどここもまたゾッとする決着の仕方だな。
読了日:05月05日 著者:葉山透
0能者ミナト〈5〉 (メディアワークス文庫)0能者ミナト〈5〉 (メディアワークス文庫)感想
再読)沙耶とユウキ二人が湊抜きで頑張る殺生石のお話とサトリのお話の2つ。沙耶が考え方を変えたきっかけはここでしたか。ホントのユウキの思いからは大幅にずれているけれど(笑)そしてユウキという名の漢字は?とか孝元さんのお寺の名前の意味は?など気になるフレーズ。この頃の湊はストレートに湊だな、なんて極悪非道っぷりに懐かしく感じたことは置いときましょう(^^;
読了日:05月03日 著者:葉山 透

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コメント
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