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2020年10月の読書 シリーズ物の新刊が主だね

2020年11月22日 12時38分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

恩田さん、常野シリーズ(現時点の)ラスト、「エンド・ゲーム」これを理解する事ってできる人いるのかな。読むたびに違和感を感じ、不安を感じ、混乱する。道標が欲しくなる。

それにしても読めなくなったな。一月で10冊に届かないのが定番になってしまった。集中力が出かけて行ったきり帰ってこないんだよねぇ


10月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2072
ナイス数:557

つくもがみ貸します (角川文庫)つくもがみ貸します (角川文庫)感想
再読)いや、もうほぼ話の流れは忘れてましたので、初読といってもいいかも?古道具屋兼損料屋の出雲屋を営む清次とお紅。そして出雲屋にいる付喪神の面々が織りなす物語。人と妖たちとの距離がきっちりと線引きされていてでもなんだかんだ手を貸し手を借り知恵を出し。謎解きやら物探しやら人探し。問題解決の日常を生きる風景が心地よい。語り手が付喪神の面々なのも面白く、これは初めからホントに気持ちよくこころ楽しいお話だな、と、某若だんなを思い浮かべつつ感じる(なにさま!笑)あと2冊続きがある事を嬉しく思いつつ、次へ。
読了日:10月23日 著者:畠中 恵
マスカレード・ナイト (集英社文庫)マスカレード・ナイト (集英社文庫)感想
最後に鮮やかに謎が解かれていく様が心地よい。珍しく「騙されないぞ?」と思った対象が見事に別件方面の事で、やっぱり騙されました(笑)でもなんとなくこのシリーズのパターンかな?と思ったことは間違いじゃなかったかな?刑事の立場。ホテルマンの立場。要所要所でお互いの立場から交わされる言葉や衝突は毎回肯ける。豪華ホテルのカウントダウンに仮面舞踏会というとても華やかな世界の数日間。楽しませて頂きました。続きってあるのかな?刑事コンビも刑事×コンシェルジュコンビも魅力大なんだけどな。
読了日:10月19日 著者:東野 圭吾
あなたとオムライス 食堂のおばちゃん(8) (ハルキ文庫)あなたとオムライス 食堂のおばちゃん(8) (ハルキ文庫)感想
最後の最後にガツンと…。そこでの一子さんの「後藤さんは良い人生でした」と娘さんを慰めることばが心に染み込んだ。一人暮らしだからと、一人で亡くなったからと、すぐに孤独死とか可哀想とか決めつけちゃいけない。一子さんの語る言葉は後藤さんの姿を映して中身が詰まっていて本当に何というか、とても哀しいがあたたかく心に届く。今回はここに尽きる。そう、思う。リアルな感染症の現実を避けては通れないのは仕方ないの、か、と若干微妙な気分で読んでいたので。
読了日:10月14日 著者:山口恵以子
神話の密室 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫)神話の密室 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫)感想
今回は2つ。初めのお話の異食症って前にもあったなと思いつつ、その衝動を抑えられない対象にギョっとする。アルコール依存でなくてよかった。そしてもう一つのお話。その事件の姿は途中で(手段は分からないけど)もしや?と気が付いた。が、鷹央ちゃんの小鳥に対する態度が今までと違って。彼の能力、というか成長をきちんと認めている?オチがあるわけではないストレートな褒め言葉って初めてのような気がする。この主従…いや、師匠と弟子の関係はまた少し変化したのかな?切なく哀しい出来事の先にまた酔いつぶされるのは定番、ですが(笑)
読了日:10月09日 著者:知念 実希人
居酒屋ぼったくり (11) (アルファポリス文庫)居酒屋ぼったくり (11) (アルファポリス文庫)感想
丸ごと、、、「はいはい。ごちそうさまでした。」な、締めの一冊。分かってはいたけど予想以上に甘かったなぁ。2人の姿は言うに及ばず、その周りの人々も全方向的に。。酒蔵巡りの車で行く新婚旅行っていうのは驚きました。ひねくれ者な私には甘すぎ幸せすぎというラストでしたが、努力の先に幸せはある、という言葉は心に留まります。おふたりさん、お幸せに!そして美味しいごはんを続けて下さいね。
読了日:10月05日 著者:秋川 滝美
エンド・ゲーム 常野物語 (集英社文庫)エンド・ゲーム 常野物語 (集英社文庫)感想
再読)後半、ほぼ終わりになるところまでは「よし、今回はわかって読んでいる」と思うのに、ラストの「終わりの始まりの雨」であっという間に煙に巻かれる。そんなお話。「常野」ではあるのだけれど前2作品とは全く違いうのははっきりと「敵」とみなされる存在があるからか。何とも言えない読後感なのは毎回同じなのだけれど、はっきりと戦うということを描いているからこその、3作目の違和感、なのかと今回思う。ここと、そして前2作品と、それを合わせて絡めて「黒い塔」の先はどうなるのかな。今回のお話は繰り返し読み、印象が変わると実感。
読了日:10月04日 著者:恩田 陸

コメント
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