今日はまた三軒茶屋の世田谷パブリックシアターに行って来ました。
「ドリアン・グレイの肖像」で通ったときフライヤーをいただいた一作。
「バンデラスと憂鬱な珈琲」を観にいったのです。
正規?な座席は取れず、追加追加で発売されたチケットに滑り込み。
本日マチネ(でいいんだよね。昼の部)。
補助席。1F最後列の更に後ろに用意された腰高椅子。
中央より少し下手の席でしたが、
案外前の方たちの頭も気にならず(座高が高くなれたから/^^)
全体を見渡せていい場所でした。
そして、最初から最後まで笑ってきました。
楽しかった。
笑った笑った。
一人だっていうのに爆笑しちゃう場面もあった。
ある、実にくだらない、、というか情けない、でもあるよねこういう事!な理由が、世界滅亡か??な状態に飛躍してしまう、トンでもない設定。
ネゴシエーターのバンデラス。イヤって言うほど邪魔されて、
イヤって言うほど余計なところでその才能を発揮して、、
出演者の皆さんが1人何役もこなしている、
それがラストに上手く生かされて、
うまいなあ~と思って爆笑・・・・・
ほんとに、なんだか笑ったって感想しか書けないような・・・
笑う舞台・・・・・
でも、なんかね。印象が。
「映画」を観ているような感じ。
映像との組み合わせ方がおもしろいんだけど、
でもとても自然に組み合わされていたから、かなあ?
それとも、とにかく「笑い」が目標の舞台だったから、かなあ?
ドリアンの時思った、「2Fからも観てみたい」とか「ヘンリー卿の印象の恐ろしい変化」とか「バジルの苦悩と伝わらない思い」とか、、なんていうか更に今度はそこを観よう!と、耕史@ドリアン抜きでも思った、そんな各共演者の方々の迫力?それが、なかった・・・ような?
ひたすら笑って気付いたらカテコは3回したけれど「本日おしまい!」はいはい、って感じで席を立ってる自分がいました。
なに?
このあっさりとした見方。。
山本耕史がいないから?
でも、「笑」を取ることが一番大変だって。
演じる方々はおっしゃいますよね?
これじゃ申し訳・・ない?
満足はしたんだけれど物足りない・・そんな気分で、帰宅しました。
おもしろいのは確かなの。
最初からほんとに笑えるの。それも声を出して!
こんな舞台、耕史さんが演じたらどんな印象持つのかなあ。
・・・そう思ってしまうこと自体が、私にフィルターかかっちゃってるのかなあ。
それは、それで複雑だなあ。。。
各俳優さんたちは堤真一さんをはじめ、とても上手い人たちだと思ったし、
笑いの取り方も絶妙。
計算されたことにちょっとしたハプニングもあった・・のかな?
舞台の上を自由に動き回る人たちに飽きることはなかったのです。
が・・・・・。
単純なことでもいい。
「これを伝えたいんだよ」
っていう核になる部分。
それが私には受取れなかった。それが最大の何か足りなく感じた理由かな、と帰宅後に気付いています。
これが2度目の観劇作品で、受け手の私が未熟なのかな。。。
「笑い」が核・・・だったのか、な。
高橋由美子さんがすっごく上手かったなあ。
いろんな年齢層の役柄を、ほんとに見事に使い分けて演じてた。
私、ミスドのCM以来、全く印象ない女優さんで・・・・
舞台をたくさんやってらっしゃるんですね。
また彼女の出演する舞台を観てみたいな、なんてことは思っています。
(あ、少しまた裾野が広がる、かな?)