のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

作家さんのリレー小説

2020年05月01日 20時35分00秒 | ☆本☆


こちらのサイトで「Day to Day 」という企画が始まったんです。
わたしはいつも行っている読書サイトで知ったのですが、
毎日ひとりずつ、作家さんがバトンを受けて小説を書く連載企画。
先頭は辻村深月さん!



これから繋がり広がる世界がどんな景色を見せてくださるか、とても楽しみです。

おうちで過ごそうって事で、無料公開してくださるとのこと。
ショートショート(よりも短いかも?)な分量ですね。
ちょっとした隙間時間にでも、活字で広がる世界、覗いてみませんか?

明日はどなたかな。
書き手が変わっていくことでのドキドキ感も期待して、読みましょう〜

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読み終わっているんです。

2019年11月23日 08時09分09秒 | ☆本☆


十二国記「白銀の墟 玄の月」全4巻

一昨日読み終わってからずっと、この4巻の中を彷徨ってます。
一体なぜ?
一体いつ?
え?あの人は?
この人はどうして………
ここは?
あそこは?
そういえば、、、

あちらを読み
こちらを覗き

頭の中で捏ねくり返して
また本を開き


歓喜の涙と絶望の涙を行ったり来たり

立ち止まってしまっている


「魔性の子」からまた読みたい。
けれどもこの「白銀〜」も読み直さないと。
人物関係や場所の把握が一読ではとても仕切れないから。


なのになんだか動かなくて。
ましてや別の作品に行くなんて以ての外状態で。


さて。どうしよう。
どうしたらいーんだ!
圧巻のこの世界。


抜け出せません。


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十二国記イベントと紀伊国屋書店は楽しい〜

2019年10月22日 09時03分45秒 | ☆本☆


素子さんトーク&サイン会の前に十二国記イベントにも行って来ました。
新宿紀伊国屋書店1階。
開催期間を見て、やった!行かれる!!とこちらも楽しみにしていたのです。

十二国記の世界を解説するパネル展と、一緒に取れるよ画伯パネル、そしてグッズ。





予想外にグッズは売り切れが多くて
欲しいなと思っていた根付とクリアファイル、トートバックは買えなかったけれど
絵はがきと付箋を手に入れて
たくさん並んだ最新刊を眺めて
泰麒が語る宣伝映像をずうーーっと観て

素子さんサイン会の後は友人とも一回寄ってちょこっと十二国記トークして。

「黄昏の岸 暁の天」をもう一回読んでから最新刊に行く。
3,4巻発売日から逆算しつつ読むこと。
この2点、密かに決意。(しましたよぉ〜)


なんかね。
紀伊国屋書店、久しぶりに1階から9階までウロウロしたんです。
っていや、1階と2階と6階と9階だけど。
早めに出かけて一人で本屋さんで数時間。
これが記憶にないくらい久しぶりでね。
すごく、すごーく楽しかったんです。
昔はよくこうして時間を忘れて過ごしていたなぁって。
学生の頃新宿紀伊国屋書店だけは一人で出かけて来れたのよね。(古っ!)
こういう過ごし方、忘れてた。

すごく、すごく楽しかった!(2度言う)

そして




戦利品(≧∀≦)
かなり衝動買い!えへへ。


また時間作ってこんな過ごし方したいなぁ。
雨にならなくてよかったです。
幸せな日曜日の午後になりました。
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今日は素子さんのサイン会

2019年10月20日 08時39分57秒 | ☆本☆


新宿紀伊国屋書店。
今日は素子さんサイン会です。
9月かな?って思ってたのが10月になって、私的には良かったー、で。

父からの伝言なんてのも今回あるものですから
しっかりと
お話させて頂かねば、なのです。

そんな中、
告白しちゃうと。

いま。
私の頭の中の大半をしめているのは

十二国記。

最新刊の1,2巻を先日やっと受け取ってきて、
書店で選べるカバーの色を「黒でっ!」と力一杯お願いして。



シリーズ再読が昨夜終わったんですよ。

新たな物語。
待ち続けた戴と泰麒の運命。

開くべきなのかしらん。
今日?
でも今日は素子さんでいたい。
こちらも斉木はるかくんの未読作品読めるんだよー!

ああ、困った。
いま、ふたつ、別々にココロが欲しい。


やっぱり最新刊は11月まで保存かな?
友人さんの所の言葉が気になるな。
のたうち、まわるよね。やっぱり…(^^;
2巻では終わらないんだもんねぇ。
迷う。まよう。迷うー!

落ち着けワタシ!
素子さんSFファンタジーコレクションの1を開こう、かな。

一つのココロに収まりきらない、、秋の日の朝、です。
雨降ってなくてよかった。。
あとは友人が無事サイン会に間に合いますように!!(待ってますよ〜)
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あったよ!

2019年10月12日 10時57分38秒 | ☆本☆


本日発売、のカラー広告。朝日新聞です。
画伯。素晴らしい。

あー個展、ないかな?
原画を拝見してみたいです。

ドキドキ眺めながら、
台風接近の雨音風音を聞きながら、
「風の万里 聡明の空」上巻を読んでいます。

電車も止まり始めました。
上陸は確定?
ひどいことにどうかなりませんように…


あ、仕事は休みになりました😌
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苦しいー!

2019年10月06日 09時31分27秒 | ☆本☆
あと1週間、を切ったんです。
ほんとのほんとに、出るんです。

十二国記、新刊。
戴極国の物語。


9月に入ってからどんどん落ち着かなくなり、
戴と泰麒関連の数冊をピックアップして読み終わり、
そのまま全巻再読コースに突入しちゃったんだけれど、
とてもこの週末までには読み終われない。


18年。
私はすでに現時点でのお話全部発表されてから読み始めてますから、そこまでガッツリ待っていた訳ではないのですが、アニメ再放送をきっかけに新潮文庫の古いバージョン「魔性の子」からWH版を読んでのめり込み、
読書メーターで知り合った方と現在の新潮文庫版が出始めて発売を待ちつつ追いかけつつ語り合い、
ついに新たな物語が始まるんですね!と喜んだのが2012年くらいから?
だから。
少なくとも10年以上は。

待っていたんです。
小野主上が筆を持ち、この世界を進めてくださる日を。

で。
今週末。土曜日。12日。
ついに出る!
遂に始まる!

戴の国のその後、が。

あーこわい。怖すぎる。
戴王。そして泰麒のことを思うと怖すぎる。
しかも全4巻で続きは11月まで待たねばならない。
どうしよう。
今週末の1,2巻は予約ができなかったので発売日に本屋さんに走って買います。
絶対行かねばならないです。

んだけども。ひらくか?読めるか?読んで3巻までまてるか??


とりあえず取っ散らかるこの頭の中を整理するには、
地道に再読コースを進んで、素子さん間に挟んで、11月の後半2冊か発売されるまで待つのが一番かなぁ、

とか、思い始めてる。


久しぶりのこの高揚感を感謝しつつ戸惑いつつ、
ソワソワドキドキ、「その日」を待っています。

ダヴィンチ、買おうかな。


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心浮き立つのが「これ」が私らしい

2018年09月30日 14時45分48秒 | ☆本☆


先ほど手元に届きました。
新井素子さんの「ゆっくり十まで」
水樹和佳子さんの「浪漫ティック・雪」

2冊並べてたまらなく嬉しくて
ひとりニヤニヤしつつ写真撮って
さらにつぶやいちゃう!

なんていうか二人並んで新刊って
これはもう奇跡なんです!
まさかまさか、この時に!
なんですっ!

なぜってね。
水樹せんせは、もう描かれていないから。基本、すてきなお花屋さん(と言っていいのかなぁ?)だから。
素子さんは最近また活発な時期ですが(笑)、
こちらも「新刊はいつですかー?いつまででも待ちますよー」が基本の作家さん、だから。

長くながく追いかけて大好きな二人の作家さん。
この時期にまさか揃って新刊なんてー😢😢😢
感涙でどーしよーもなくなる一ファン、です。

大切に読みます。
大切に、します。。

ホントに、嬉しい。
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蜩ノ記

2012年11月26日 08時40分30秒 | ☆本☆
葉室 麟 著
祥伝社


図書館で随分前に予約をして、漸く手にした一冊。
直木賞受賞作品。

日頃、「受賞作品」という選択肢は私の中には全くなかったりいたします。
実はこの本も直木賞とは無関係。
本屋さんでの紹介文とこの表紙とタイトルに惹かれて心に留め、その後直木賞受賞になって図書館予約待ちがえらいことに…(笑)
気長~~~に待って読み始めた作品は、期待を裏切らないものだった。
直木賞、納得です。


戸田秋谷の武士としての覚悟。
檀野庄三郎の武士としての覚悟。
戸田の家族のそれぞれの夫、父親に対する覚悟。

そして住まいする村での農民たちの覚悟。

様々な人々のそれぞれの立場での覚悟が描かれて
それがまた、淡々と静かに進む物語の中に力強く息づく。


秋谷の覚悟の生き方を感じながら、
武士って「武士らしく生きる」ということはつまり、誰のために命をかけて誰のために死ぬのか、でもあるのだなと、思う。


武士ってなんて不器用だろう。
まっすぐに生きることはなんて生きづらいことなのだろう。
「道」を貫こうとしたとき、それは周りの人々も巻き込んで。
時にそれは生の方向だけでなく負の方向にも働きながら
それでも曲げることのできない「決めた道」を歩み続ける。


戸田秋谷という人物の10年という与えられた「生きる時間」のなかの、最後3年ほどが静かに描かれながら
それぞれの階層の人々の様々な覚悟と生き様が伝わってくる。

文庫になったら手元に置きたい。図書館に返す前にもう一回読んでおきたい。
心に染み入る物語。



そして。
この世界は本当に時代も立場も内容も全く違うのだけれど「武士の本分」を貫いて生きるという一点において「薄桜記」と重なる。
あるいはひとりの女性のために命を捨てる。。。そんな生き方までが重なって勝手に更に切なくなっていた。

ああ、武士らしいって不器用の塊だ!
(そしてどうしようもなくこの生き方を愛おしいとも思う)
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仏果を得ず

2011年08月26日 21時29分26秒 | ☆本☆
三浦 しをん 著
双葉社


ブロ友さんレビューに惹かれて図書館予約。
ハードカパーの本で手にしました。


文楽の世界。
全く知らない世界。
仮名手本忠臣蔵、、というラストの章タイトルに、
「ああ、そうえいばお正月に観たあの映画には人形浄瑠璃混じっていたなあ」
とは思ったけど、浄瑠璃と文楽って同じなのか違うのかも知らない。


だけど。
こんな未知の世界なのに、惹きこまれる。

物語は軽妙で、随所に笑いがちりばめられ、くすっっと笑える気楽な感じのはずなのに、
文楽の太夫という自分の道を突き詰めて身を削って精進しようとする健の姿が鮮やかに浮かぶ。
特別「文楽とはこういうものだ」という説明は一切ないのに、
なんだか、読み終わったら私もすっかりこの世界が判ったような気になっている。

「生きることだ。生きて生きて生き抜けば、勘平がわかる」

長生きすること。
それがまず、この道を極めるための第一歩。
死んでのちに何かを得たいわけではない。
生きているいま、自分は苦しんでも苦しんでも一歩前に進みたいのだ。


なんか、ものすごくエネルギーを貰えて、
同時に。
ものすごく、どこかほっとさせられる物語だった。

ほっとできるのは、健という主人公が普段はごく普通の人で、
師匠に振り回され、恋に悩み、等身大で生きているからか。


そうそう。
健のみではなく、登場人物全員にそれぞれの歴史があり今までの生き様が見え、これから先を見据えていて。
それはなくなった銀太夫師匠の妹さんに至るまで…。
ふらっと脇を見ると、そこにきちんと人が生きている。
そんな世界だったこともまた、惹きこまれて読み込む上でとても心地よかった。


芸を極める。
ひとつのことを、一生をかけて磨き上げる。
それは「文楽」という世界に限らず、
「何か」を見つけた人たちにすべて通じるもので。

板の上に世界は広がり、その世界で生きる人々はさらに高みを目指す。
その姿に観客は酔いしれ、魅了されていく。
幸いにして、劇場に通うことは、ここ数年で随分鍛えられた(w)。
板の上に広がる世界との一体感っていうのも、幸運にも体感する機会があったと思う。
だからこそ。

文楽、、観てみたいなあ、と思ったけど。
9月の東京公演はすでにチケット完売なのかな?
(ぴ○は予定枚数終了だった。。ミラちゃんの演目あったのに!)
ってか、、、あまりに近い日程で行かれない~~~(汗)

伝統芸能というのには、若干敷居の高さを感じるけれど、
それでも飛び越えれば入って行かれる。それはここ数年で良くわかっていることだから。
また、機会を見つけて。

行ってみたいな。文楽公演。


そして。文庫本にてこの作品購入決定!です。


健と兎一兄さん、二人のこれから先の道に光あることを祈って。
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「心星ひとつ-みをつくし料理帖ー」

2011年08月17日 22時11分40秒 | ☆本☆
高田 郁 著
時代小説文庫(ハルキ文庫)


シリーズ6作目。
今回は、本屋さんに2度足を運んであったあったとその場で開いて、
ちょっとラストをほんの少し読んでしまったがために・・・・・

実はしばらく積読しとくか?と迷った。

けれど、そんな我慢が出来るわけがなく
結局読み始めたら一気に行きました。


「迷う」

のがテーマだったのかな。
澪という一人の人の中には、もう初めから揺るぐことのない一本道があると
おそらく誰もが判っていることなのだけれど。
生きていく上で判っていても迷うこと。

それは自分自身の中からやってくることばかりではなく、
自分を想ってくれる、心から愛しんでくれる人たちからもやってくる。

みんながみんな。
本当に澪のことを思い、考え、悩み。
それを受けて澪は更に迷い苦しみ…。

切なかった。
「心星」というものを持っていることはとても幸せだと思うのだけれど、
こんなに切ないことも…あるんですね。

怒涛のように動いた今回。
この先を思うとどうにも苦しそうで辛そうで、
でも、それでもまっすぐ前を向くであろう澪を見届けたくて。
いままで以上に次巻が待ち遠しく、また、出てほしくないなあとも思っちゃう私なのでした。。。


で。
このシリーズ始まって初めて。
作ってみました。「大根の油焼き」(写真は完成品~/笑)

楽しかった。
前日一日、半月切りした大根を窓辺に干し。

なぜか「半月」じゃない大根があるのは、朝ぼぉ~~~~っと切ってたら向きを間違えたのでした!(爆)
その切れ端も一緒に干しておいて、すっかり乾いた切干状態になったのをパクっと食べてみたらおいしかった!

我が家には「粉山椒」を苦手なお子様がいらっしゃるので、
万能ねぎを散らしたけど、、、。
やっぱり、ね。
レシピ通りの山椒のピリっとした締りがほしいな、と大人は思いましたです。
でも、おいしかった!
干してるときも妙に楽しく
また作ろ~~っって思います

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やっほっい!

2011年07月16日 17時00分39秒 | ☆本☆
今日の収穫!

積読がまた増えたーっ!

嬉しいっ!
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図書館革命

2011年07月03日 23時23分38秒 | ☆本☆
有川 浩 著
角川文庫

図書館戦争シリーズ本編最終巻、読了。
現実と重なりつつ(自主規制もしくは善意という名の驚くほど狭い考え方?)
こんな世にならないようにと願う。

図書隊と未来企画をつなげた柴崎がすごい!あーもぉ!とっとと手塚とひっつきなさい!
堂上と郁にはびっくり。でもまあ、この二人だとこのくらい極限状態にならないと前に自力で進まなかったかな。

…しかし気付くと。
根幹にあるテーマに見事にコイバナを絡めて、最後はそちらに重心を移して締める。
この作品づくりの巧みさが、
荒唐無稽ではあるけれど、よく考えれば現実に大切な目をそらせないテーマを
読者に重すぎず、でも流すことはできない強さで伝えられるんだろう。

新宿の本屋さん、トラックの運ちゃん。そして大阪のおばちゃん達に乾杯!!

さあ次は番外編。どんな物語が綴られるのかな?楽しみに待とう。

巻末、児玉清さんとの対談に学び、そして涙。
創作の仕方から演劇論まで非常に興味深い。

戯曲はものすごく苦手だけれど、読んでみるか?

もう一つのシアター!
これなら大丈夫かなぁ?

……過去の自分を振り返ると、最後まで読み通す自信がほとんどないんだけれど……
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読み出すと止まらない

2011年07月02日 07時59分08秒 | ☆本☆
有川浩、図書館シリーズ。

ずっとおっきい本のままで
手を出せなかったこのシリーズが、
今年はほぼ毎月1冊ずつ文庫化ってことをしてくれていて。

手に取ると。

もお、他の事は何にもしたくない、
って状態になる。


タイトルから想像していたものとは
全く違ったその内容。


深く。
深く考えさせられる「表現の自由」ということば。


ああ、続きを読みたい!

けど、今日は仕事のあと学校だー!!!!
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コロボックルの世界へ。

2011年06月04日 00時13分27秒 | ☆本☆
とてもとても、懐かしいシリーズ。

佐藤さとる 著 村上勉 挿絵

コロボックル物語1。
「だれも知らない小さな国」

講談社文庫




久々に手にするこの物語。
挿絵も大好きな村上さんで一緒。


そして。

読み始めたら。



最近のすさんだ心に染みとおるように、やわらかい暖かいものが入ってきた。
子どものころに夢中になった作品を、
いま、改めて手に取るってこんな感覚になるんだ・・・・・。

10年単位で読んでいなかった物語。
下手したら・・・30年ぶり、、くらい?
いや、それ以上か。

なのに。
そう。
本を手にして扉を開けばそこには。

決して変わらない世界が広がっている。
あの頃感じたこと。
いま、感じること。
まるで変わっていないと思ったり、
変わっているなと思ったり。

でも。
一番の収穫は。

本当に。
こころに潤いってこういうことだ・・・と実感したこと。
読みながら、手足の先まであたたまるような、やわらかくなるような。
不思議な感覚を覚えた。

幸福感。
満たされる感じ。


長い年月を経てまた。
私の手元に来てくれたことに、ありがとう。


巻末。
梨木さんの解説の冒頭に。

「幼い頃からの愛読書がある、というのは幸福なことだと思う。」

と、ある。
その通りだと思う。


私の歩みと一緒にいつも必ず隣にある1冊、
「霧の向こうのふしぎな町」
とはまた違う、懐かしい再会の喜び。
おしえてもらいました。

コロボックルの世界に、また足を運ぼう。
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謎解きはディナーのあとで

2011年05月04日 21時12分14秒 | ☆本☆
東川 篤哉 著 小学館
今期本屋大賞受賞作品。



個人的には甚だ疑問。。。と、辛口感想です。
作品をお気に入りの方は・・・どうぞここまでで・・・・・。

あくまでも。毎度おなじみ私の勝手な感想です。
ネタバレ・・はないと思うけど、
その雰囲気も知りたくないってかたも、どうかここまでで。。。







いきます。


正直、買うツモリもなくいたんだけれど、
電車とかであちこちに貼ってあるポスターや小さなシール(?)に、
ちょっと気にはなっていた。
で。
中学生が「読んでみたい」なんていうもんだから。。
ついうっかり。。高いのに買っちゃったんだよなあ。
ノミネートされてはいたけれど、受賞する前でした。
中学生には馴染みやすく楽しい物語だったみたいです。
友達にも貸して回し読みしてました。
入門というか、活字から離れてる人たちを引き戻すことは、、できるのかもしれないな。
本屋大賞って、、そういえば「四日間の奇蹟」以来2冊目か。
普段管理人。○○大賞とか全く感知しない人なので。


実は少し、いやかなり…自分的には後悔・・・・。


期待しすぎたのか、それともこれもまた新しい文章形態なのか。。
どうしようもなくうっとおしい言い回しの箇所多数。
それは。
隠れ超お嬢様刑事と国立署の警部の、事件現場での行動とことばと心の中のことば・・・。
(あ、つまるところ描写全部か・・・/爆)
これがキツイ。
まぬけすぎる警部もいやだし、
お嬢様刑事の文句もうんざりするし。

これがなければそれなりに楽しいけど。。
そしたらミステリーとして成り立たない・・・ ・・・ね。


執事とお嬢様の掛け合いはすごく楽しい。
そのリズムはとっても心地よく、
もっとやれ~~(え?)
とか思っちゃう。

・・・・だってお嬢様。
よく警察就職できたわねってくらい、、無知・・・・(爆)
影山氏じゃなくても突っ込みたくなるよっ。

影山氏に焦点あてて、組みなおしません?
そしたらすっごく好みの作品に、、ってなんて身勝手な私。。
あのリズムがなぜ事件現場の描写で出せないかなあ。。
っていうか、変に狙いすぎ(?)なのかな。
・・・・何を狙ってるのかも良く判らないんですが。


推理小説大好きで、刑事ドラマ観たおしている私のような人種には、
あまりといえばあまりな事件への対応の仕方に・・・・・
「突っ込んじゃいけない、これはそういうお話ではない、、」
と言い聞かせ続けないと、ラストまで読むことは困難でした。。
まぬけ警部に怒りさえ覚え・・・・(汗)

目の前で人が死んでいるのに、刑事としてそれはありですか?

執事とお嬢様部分が良いだけに、とっても残念。


次はどうにもこうにも、『がっつり推理物』が読みたくなって。
高くて躊躇していた有栖川有栖氏の女王国の城(上下巻)を衝動買い。
読み始めてます。
(江神シリーズは初めてなんだけど、シリーズ途中でも大丈夫かなあ?)
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