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2025年3月の読書 0能者ミナト完結

2025年04月02日 08時09分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ

シリーズ物の完結はどんな作品もいつでも感慨深い。よく待ったな、諦めなくて良かったな、と。

そして宮部みゆき作品にまたまた魅了された月。うれしい誤算に再読万歳!でした。


読んだ本の数:4
読んだページ数:1563
ナイス数:116

天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を (実業之日本社文庫)天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を (実業之日本社文庫)感想
再読)初読は角川文庫版にて)神酒クリニックの面々のプロフェッショナルぶりが完全に振り切れていて、作者さんこういう設定好きだなぁ、と再度思う。ストーリーはどんどん絡まりながら全てを綺麗に収めてくれて軽く読むには心地よい。設定かなりグロ(苦手)も入ってくるのにこの作者さんだと読めてしまう。冒頭とラストの兄妹の会話は今回加筆された部分で楽しいんだけれど、もう一回買い直さないとってのが初めの方を持っている立場としては複雑では、ある。桜井刑事さんがこっちにも登場していたのは失念してたんでちょっと楽しんだ。
読了日:03月29日 著者:知念 実希人
0能者ミナト<12> (メディアワークス文庫)0能者ミナト<12> (メディアワークス文庫)感想
7年ぶりの新刊。そしてこれが最終、完結だそう。久しぶり過ぎて、また振り返らないとダメかな?と思ったのは杞憂で、あっという間に懐かしい世界に入り込んだ。ミナトが面白いし大人!?そして子どもたちが本当に素晴らしい。今まで一切見せなかった姿を良い面も意外な面も見られて、ラストに相応しいというか、このシリーズとして最上のお終い、な気がする。楽しめた。5人の喫茶店風景も含めてまた、いつかどこかで(あとがきでお話しされたようにセカンドシーズンでもシンでもリターンズでも(笑)会えたらいいな、と読み終えた
読了日:03月19日 著者:葉山 透
桜ほうさら(下) (PHP文芸文庫)桜ほうさら(下) (PHP文芸文庫)感想
再読)富勘長屋のお侍さん。そっか。そうだった。私は人間出来てないから勝之介を、その母をどうしても最後まで理解できないし許せない。けれども笙之介をこの世に留まらせてくれたことだけはよかった。利用され傷付けられ、けれどこの先はきっと…と思えるラスト。もしかしてきたきた捕物帖でまた会うことができるかな?会えたらいいな。
読了日:03月12日 著者:宮部 みゆき
桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)感想
再読)きたきた捕物帖からの振り返り)父の巻き込まれたものが何なのかを知る為に江戸に出てきた主人公の、その優柔不断な性格の為か、重苦しい目的をつい忘れてしまう江戸暮らしに笑いながら楽しんでしまった。富勘長屋の面々、貸本屋の治兵衛。きたきた捕物帖と重ねて、ああ…と複雑な想いも抱えつつ、この先に怯えつつ、下巻に進む。(再読なのに初読くらいに覚えていないワタシのトリアタマ)
読了日:03月10日 著者:宮部 みゆき